昨日・一昨日と、この週末は
ギャラリー湯山「巳巳展×外山文彦展」に在廊していました。

昨日の日曜日は一日中の在廊で、朝の天候が悪かったのでそう人出も無いかなと思っていたのですが、午後2時すぎくらいから後半に来場者が立て続きました。空いていた時間は作品の撮影に充てていましたが、そのとき建物関連で狙って撮っていたのが上の画像。
窓の縦格子越しに覗く外の風景と縦スリット。
下はそれとは意味は異なりますが、ギャラリー内部から庭の前山忠作品(常設作品、黄色のフレーム)を覗いた図。
今回の展覧会では、まず
作品の設営作業で3日間ギャラリーに滞在していて、会期中も頻繁な在廊ですので、帰りがけにでも当地の松之山温泉に寄るのもいいと思うのですが、長岡への戻り時間等々もあってそう行けていませんでした。この週末は久々に、ギャラリーからの帰路に“鷹の湯”に。

ギャラリー湯山から近いところに
ナステビュウ湯の山という日帰り温泉施設があり、こちらのほうは大広間やお土産売り場があったり、入浴だけでなく食事も出来たりします。一方、松之山温泉街のなかにある“鷹の湯”は所謂観光施設的感覚は皆無で、地元のかたが軽トラックで気軽に入浴しに来るようなイメージ。川沿いに建ち、その川に面して小さな露天風呂あり。

作品制作中。先日は「赤い」“絵”だったが今度は「青い」もの。新聞紙の上で乾かしている最中である。
赤い作品のときは赤いビタミンと言われるB12を飲んだなぁと、はて、では青いビタミンってあるのだろうか。と何気なく思って検索したところ「ビタミン青汁」が出てきた。うーんアオジルかと、個人的嗜好ではちょっと飲みたくない。
午後に作品の制作をしていた。
厳密性を抜きにして一言にするならいわゆる“絵”を描いていたとなるのだろうが、アクションペインティングみたいに身体を大きく動かすことはなく、同じ姿勢を保ったうえで筆を同じようにひたすら静かに動かすという淡々とした行為だから、集中して続けていたら腰が痛くなってきた。とりあえずは、ビタミンB12の常備薬があるからそれをとろうかなといったところか。
3年くらい前に突然酷い腰痛になった際の経験で、こういうときはビタミンB12がよく効くと知っていたのである。
今日の作品を、まだ完成ではないし画像は一角だけの部分として1枚。これを見てもだから何?といったところだろうけれど、赤一色の“絵”。キャンヴァスに描くのではなく、今回は和紙をベースにしている。

因みにビタミンB12は「赤いビタミン」と言われているらしい。書きながらなんだか赤つながりのblogかねと思ったけれど、赤い作品との関連は勿論ない。
本来は何かの看板だったのだろうが取り外され、フレームの鉄骨だけが遺されているさまを見つける。
風景を区切るかのように、フレーム越しに見るというわけだ。
雪もここまで降るとそのエネルギーたるやものすごいもので、今年の大雪には自分自身のエネルギーもすっかりそちらに消費されてしまった感がある。でもそんな中でも、いや逆にそんな中だからとささやかに雪の写真を撮ってblogに載せていたら、今月はシリーズのように連日続いた。
実況中継のようなモロなやつではなく、視点をずらしてということさらの意識もなく、日常のささやかな楽しみとして撮っていたものだったが、評判がだいぶいいようだ。雪だからだろうか。先日も某社長が“こないだの落雪注意ってやつあれいいねぇ”とわざわざ言ってきたりした。
だからそうした写真のindexを作ってみることにしたのだが、でもちょっと言葉遊びをしたくなり、タイトルは7文字統一に、かつ体言止めにして新たに仕立てている。カッコ内は原題というか、掲載当時のタイトル。
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2018.02.06-02.13 雪の写真/index
2018.02.13
本日の雪だるま (同左)
2018.02.12
駅舎と雪の表情 (長岡駅と雪のかたち)
2018.02.11
妻有の雪アート (10年前の今日も雪)
※番外編
2018.02.10
落雪注意の看板 (注意喚起のはずなのに)
2018.02.10
日の光と雪の形 (長岡造形大学卒業修了研究展-02)
2018.02.09
外部階段の積雪 (長岡造形大学卒業修了研究展)
2018.02.08
雪による再変換 (変換された白いオブジェは)
2018.02.06
上書きされた役 (白いオブジェへの変換)

一昨日に
「看板としての役割を雪で上書きされて失い、白いオブジェと化した」立看板の写真を載せていたが、今日同じところを通ったら連日の大雪で完全に埋まってしまっていて、オブジェに変換されたはずがその存在さえ消え去っていた。いつのまにかさらに変換したということか。
大雪にエネルギーをとられ消耗しまくっているが、こういう光景の偶然の発見が美術視点でとても面白く、せめてもの救い。

ギャラリーみつけ。1階のエントランスから奥のエレベーター側に向かう通路は全面ガラス張りになっていて、その短い通路にギャラリーの若いスタッフがイルミネーションを飾り付けた。そこで撮ってみたのが上。ガラスの反射を使って撮っていて、トリッキーな味も出ていて気に入っている。だからカテゴリーは最初「
ギャラリーみつけの日々」にしていたのを差し替え、「今日の作品」である。
ちなみに書いておけば多重露光ではなく、一発撮り。
長岡造形大学にて
反射と幾何学的な関係が面白く、写真「作品」として。

建築工事現場。渡り廊下のような通路の外壁に、特注の大きなガラスが取り付けられている。
取り付けられたばかりのガラスはあまりに綺麗で、「ガラス注意」という貼り紙がないとその存在に気づき辛い。だから、陽が射し込んでの「影」を捉えてみた。綺麗過ぎて見えなかった存在を見たということか。
小さな板があったことをいいことに突然ボールペンで描いてみたキリン。
年賀状でも干支のひつじを描かなかったくせに、夏におこなうことになっている「動物がテーマの企画展」の企画を考えていたらちょっと動物の絵を描きたくなったのだ。本人的にはなかなか気に入っている。
いい加減に描いているように見せつついちおう緊張してペンを走らせているのは、
蛭子氏がいつか言っていた極意そのまま。ふだんはミニマルな作品ばかりだから、たまにこういうことも新鮮ではある。
よせばいいのにかぐや姫の「神田川」を思い出し、二十四色ではないがクレパスを注文したので、色も入れてみようなんて考えてしまった。しまうまを描けばストライプカラーでよかったが、「しまうま」のかたちは絵としてうまく思い出せなかった。