先週書いていたけれど、昨日は東京出張。
納戸/gallery DEN5「代田橋ナンドナーレⅡ」に伺った。
たくさんの作品が並ぶなか、空中にモビールのように「展覧会案内ハガキ(DM)」が対でぶらさがっていて、その作品にとても魅かれた。素材とされたDMは
(友人が運営している)板橋の地下空間「Dungeon」でのもので、なぜここにと驚いてそのロゴにまず目がいったけれど、時折揺れ動いたりするようすをずっと眺めながら、どこか味わい深さを感じていた。


言水ヘリオさんの作品。このDMの特殊性(表裏が無いなど)は知っていたけれど、話を聞くとまさにその特殊性から作品化したとのこと。他者のDMを自分の表現に転化させるさまが“綺麗”で、階下納戸の生ビールもおいしく進んでしばしほろ酔い気分。
ちなみに肴は「(ジョージアよりの)ロシア南部の白いビーフストロガノフ」と名付けられた一品。ターメリックバターライスをつけてもらった。この日はジョージア特集だった。
※上の画像は言水さんの承諾をえて掲載しています


納戸外観。めんそーれ大都市場の入り口にある。写真を撮ろうとしたら帰宅を急ぐ高校生が通りかかった。
高崎まで行ったから
群馬県立近代美術館まで足を伸ばし、開催中の「
ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」に。
大きな公園のなかにある美術館で、建築の設計は磯崎新。


先週の東京出張時から。銀座にて。
みずすまし亭さんが街歩きの際ショーウィンド内のマネキンの写真をよく撮っていて、それへのオマージュとして銀座のマネキンを撮ってみた。トリッキーに撮るのは、ありていにいえば“好み”。

今回の出張は
先に書いたようにウィリアムモリスの25周年記念・絵てがみ展が主目的にあったが、同店は原則店内撮影禁止となっているから、画像は外観のみ。

「四角い宇宙」展は、これまで同店で個展をした作家(242名)に依頼し、届いた絵てがみを一堂に展示したというもの。25年という時のなかではすでに亡くなられた作家などもやはりおられて、実際に飾られているのはたしか200人弱くらい。何人という正確な数字も昨日聞いてはいたがちょっとうろ覚えである。約10年前に個展をしている私もその242名のなかに入っているが、その“作品”たる絵てがみはといえば相も変わらない出来。
小腹が空いていたこともあって、いつもは決まってコーヒーだけれどこの日はシナモントーストも一緒にと洒落てみた。写真は無いが実に美味しい。ビール+チーズトーストの組み合わせもいいかと迷ったが、まぁそちらは次回に。

相も変わらず
渋谷駅前は再開発工事中だった。けれど工事用のシートの貼り方が妙にデザイン化されていて、面白く眺めていた。この異色さ造形感覚は眺めるだけでは当然ダメで、店内でカメラを一切使わなかった分、(同行者がいたというのにしばし待っていてもらい)こちらでひたすら撮ったというわけだ。


昨日は東京・銀座に。
来月の展覧会のPRもあるのでそれをおこないつついくつかギャラリーを廻る。道中、銀座シャネルがなにやら工事なのか、外壁に足場が組まれている光景を見つけた。アーケードの、チープなブレースの仮設スタイルもはまり、写真におさめたというわけだ。
他、青山まで足を伸ばし辰野登恵子展(ギャラリー石榴 南青山Room)も。
好きな作家で、知人が
フェイスブックで情報を挙げていて、観たいと思っていたのだった。
1st.代田橋ナンドナーレを開催中の「納戸/gallery DEN5」に行く。ナンドでのナンドナーレである。
gallery DEN5の「5」というのは、
前身の「現代ハイツ」時代にふたつのギャラリースペースがあったこと、
そのまた前となる経堂の「ギャルリ・ド・カフェ伝」は1階のほか2階を「ギャラリーFLOOR2」として計ふたつのギャラリースペースで運営していたことから、30数年にもわたる活動のなかでここがDen5番目ということなのだろう。


1階の立ち飲み屋「納戸」と階上のギャラリーとは勿論オーナーは同一で、「独自の表現を思考する作家の作品に、いろいろなひとが開放された日常空間で出会える場」として、一体で運営されている。
2階に上る急な階段は
経堂時代のハシゴのような階段を(あそこまで急角度ではないんだけれども)彷彿させ、ギャラリーの白く、センスよい空間とあわせ経堂のギャラリーFLOOR2が戻ってきたかのような、そんな心地よい感覚をを思い起こしていた。そんな空間がとても嬉しく、納戸での生ビールもいっそうすすんだわけだ。
上の画像、縄のれん部分が1階「納戸」の入口。ギャラリーへのドアは別に分かれていて、階段から(立ち飲み屋さんを見下ろしその雰囲気を感じながら)直接行けます。雰囲気を感じられる、というのはミソだよなと思いつつ、赤ミソの煮込みを頼んだ。美味。
港南台駅近く。
港南台への出張は当初計画の1泊2日が、前後に新潟での予定が入り込んだりして日程が二転三転、都合がつかず最終的に日帰り強行軍に変更になっていた。時間を計算したらギリギリで、だからあらかじめ電車の時刻表をチェックしタイムスケジュールを細かくたてて臨むほどだったけれど。
だからいくつかの(当初考えにあった)展覧会訪問は出来なかったが、そんななかでも、まぁ歩行中に写真は撮るのである。
一昨日のセブンイレブンから数え、同駅近辺街並み写真はこれで3枚目。
「時間ギリギリ」なんて言いながらも、最後に夕食を中華街で食べるという行程は(横浜まで出たのならばと)ちゃんと入れていた。いつもの福龍酒家。合流した作家と打ち合わせ兼ね。