雪国特有の雁木通りに掲げられた、あいさつ通りの看板。
首都圏在住の知人がやはり建築好きで、先の連休は新潟まで来ていて、長岡や柏崎などで建築行脚をしていたとフェイスブックに記していたのを読んでいた。
だから、てっきりそのときの「建築行脚」がつぶさに書かれていると思い氏のサイト(「雑記帳」と題されたblog形式のコラム)を覗いてみたのだが、一瞬ちょっと驚いた。行かれていたはずの長岡・摂田屋地区、そこでの古い建造物の話ではなく、
真っ先に、まず11月24日に書かれていたのが「小嶋屋CoCoLo長岡店での大瀧洋平展」だったから。
でも考えてみれば、氏が大瀧作品に興味をひく理由もわかるから、おそらくこれも目的のひとつに組み入れて今回の旅程をたてられたのかもしれない。書かれていた作品レビューからも伺えるし、「(作品が飾られているのでなければ)
わたや派の私としては好んで同店舗には入らないかも知れぬ。 蕎麦&アートの企画は重要ですゾ」という指摘もなされている。
そのコラムには
閉店した銀座店の名前もサッと記されていて、その店名をつい懐かしく読んだが、こちらも考えてみれば
まだ1年も経っていない話。今年はだいぶめまぐるしく新しい仕事に取り組んだからなのか、妙に懐かしい感じを受けたのであった。人づてに、銀座ニューメルサはその後リニューアルオープンしたと聞いた。リニューアルオープンを観に行きつつ銀座界隈の写真撮影を
以前好んでしていたようにやりたいと思っていながら、なかなか行けないでいる。
ちなみに書けば、この場合のリニューアルオープンへの興味というのは、改修の理由となった「耐震補強工事」にある。小嶋屋の跡地のレストラン街がどのようにリニューアルされたのかの興味もまぁありはするけれど、耐震補強用の壁ブレース等がどのように入ったのか、それをどう外に見せずにおさめたか、あるいは意図的に構造材を見せてデザインしたのか、そんな建築構造デザインにひかれるのである。