行楽日和だった昨日の日曜日は群馬県に。高崎市と前橋市。
大和由佳展とやなぎみわ展を観に行って以来だから群馬は半年ぶり。
一昨年
群馬県で初めて展覧会企画をした際に来場されたギャラリストのかたが、前橋市にある明治17年建築の木造建築「臨江閣」を使った現代アートプロジェクトを開催していて、お目当てはそちらと、高崎・
ギャラリー空華の吉村浩美展。あいだに
ビエントアーツギャラリーの古橋香「泥濘の島 - Islands in the Mud」展を挟んだ。アーツ前橋も動線上にあるけれど、ゆっくり廻っていたら時間切れでこちらは割愛。


画像は
臨江閣(の別館になるのかな?)で、アートプロジェクトはこの建物内ではなく"離れ"の茶室が会場。「RINKOU-KAKU”茶室”プロジェクト2019」と題され、3作家が「茶室空間で」1人1日ずつの短時間個展を連続させるというもの。昨日はその最終日で、展示作家は宮﨑優花さん。

臨江閣の日本庭園の背景には近隣の、ヤマダ電機の名を冠したドーム施設(ヤマダグリーンドーム前橋)の屋根がおさまっていた。大きな公園が隣接していて家族連れ等で賑わう。
アトリエZenで企画した現代美術展「地下光学」(2016年)の出展作家のひとりである大和由佳さんが高崎で個展をしているからと、昨日は群馬まで。近隣の
アーツ前橋で開催中の「
やなぎみわ展-神話機械」と合わせて。
群馬はここ数年何かと縁が出来ているが、訪問は
信田俊郎さんの個展(&県立近代美術館のウィリアムモリス展)を昨年見にきて以来の約1年ぶり。
大和 由佳 「インク・ケチャップ・漂白剤」
YUKA YAMATO EXHIBITION
会期:5月10日(金)‐6月10日(月)12:00-18:00(※火曜・水曜・木曜定休)
会場:
ビエント アーツ ギャラリー 【群馬県高崎市】
下の画像はアーツ前橋。内と外から。この後あわよくば群馬県立近代美術館の常設展にもと思ってはいたけれど、この日はここまで。上州の国道17号を少しドライブして帰る。



先日の東京出張時、渋谷駅の光景である。


渋谷は地下鉄銀座線の始発駅であるが、そのホームは(地下鉄のくせに)地上3階レベルにあり、
4~5年以上前からずっと再開発工事中。今回、廻るルートの関係で渋谷へは銀座線で向かったことから、そのホーム上と外観との双方から撮ってみたわけだ。
渋谷には老舗画廊喫茶のウイリアムモリスに寄る以外行くことも減って、
昨年の6月以来であろうか。駅前の、延々と続くかのように見えるダイナミックな工事は横浜駅の長期工事とはまた違い、ときどき見るに愉しい。
先週書いていたけれど、昨日は東京出張。
納戸/gallery DEN5「代田橋ナンドナーレⅡ」に伺った。
たくさんの作品が並ぶなか、空中にモビールのように「展覧会案内ハガキ(DM)」が対でぶらさがっていて、その作品にとても魅かれた。素材とされたDMは
(友人が運営している)板橋の地下空間「Dungeon」でのもので、なぜここにと驚いてそのロゴにまず目がいったけれど、時折揺れ動いたりするようすをずっと眺めながら、どこか味わい深さを感じていた。


言水ヘリオさんの作品。このDMの特殊性(表裏が無いなど)は知っていたけれど、話を聞くとまさにその特殊性から作品化したとのこと。他者のDMを自分の表現に転化させるさまが“綺麗”で、階下納戸の生ビールもおいしく進んでしばしほろ酔い気分。
ちなみに肴は「(ジョージアよりの)ロシア南部の白いビーフストロガノフ」と名付けられた一品。ターメリックバターライスをつけてもらった。この日はジョージア特集だった。
※上の画像は言水さんの承諾をえて掲載しています


納戸外観。めんそーれ大都市場の入り口にある。写真を撮ろうとしたら帰宅を急ぐ高校生が通りかかった。
高崎まで行ったから
群馬県立近代美術館まで足を伸ばし、開催中の「
ウィリアム・モリスと英国の壁紙展」に。
大きな公園のなかにある美術館で、建築の設計は磯崎新。



今朝アップした“先週の東京出張”のつづき、「銀座にて」の02である。
この日は地下鉄などでの移動タイムスケジュールもあらかじめたてていて、銀座では余裕時間をとれなかったはずが、当日の急な予定変更が入って小一時間ほどの空きが突然出来た。お昼どきだったから食事をしてもよかったのだけど、3秒ほど考えて、
最初の訪問地からも近い
奥野ビルに行くことにした。80年以上前に竣工した古いアパートメントに小さなギャラリーがたくさん入居しているという、美術界では知られたビル。個々のギャラリーがどうこうではなく、ギャラリー巡りにかこつけて30分ほどの建築堪能もと思ったわけだ。
同ビルの画像は(後日あげられるかどうかわからないが)ひとまず後回しにして、上はそこに着くまでの散策写真である。通りがかりにたまたま見つけた、刀屋(?)とたばこ屋。
(2018.6.25 pm20:20)

先週の東京出張時から。銀座にて。
みずすまし亭さんが街歩きの際ショーウィンド内のマネキンの写真をよく撮っていて、それへのオマージュとして銀座のマネキンを撮ってみた。トリッキーに撮るのは、ありていにいえば“好み”。

今回の出張は
先に書いたようにウィリアムモリスの25周年記念・絵てがみ展が主目的にあったが、同店は原則店内撮影禁止となっているから、画像は外観のみ。

「四角い宇宙」展は、これまで同店で個展をした作家(242名)に依頼し、届いた絵てがみを一堂に展示したというもの。25年という時のなかではすでに亡くなられた作家などもやはりおられて、実際に飾られているのはたしか200人弱くらい。何人という正確な数字も昨日聞いてはいたがちょっとうろ覚えである。約10年前に個展をしている私もその242名のなかに入っているが、その私の“作品”たる絵てがみはといえば相も変わらない出来。
小腹が空いていたこともあって、いつもは決まってコーヒーだけれどこの日はシナモントーストも一緒にと洒落てみた。写真は無いが実に美味しい。ビール+チーズトーストの組み合わせもいいかと迷ったが、まぁそちらは次回に。

相も変わらず
渋谷駅前は再開発工事中だった。けれど工事用のシートの貼り方が妙にデザイン化されていて、面白く眺めていた。この異色さ造形感覚は眺めるだけでは当然ダメで、店内でカメラを一切使わなかった分、(同行者がいたというのにしばし待っていてもらい)こちらでひたすら撮ったというわけだ。


昨日は東京・銀座に。
来月の展覧会のPRもあるのでそれをおこないつついくつかギャラリーを廻る。道中、銀座シャネルがなにやら工事なのか、外壁に足場が組まれている光景を見つけた。アーケードの、チープなブレースの仮設スタイルもはまり、写真におさめたというわけだ。
他、青山まで足を伸ばし辰野登恵子展(ギャラリー石榴 南青山Room)も。
好きな作家で、知人が
フェイスブックで情報を挙げていて、観たいと思っていたのだった。
1st.代田橋ナンドナーレを開催中の「納戸/gallery DEN5」に行く。ナンドでのナンドナーレである。
gallery DEN5の「5」というのは、
前身の「現代ハイツ」時代にふたつのギャラリースペースがあったこと、
そのまた前となる経堂の「ギャルリ・ド・カフェ伝」は1階のほか2階を「ギャラリーFLOOR2」として計ふたつのギャラリースペースで運営していたことから、30数年にもわたる活動のなかでここがDen5番目ということなのだろう。店主に確認はしてないが、たぶん。


1階の立ち飲み屋「納戸」と階上のギャラリーとは勿論オーナーは同一で、「独自の表現を思考する作家の作品に、いろいろなひとが開放された日常空間で出会える場」として、一体で運営されている。
2階に上る急な階段は
経堂時代のハシゴのような階段を(あそこまで急角度ではないんだけれども)彷彿させ、ギャラリーの白く、センスよい空間とあわせ経堂のギャラリーFLOOR2が戻ってきたかのような、そんな心地よい感覚をを思い起こしていた。そんな空間がとても嬉しく、納戸での生ビールもいっそうすすんだわけだ。
上の画像、縄のれん部分が1階「納戸」の入口。ギャラリーへのドアは別に分かれていて、階段から(立ち飲み屋さんを見下ろしその雰囲気を感じながら)直接行けます。雰囲気を感じられる、というのはミソだよなと思いつつ、赤ミソの煮込みを頼んだ。美味。
港南台駅近く。
港南台への出張は当初計画の1泊2日が、前後に新潟での予定が入り込んだりして日程が二転三転、都合がつかず最終的に日帰り強行軍に変更になっていた。時間を計算したらギリギリで、だからあらかじめ電車の時刻表をチェックしタイムスケジュールを細かくたてて臨むほどだったけれど。
だからいくつかの(当初考えにあった)展覧会訪問は出来なかったが、そんななかでも、まぁ歩行中に写真は撮るのである。
一昨日のセブンイレブンから数え、同駅近辺街並み写真はこれで3枚目。
「時間ギリギリ」なんて言いながらも、最後に夕食を中華街で食べるという行程は(横浜まで出たのならばと)ちゃんと入れていた。いつもの福龍酒家。合流した作家と打ち合わせ兼ね。
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