地域情報紙マイスキップの12月号から、アート日和の欄。
今秋のTWOOL GALLERYでの展覧会をぜひ記録に留めておきたくて、同店でのシリーズ企画について触れました。
前にも少し本blogにも記したのですがTWOOL GALLERYは今回の私の企画を最後に形態が変わることになっており、建物空間全体をも活かす“規模の大きな展示”となると今回の2展が最後になる可能性があります。
最後のマイスキップ紙面という巡り合わせの妙だなと、そんなことを感じながら書いたわけです。「最終回とは言わないけれど」とタイトルを付けました。
地域情報紙月刊My-Skip 2020年12月号/
紙媒体版アート日和第86回
地域情報紙マイスキップでの連載コラム。いま配布中の
11月号では“マイスキップを振り返って”とタイトルをつけ、これまでの全体的な経緯を回顧するかたちとしていた。
では次に迫っている12月号、最終号は?というと、1週間前に早々入稿を済ませていて校正ゲラまで既にあがっているが、当初は11月号で内容まで触れなかった“紙媒体版アート日和”連載自体のほうを振り返るかたちで、雑感なりを書くつもりでいた。A案とB案とがあり、どちらにしようかと思案していたところだったが、書き出しながらそれとは別のことが書きたくなりCに変えた。
何になったかは実際の発行版を待ってもらうことにして割愛するが、紙媒体版としたら最終だから原稿末尾に締めの言葉が必要である。特に考えてはなかったけれど、書きながらの自然な流れで「またお会いしましょう」と最後結んだ。
文字数もちょうどピッタリで、だからそれで出来たとばかり思っていた。でも困ったことがひとつ。いつしかのアンジャッシュのコントが、よせばいいのに頭に浮かんできてしまったのだ。パソコンの文字誤変換をモチーフにしたホモネタで、「またお会いしましょう」と書いたメールが「股を愛しましょう」と変換されて送信されたというギャグ。そういえば股を愛すなんてのが昔あったななんて一度浮かんでしまったらもう御仕舞で、しょうがないから結びの文言をちょっと直すというそんなオチがついた。画像は本文に関係なく夕暮れの空。数日前。
当該アンジャッシュ(ユーチューブより):
https://www.youtube.com/watch?v=cveAvc2bfZQ
 
昨日に続き、地域情報紙「マイスキップ」の11月号から。本日は、連載しているコラム-紙媒体版"アート日和"-を以下そのまま貼ることにします。
休刊を控えていることをふまえ、今回は“
マイスキップを振り返って”というタイトルにしました。本稿は第85回となりますが、改めて「振り返って」みると、連載としては途中長い休載を挟んでますし、
2017年3月号で再開してからも多忙が極まり出した一時期は(高木秀俊さんの短歌コラムなど他のひとに依頼した原稿を入れての)休載をしばしばして、在任期間に比すと回数はそう多くもありません。私の本紙への関わりとするなら逆に、エディターとしての側面が(私自身としても紙面としても)いろんな意味で大きかったのだろうと思え、そんなことを書きました。その流れで、
昨日blogに記した「建物の記憶」についても触れた次第です。

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「建物の記憶」について書いていたら、その発端となったえり芳ビルが写る写真を載せたくなりました。私は(建物現存当時に)たいした写真を撮ってなく、紙面掲載用として石原洋二郎デザイン室さんから1枚提供いただきました。
地域情報紙「マイスキップ」の10月号から。
連載しているコラム"アート日和"では、いま開催中の近作個展用に(
唯一の新作として)制作した
「作品記録集」について書いています。
文中にもありますが、記録集は郵送での販売もOKです。希望されるかたはお問い合わせください。 【
問い合わせはこちら】
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外山文彦作品記録集(2020年編集版)
A5版・オールカラー20ページ。オフセット印刷、無線綴じ製本/頒布価格 500円
作品批評(佐藤秀治氏・舟見倹二氏)。近年の作品写真・展示風景、作者自身の文章など。
またマイスキップの今回の稿では「前頁にも案内がある通り…」と、その休刊についても触れました。その"前頁"はここには掲載しませんが、今年の新型コロナ禍を主要因に、本年12月号の「創刊20年達成号」をもっての休刊が既に決まっています。
昨夜に引き続き、地域情報紙「マイスキップ」の9月号から。
連載コラムの「アート日和」である。
昨日の「建物の記憶」と同様こちらも
予告めいたことを記していたから繰り返しになるが、
7月号の冒頭で「昭和のある時代の長岡の画廊を調べている」と書いたことについて補足しながら。なんだかんだと着地は「個展つながり」にした。
●外山文彦展:
https://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-5626.html
地域情報紙「マイスキップ」で連載している(紙媒体版コラムの)
アート日和、7月号分を転載します。
1か月前のまだ編集制作・校正段階のときに「
昔の長岡の画廊を調べていると(冒頭に)言いつつ、調べる過程で知人画家のアルバムから見つけた写真に興味をそそられた(そちらのほうをコラムにした)」なんて書いていましたが、タネを明かせば、約10年前に解体された旧丸専デパートの外観写真のこと。
外観といっても狙いは単なるファサードではなく、昭和50年代にSさんが外壁に掲げられた「美術展案内の垂れ幕」を撮っていたもの。毎年のように丸専で開催したグループ展の当事者として連年記録撮影されていたのだが、しかしそれが、見る側の興味や視点が変わることでまた違うもの(この場合は増改築の繰り返された建物の歴史)が見えてきたという話。視点の変換というのは斯様に面白いですね。
ところで昔の展覧会案内物には年号が書いてないものがよくあり、垂れ幕や印刷物が●月■日という会期だけだとそれが何年だったのか後からわからない。紙面に掲載した画像では真ん中がそのタイプで、アルバムに貼られた順序の前後関係から「昭和55年か56年」と最初推測をたてたら、本文に出てくる木村さんからそれならおそらく昭和55年だろうとあった。写り込んだ他の垂れ幕が根拠で、なるほど“
輝け!ナツコSUN”なるキャッチコピーは資生堂のヒットCMであったなと時代考証のよう。御婚礼家具大展示中とか今だとお目にかかれないようなフレーズもあって、時代の風俗といった見方も面白そうだ。
長岡地域情報紙「My-Skip」6月号から。
連載のコラム「アート日和」欄。
今月は、maison de たびのそら屋で24日からおこなう私の企画について。
入稿時の余談で先のblogにもあったように、換気を施して開催するとか云々のことを中段10行に渡って書き連ねています。文中には詳細は「下欄のイベントガイド欄を」とありますが、ここでは下のリンクで参照ください。

2020年 6月24日
(水)~7月5日
(日)/休廊:7月1日
(水)/maison de たびのそら屋
● どうぶつアート展 https://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-5506.html
● 同時開催(ギャラリー併設の喫茶室内)/
野坂衣織展「自然回帰線」
https://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-5505.html
アート日和 vol.80 (地域情報紙「マイスキップ」2020年6月号掲載)
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どうぶつアート展
(画像をクリックすると大きくなります)
長岡地域情報紙「My-Skip」4月号から。
連載しているコラムでは
先月号に続いて旧長岡現代美術館絡み。blogにも
先般記している「五・十の市」との最後の光景を載せた。下に転載する。
さて文中には「(特徴的な)外壁レリーフはすでに取り外されていることだろう」と記しているけれど、紙面発行の先週段階で未着手である。「だろう」という推定表現だからおかしくはないとも言えるが、ちょっとフライングっぽさはある。3月に取り外すと聞いていたから紙面発行の頃にはもう工事がなされていると(執筆時は)思っていた。「…取り外されているかもしれない」くらいにしておこうかとちょっと迷ってはいたのだけれど。
アート日和 vol.78 (地域情報紙「マイスキップ」2020年4月号掲載)
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今日の旧長岡現代美術館
(画像をクリックすると大きくなります)
地域情報紙My-Skipの3月号が発行されています。
先月の編集時にそういえば
「載せる」と予告的に記してもいたのですが、今号の連載コラムでは
旧長岡現代美術館と雪との風景を掲載しています。雪は降ってないから先月号同様に画像は数年前のもので、今回は2013年からの4枚(↓)。
アート日和vol.77 雪の現代美術館
先月号では
2年前の大雪の写真を特集ページに載せた。執筆時にこれほどの暖冬になるとは勿論わからなかったけれど、街に雪が無いなかの大雪特集は「反転」が効いて逆によかったよう。本稿を書いている1月末も雪は周辺に皆無だが、今号もまた雪にし、今春とうとう解体になる
旧長岡現代美術館との光景を載せてみる。
現時点は建物にそのまま遺る斎藤義重のパブリックアート。その外壁レリーフや前庭と「雪との関係」とを視たくて以前の冬はよく写真を撮りに行っていて、いずれも2013年の撮影である。
斎藤義重作品は建物除却後も移設されることになってはいる。だが、移設後の意味は確実に一変するし、空間を意識したオリジナルの状態というならもう最期だろう。県外から美術関係の友人が来ると決まって案内したものが駅前で3つあって、この斎藤義重と、大光銀行本店の旧建物外壁にかつてあった多田美波のパブリックアートは共に驚嘆されたもの。「日本有数の作家のこの規模の作品がなぜ、長岡にあるのか?」と当然尋ねてくるから、日本初の現代美術館といった歴史の話にとつながるわけだ。
さてその3つの最後のひとつはというと、意味は異なるが寿屋旅館の建物。除却され、こちらも街の風景からなくなっている。
(月刊マイスキップ 2020年3月号)

長岡の地域情報紙“マイスキップ”で連載している紙媒体版「アート日和」。blog転載は基本しないなどと
かつては言っていたけれど、
先月10月号の転載にひきつづき以下今月号(11月号)掲載分を。
この11月号は私がいつも使っている2枠(連載コラム、イベントガイド)が編集事情により1枠でとなったため、「イベントガイド」コーナーを休載としている。その分コラムのほうはイベント案内と合体したかのようなスタイルにして、11月から
ちょうど三上喜貴賀状版画作品展が始まったことからそちらの案内をメインとした。前段の
「10つながり」というのは以前ここでも書いていたことで、“あっため返し”
(←長岡弁)。
アート日和 vol.75 (地域情報紙「マイスキップ」2019年11月号掲載)
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10つながりの展示と三上喜貴展
(画像をクリックすると大きくなります)
長岡の地域情報紙「マイスキップ」で連載している紙媒体版「アート日和」の今月号分を転載します。
アート日和 vol.74 (地域情報紙「マイスキップ」2019年10月号掲載)
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羽賀善蔵展と30年前の拙個展
(画像をクリックすると大きくなります)
今回は話の流れで、私自身の初個展について触れている。
羽賀善蔵氏の絶賛は、事実だとはいっても書けば単に自慢しているだけと受け取られかねないし、そうした懸念からこれまでほとんど口外することはなくどこかに書くこともなかった。けれど文中にもある“ご遺族(娘さん)が訪ねてきたとき”に、「お父さまとは生前こういうことが実はありまして…」と雑談のなかで出したところ、「そういうことはどんどん発言してほしい(発言すべきだ)」的なことを言われた。
考えてみればたしかに、氏の進歩的な考えなりその人間性をよくあらわすエピソードだとも捉えられる。今回コラムに初めて記すことに考え直した理由はつまりはそこにある。「長岡にもこういった若者が…」というのは一字一句そのまま。

個展会場の画像は手元に遺るプリント写真から今回スキャンしたので、ウェブ初公開となるかもしれない。
展覧会のDMは以前こっそりと載せていたけれど。
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