当初「霊媒探偵・城塚翡翠」として始まったテレビドラマは途中で「invert城塚翡翠倒叙集」にと変わり、昨日はその最終回。もはやワクワクして一刻も早く見たいという感覚は失っていて、録画したものをようやく視聴。
「信用ならない目撃者」と題された回。先週が“前編”で、その初っ端、探偵社社長が依頼者に対して嘘の報告をする一連のシーンは、まんま刑事コロンボ「指輪の爪あと」と同じで、その後出てきた、目撃者に対して犯人がアクションをとりその証言をあやふやにさせるなんてのは、同じく刑事コロンボ「ホリスター将軍のコレクション」を彷彿させていた。
だからまさか、昨日の後編の最後の謎解き部分までもがコロンボで、「5時30分の目撃者」と同じとなるとは思わなかった。目撃者は(酔っぱらってたりで)結局目撃者ではなく、目撃者をそのとき目撃した犯人自身が真の目撃者であったという逆接のオチである。ここまであからさまだと勿論作者的には意図してコロンボを組み合わせていると思うけれど、でも私にはオマージュという感じはあまり受けず、模倣とか剽窃とか引用とかの言葉もあるが古畑任三郎ティストがちりばめられていることも含め、もしも綺麗に言うのだったらコラージュとでもなるのだろうか。
面白くなることを期待しつつしばらくは見ようとは思う…と初回放送時に書いていた。たしかに最終話は、「倒叙式」ミステリーだと言ってきたことを逆手にとるような仕掛け(叙述トリック)だったり見応えとしてはあったのだろうけれど、ミステリードラマとしてのその期待は初回から高まることなくそのまま終わったというところか。まぁ翡翠(清原果耶)と真(小芝風花)のコンビはコミカルな味もよく出ていたし面白くあったから、よしとしている。
最後に真が「いつか、あんたのことを教えてよ」と、謎に包まれるような翡翠に対し言ったけれど、
わたし的にはそう言っている千和崎真も謎で終わったよなと思っていた。どちらかというなら気にかかるのは千和崎真のほう。かつて優秀な探偵だったとか何だとか、他者が匂わすかたちで断片的には出ていたけれど。
さて画像はそんなこととは全く関係なく、窓ガラスの水滴。

昨日の日曜から新しく始まったテレビドラマ「霊媒探偵・城塚翡翠」。
推理モノは好きであるが“霊媒探偵”云々となんだかオカルトっぽい標題に最初は引き気味でいたところ、未読の原作「
medium 霊媒探偵城塚翡翠 (著:相沢沙呼)」は「ミステリー賞5冠獲得のベストセラー小説」だという触れ込みと小芝風花さんも助演的な役で出ていることを聞き、
「アストリッドとラファエル-文書係の事件録」もちょうど終わったし週に1つくらいは見るテレビドラマがあってもいいよなと、試しに見ることにした。リアルタイムでは見ないから録画で、視聴は1日経ったついいまほど。
初回の感想としては、ミステリーの賞をとりまくったにしてはトリック的にはチープで、霊媒師が降霊して犯人を突き止めるというのはこのドラマのきっと見所なのかもしれないけれど、今回の事件では結構出ていた状況証拠からその前にちょっと想像もついてしまっていたから、なかなか「嵌る」とまではいかない。でも第2回目以降の伏線も出ていたし、霊媒とか降霊とかは好みとは違うけれどミステリー賞5冠の肩書きはさすがにそれで終わっちゃいけないよねと、面白くなることを期待しつつしばらくは見ようとは思う。
(2022.10.17 pm19:00)

前回(一昨日)に書いていた「アストリッドとラファエル-文書係の事件録、最終回(第1シーズン)」では、物語の途中、アストリッドとラファエルの二人の会話中にバッハの音楽にまつわる謎についての話が出てきていた。邦題に「五線譜の暗号」とややネタバレっぽくあるように、音楽の話は単なる雑談の一節でも知識の披露でもなくて最後に重要な意味が出てくるけれど、それを見ていたらバッハのゴールドベルク変奏曲のCDを持っていると思い出した。
ふだんクラッシックを聴くことはなく、クラッシック音楽のCD所有は稀。買い求めるときには「これが聴きたい」という何か確固とした理由があったことを憶えているが、それが何だったかはもうだいぶ以前の事で忘却の彼方。モノ(CD)だけが残されてると今日の(blog用の)写真としてみた。
さてアストリッドは今回、「人と違う私を皆笑うが私は人と同じ彼らを笑う」と早口で2回も語っていた。
カート・コバーンの言葉の引用で原文は「They laugh at me because I’m different; I laugh at them because they’re all the same.」となるようだ。直訳すると「彼らは私が違うから笑い…」でそれを本家フランスではどう仏訳したかはわからないけれど、日本語版の上記吹替翻訳はアストリッドらしさをも十分感じさせるもので、綺麗だ。
印象に強く残る言葉だからとカート・コバーンのことを調べていて、英語の原文らしきものを見つけ翻訳者の妙に気付いたわけだ。この最終回の吹替翻訳は石原千麻さん。

エックス展vol.12、昨日終了しました。
会期中は会場に詰めていたのでその分日々の時間は押されるわけでして、日常業務はやはりタイトになっておりました。blogは展覧会の広報だと思って日々アップしてましたが、押されたものへの対応は今週するので、展覧会は終わったと言ってもタイトさはまだまだ続きそうです。エックス展でのこれまでに載せていない画像もいくつかアップしたく思っていますが、ですのですぐというのも難しく、近日ということになりそうです。
そんななかで挙げたのは、
先日
「カメが展覧会を見ていた」と小野澤さんの作品(の一部)を載せましたがそれに対しての「カメは見られていた」(誰に?杉崎那朗さん制作の鉄彫刻の女性像「夜の湖畔」に)という図。意味はあんまりありません。
さて昨夜が
(第1シーズンの)最終回だったフランスのテレビドラマ「アストリッドとラファエル-文書係の事件録」。録画していた、「五線譜の暗号」と題された最終回を見ました。
前週の第9回「消えた遺体」も出来がすこぶるいいと思っていたけれど、さすが最終回とあっては力も一段と入るのか、それ以上の秀逸ぶり。冒頭数秒すぐ発生し、犯人の顔もそこで呈示される殺人事件はやはりトリッキーだったけれど、全体の構造をシンプルにしている分、アストリッドとラファエルの互いの、お互いに対しての心理描写というのか人物描写がよく巧妙な伏線も映えます。映像も綺麗で、例えば物語最後のほう、殺害された(アストリッドの)後見人の遺体安置室にアストリッドがひとり向かう1シーンで、木の枠越しに見るところはフェルメールの絵画を思わせるようでした。
最終回と言えば、
以前書いていた連続テレビ小説「ちむどんどん」がエックス展の終盤に最終回を迎えていた。会期中は朝の時間特に忙しくてテレビを見るなんて感覚はないものの、
連続テレビ小説を見る習慣はまったくなかったのに見始めたこともあってか、時計代わりにとりあえずテレビをつけっ放し。最終回なのに妹が原因不明大病の入院シーンが続き、残り時間わずかなのによくわからない展開してるなと思ってたら、1~2分後には何十年か経ったようで気付いたときには全員白髪頭になっていた。妹が死ぬかもしれないときになぜか海に行っているシーンが横目に見えていたから、浜辺で玉手箱でも拾って開けちゃったんかいねと昼の再放送を録画予約入れた。
録画みなおすとフランスドラマとの密度の異なりは置いておいても、原因不明の病気は原因不明で全快(体が弱い設定だったはずが風邪さえもひかない)しているし、タクシーの無銭乗車はしてたしで、別な意味での“さすが”の最終回、最後まで一貫するかのような流石ちむどんどん品質でありました。
(2022.10.03 pm19:30)
●2022.10.05追記
バッハとカート・コバーン
日曜の夜にNHKで放送中の、フランスのテレビドラマ「アストリッドとラファエル-文書係の事件録」が面白いと先週知人から聞き、この日曜(21日)の放送を録画して視聴。
雑談の中でそのフランスの犯罪ミステリーの話が出てきたとき、「もう何回か放送されている」「次回は“後編”になる」という説明に今から見だすのもフランスものだし面倒くさそうだなぁなんて思いはしたが、主人公の(事件を解決する役の)女性は自閉症を抱えていて、その日本語吹替が貫地谷しほりでそれが上手いんだと聞かされて俄然興味を持った。貫地谷さんはもう10年以上前となるが主演した
「キミ犯人じゃないよね?」なる深夜ドラマでのコメディエンヌぶりがとてもよかったと覚えていて、そのときの印象からも吹き替えは面白そうに思ったのだ。
で、第4回となる「呪われた家・後編」を見る。
いきなり後編を観るにあたっては特に何も調べず、事前の予備知識は上記2つだけで臨むことにし、しかも登場人物の多い相当複雑な、込み入った事件の解決編という回だったけれどとりあえずそれなりには愉しんだ。アストリッドとラファエルの関係性というのかアウトラインは捉えられたから、次回以降もぜひ観ようという感想を持つ。声優として難しい役どころとなる貫地谷さんもやはり流石である。
視聴後にウィキでこのドラマを調べると「脚本家の1人であるアレクサンドル・ド・セガンは、(主人公の)アストリッドのキャラクターを『自閉症の天才』といったステレオタイプからはできる限り遠いものにしたいと考え」て文献調査や多くの自閉症当事者からの助言を得たとあった。主人公のなにげない所作やセリフとかにも気をひかれたのだが、そうした背景があるゆえなのかもしれない。
NHKの連続テレビ小説なる朝のドラマを見る習慣はなく、いま放送中の「ちむどんどん」を見たことが無い。黒島結菜さんが主演というのは知っていたもののイタリアンレストランが舞台とか料理人が主人公とかを割と最近まで知らずにいて、だったら見ておきたかったなとそのとき思ったのだが、ドラマの評判はなんだかすこぶる悪いらしい。
黒島結菜さんといえば、別に自慢でも何でもないのだが最近“とあるきっかけ”で思い出したから書いちゃうと、彼女が子役時代に出演したテレビドラマのDVDボックスを持っている。まぁ出演したといっても全11話のなかの1回、ほんの数秒のチョイ役。「別荘でケータリングを頼む家族の孫・1」というもので役に名前は与えられて無い。ただ「次の料理も楽しみ~」といったセリフ一言は与えられていて、だからだと思うがエンディングロールには黒島結菜と記載がある。クレジットの類を念入りに見る癖があるのであれ?と気付いたわけだ。
約10年前のドラマだから中学生くらいのころとすれば該当する役は他に無く、そう言われれば面影もあるねとすぐわかる。まぁセリフはあっても映るのは一瞬、言われなければまずわからないだろうけれど。
自慢にもならないからこんなことはすっかり忘れていたのだが、デザイナーのYさんが自身のblogに時折黒島さんのことを書いていてどうも注目しているようだったから氏との打ち合わせの際、雑談で女優黒島結菜の話をしてたらそういえば子役時のDVDを持ってた云々と急に思い出したのである。
これがそのドラマ「dinner」。日本のテレビドラマをDVDで買う趣味は無く、唯一持っているものになる。リアルタイムで(序盤第3話くらいから)見ていたドラマが面白くて、割と近年になってからアマゾンあたりで偶然見つけたのを機に、再度見たくて買い求めたんだと思う。
ちなみにこの「dinner」もイタリアンレストランが舞台で、「ちむどんどん」と同じなんですね。偶然だけれど面白い符合。
ただ、ちむどんどんは(見たこと無いからネットでの断片情報や知人からの話の受け売りになるが)調理シーン等々あんまり出て来ないらしく、あるいは出てきてもそんなに凄いものではないらしく、ほとんどレストラン店内と厨房とを舞台としたdinnerとは相当異なる。
dinnerは有名イタリアンのオーナシェフ(風間杜夫)が倒れその娘(倉科カナ)が支配人として右往左往するところから始まり、だからスタートはシリアスなのだが次第にコミカル色を増していく。アンジャッシュのコントを彷彿させるような回もあってコメディとしても面白くみれていたのは、そもそもの調理シーンやホールの接客シーンといったものが本格的で、リアルで支えていたこともありそうか。ちむどんどんへのネガティブ意見を目にしてたらそんなことが頭に浮かんだ。
そういえば1か月くらい前、ミステリー好きのKさんからテレビドラマの古畑任三郎について聞かれたことがあった。なんでもユーチューブでいくつか見ているらしく、「イカの塩辛を口に詰めて殺すってのが昔の記憶にあるが、あれは誰がゲスト俳優のときだったか?」なる、まぁどうでもいいようなお尋ね。
そんな回あったねとシチュエーションは即座に浮かんだものの全体のストーリーや犯人を演じた陣内孝則の名前はすぐ出ずに3秒ほどかかってしまったが、数学者の話。殺される天才数学者の役、つまりイカの塩辛を詰められるのが田口浩正で、海外ロケのスペシャル版だった。手元に録画したDVDとかは無いけれど、スペシャルらしく手の込んだ、ひじょうに面白い回だったという記憶がある。
“田村正和さん追悼特番”で今晩、
古畑任三郎の放送があるという。
セレクトされたのはシリーズ最終話、松嶋菜々子がゲストとなる「ラスト・ダンス」。追悼ということでは最もふさわしいエピソードなのかもしれないけれど、個人的に推理モノとしてならば、同じくスペシャルものの上記数学者の話か、あるいは今泉刑事や西園寺刑事が出て来なくてすっきりしていた「すべて閣下の仕業」が見たかったところ。そんなことから先月の話がふと思いだされたのである。
今日のそのテレビ欄を見ていて出演者に小日向文世とあり、おぉ、たしか迷探偵か迷警部かコミカルなそんな役で冒頭に出ていたんだったなと気づいた。役名は「カルガリ探偵」みたいなものだったかなぁ?と思ってから「ブルガリ三四郎」の名前が出てくるまでこちらは30秒くらいかかったけれど。リアルタイムの放送時の印象に残っている。

半径5メートルなる今日から始まるテレビドラマは、1か月前だったか2か月前だったかそれは忘れたけれどヤフーか何かのニュースで流れてきていて、そのタイトルが目につき興味を覚えていた。
数年前に「徒歩7分」というタイトルで、
主人公の徒歩7分圏内で起きる小さな出来事を綴るという異色の連続ドラマがあって珍しく嵌って見ていたけれど、命名の仕方が同じだからだ。まぁそんなところから興味をひいたわけだが、こちらの主人公は女性週刊誌上で「読者の“半径5メートル”の話題」を掘り下げる編集者となるよう。主演は
チャンネルはそのままの芳根京子でそこにもひかれるけれども、さて今回は嵌りますかどうか。とりあえず本日の第一話は観たいと思っている。
(2021.04.30 am10:00)
エックス展会期中に時間的な余裕はとにかく無く、そのころ録画していた名探偵ポワロ「アクロイド殺人事件」をようやく観ることになった。BSで放映している、イギリスBBCのテレビドラマ版である。
で、結論として思ったのは、クリスティの原作「The Murder of Roger Ackroyd」(アクロイド殺し)を未読のひとはこのBBC版を絶対に見てはいけない、ということ。なぜかと言えば、ネタバレになるから少しはボカして書くと、なぜこの小説が名作とされアガサ・クリスティの代表作のひとつに数えられるのかは、発表当時にフェアかアンフェアかの一大論争を生んだ記述方法、「●●●が▲▲だった」という(当時の)革新性にこそあるが、BBCドラマ版ははなからその設定を捨てているから。そうなると、他に出てくる録音機のアリバイトリックなんかは現代からするともうチープすぎるし、犯人も(映像ではもう最初からピンときそうな人物で)意外性が小説とは一転まったくなくなるから、推理小説古典の名作なる肩書もどこかに消えてなくなるわけだ。別に肩書はなくてもいいのだけれど、原作未読のひとは「なぜこの話が代表作なのか」きちんと理解できず、訝しがって終わる寸法だ。
まぁアクロイド殺しはあまりに有名で、未読なのにどういう犯人なのかを知っているケースはよくあるから、またBBCもその前提での制作だろうと思われるから、いちいち今更言うこともないのかもしれないけれど。
ただ訝しがって終わった未読のひとがあとから原作小説を読もうとすると、「●●●が▲▲」という肝が小説冒頭にわかってしまい、驚きも何にもなくなる。1分で終わってしまう。そうしたひとはいるかしら。
ちなみに「未読なのに犯人を知っている」のは私もそのひとりではある。いつだったか
連載エッセイのネタにもした。さらに書けば、本事件のポワロの推理を研究した大学教授の本まで読んでいるのに原作小説のほうは(昨年の今ごろ田村隆一翻訳版を入手したものの)最終章周辺の一部だけでまだ全部は読んでない。
昨年のblogで
「犯人を知り」→「その推理への疑義の研究本を読み」→そこから原作読むのは順序がまったくもって逆、しかし裏側を知って読むというのも一興、と書いていたが、今回さらにテレビドラマ版もそこに加わったということになる。
そうした愉しみ方もいいと思うけれど、BBC版のエンディングについて書いておくと、犯人が自死するという設定をなんであんな大袈裟に立ち回るものにして、原作にある余韻みたいなものを消し去ったのか。
前に書いた検察側の証人もそうだったけれど、BBCの改訂版はどうも好みが合わなかったようで。
昨日の読売新聞「日本画巨匠の偽版画」を読んでいたらその裏側つまりテレビ欄に、「名作照明ドラマ」とあるのが目に入った。
最初「名作(の)“照明ドラマ”」というふうに見えてしまい、自ら名作と名乗るのも可笑しいしそもそも照明ドラマって何だろうと思ったが、よくよく見たら「“名作照明”(の)ドラマ」であった。とは言っても、専門店を舞台にする名作照明のドラマも珍しく、異色。さらにはNHK Eテレ、つまり教育テレビで放送されるというのも珍しい。珍しついでに、同紙にこの日載っていた試写記事の「光と影が織りなす映像が心の機敏をも照らし出して秀逸」なる記者感想にも興味を覚え、昨夜の第1回を見てみた。
登場人物は照明器具専門店の店員(黒島結菜)と店長(古舘寛治)に、訪れた客。ほぼこの3人。訪れる客は毎回ゲスト俳優が充てられて変わるのだろう。この日はイッセー尾形演じるすし屋の頑固職人。この道40年の古い寿司屋。特に凝った照明を求めたわけではなく自店の電球が切れたから100Wの電球を買いに来た、というただそれだけの話だけれど、その人物の背景にもさりげなくスポットがあてられ、物語となる。会話のテンポもカメラワークも独特なムードを醸し出し、なるほど、記者のいう「秀逸」というのもわかる気がする。映像が心の機敏をも照らし出すという表現は、照明ドラマにあってなるほどと思った次第。
全5回、月曜夜7:25~
●黒島結菜が「光」で苦悩を晴らす、NHK『ハルカの光』(cinra.net)
https://www.cinra.net/news/20201222-harukanohikari
バレエ監修を熊川哲也がおこなっているバレエドラマがあると最近になって知り、録画していた昨夜放送分を今夜は見ていた。
NHK BSプレミアムの「
カンパニー〜逆転のスワン〜」。
日曜夜放送のそのドラマは第3回になっていた。第1回第2回と見ておらず、web上であらすじなども敢えて調べもしなかったが、第3回にもかかわらず主要登場人物にはテロップで役名と肩書、それがバレエ団の人ならばプリンシパルとかバレエミストレスとかと記されて把握しやすいし、しかも初っ端からダンサーの謎めいた腰痛事件が起きなんだなんだとひきこまれるから、頭に入りやすくあった。あとから確認した部分も含めて大雑把な“あらすじ”を記すと
井ノ原快彦演じる総務一筋で生きてきたサラリーマンが、左遷でバレエ団に出向。バレエとは無縁だったのにそこで課されたのは『白鳥の湖』大規模公演を大入りにするという荒唐無稽なミッションで、主演ダンサーの腰痛事件などドタバタに巻き込まれながらも、バレエ団の年末興行の成功を目指す
といったところだろうか。
テレビドラマの類はほとんど見ないが
時たまひょんなことから嵌ってしまうものがある、と以前はよく書いていたが、なかなか最近、そううまい具合に「嵌る」までいかない。
昨年の「チャンネルはそのまま!」はわたし的なツボをついてはいたものの、観たのが“いきなり最終回”では嵌る愉しみを得る時間もなく終わるわけだ。今回のカンパニーは1話みただけだが面白くなりそうで、Kバレエカンパニーのバレエも出てきて久々に嵌るかなと直感。しばらく楽しみにしようと思う。
さて画像は本文とは全く関係なく、本日撮った一枚。移動中の信号待ちの際、車中から(
またもや)ディスプレイも覗かずシャッター押したもので、ピントもあわせてない。天気が良かった。
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