“満月の夜君んちへ行ったよ”が
突然YouTubeに現れ吃驚した…と書いていたけれど、また出てきた太田裕美テクノポップ期のロンリーピーポー2にはさほど驚かなかった。YouTubeは視るとそれに関連するものを“おすすめ”で出してくるから、この時期テレビに意外と出てたんだという感想をもつくらいだが、タイコ叩きながら歌う姿は木綿のハンカチーフのイメージしかないと目を丸くするかも知れんよね。わたし的には背後左のパーカッションのひとのなんともアグレッシブな叩き方が目に留まるのだけれど。
太田裕美 ロンリーピーポー2
https://www.youtube.com/watch?v=8FR5gYf_3HU
ちなみにこの曲の作詩は銀色夏生ではなく下田悦郎。
おまけのようにこんなの(↓)も“おすすめ”してくるから、つい視てしまったのは40年前の「おしゃれ」なるテレビ番組。NY留学からの帰国直後、テクノポップ期突入寸前の出演である。
おしゃれ 1983.03.03 太田裕美 ニューヨーク帰り
https://www.youtube.com/watch?v=uMImmvgHEz8
聞き手が40年前の久米宏ということも目をひくのだが、スポンサーが資生堂でその40年前のコマーシャルも含めてアップされていることは更に目をひいた。
●[後日の雑談] 2023.04.11 そのパーカッショニストは
夜中に見ていたYouTube。別に検索したわけでもないのに出てきて吃驚したのがこの、満月の夜君んちへ行ったよ。太田裕美。
https://www.youtube.com/watch?v=KqmhDzelaaI
吃驚したのはマイクの前になぜかある「ヘン」なお面ではなくて、テクノポップ時代のいささかマニアックな曲をテレビの番組でやってたんだということ。そんなの知らなかったし、マニアックなディレクターもいたものである。太田裕美のいわゆる「木綿のハンカチーフ」のイメージが強いと、なんちゅーカッコで歌ってんねんと突っ込まれそうだ。
太田裕美のテクノポップ期は好きで、 かつて
「マイスキップ」の連載コラムにも(そんなこと長岡の情報紙に書いてどうすんねんなんだけれど)記していた
(2007年6月号)。その頃の、約15年前の古いblogにも「突然歌手業を休業してニューヨークへ留学したことがあり、帰国直後にいきなり前触れもなく出した」と(更に古い)
40年前のアルバムについて書いていたが、そこからのシングルカット曲となる。動画のテレビ番組は、だからおそらく40年前のものなんぢゃないか。
冒頭テロップで「作詞:山本みき子」とクレジットが出るが、これは=山元みき子で、詩人の銀色夏生のことである。本名が山元さんで、だから本来なら山元が正解なのだが、レコード制作のディレクターが間違えて最初「山本」と記しちゃったのが因らしい。山元なのはもともと知っていたが、間違えた云々の顛末をいつだったかこちらで読んでいる。
https://reminder.top/678917681/
Goose houseのメンバーだった竹澤汀さんが出していた
ミニアルバムに「身から出た唄」なるタイトルのものがあると知った。
諺の「身から出た錆」をもじった表題を面白くみながらも、そういえばその諺はシンガーソングライター熊木杏里さんも初期のアルバムタイトルに使ってたなと思い出した。20年近くも前のアルバムである。はて、熊木さんは身から何を出したんだっけ?なんて思ってみたらもうすっかり忘れていると気づき、マイスキップに連載していたコラムで
当時そのアルバムを取り上げた(&近年になってそのことをblogに書いた)ことは憶えていたからとblog検索したら、「無から出た錆」だとわかった。「身」からではなくて、出たのは「無」からなのである。
以上はそんなかんなの長い前段であるが、結局何を今日は書こうとしたのかと言えば、そんなかんなで
熊木杏里「無から出た錆」を思い出し、かつ冒頭に収録されている「長い話」という曲がよくてマイスキップにはそれをネタに書いてたからと試しにユーチューブを検索したら2012年のライブ演奏が出てきて驚いた、ということ。
驚いたのは10年前の動画が出てきたということもあるけれど、彼女のCDはこの1枚を2005年か2006年に買い求めただけで映像での彼女を見ることも一切なく、だから最初の勝手なイメージで(山崎ハコさんみたいに)アコースティックギター1本での弾き語りなのだとばかり思い込んでたこともある。ピアノ弾いてる!!なんて驚きながらも、10年前の、でも初めて見る映像をどこか懐かしくみたのである。
長い話/作詞・作曲:熊木杏里【Live 2012 10th Anniversary】
https://www.youtube.com/watch?v=Jw04rRHWWB0
先月Play.Gooseが公開したRADWIMPS「カナタハルカ」のCoverを聴く。
カナタハルカ / RADWIMPS(Cover)
https://www.youtube.com/watch?app=desktop&v=MT4KzNyZoN8
パーソネル/ワタナベシュウヘイ、マナミ、工藤秀平、沙夜香
楽器にそう詳しいわけでなく、マンドリンというとそれをなぜか撲殺の凶器に使ったという古典推理小説の名作「Yの悲劇」しか頭に出て来なかったけれど、マナミさん(後列左側)の弾いているのがマンドリンだらうか。とてもいい音色である。
楽器といえば沙夜香さん(右側)のものは鍵盤ハーモニカの親玉みたいな外見をしていて、どこかちょっととぼけたような、あるいは牧歌的とか力がいい感じで抜けたようなとなるのかそんな独特な音がよくて、これはなんだと思ったら鍵盤リコーダーというんだそうな。「アンデス」なる製品名でby鈴木楽器製作所。面白いからと検索してたら
メーカーの開発秘話だとか復刻の苦労話にといきあたった。
12月24日。昨年のこの日にPlay.GooseがささやかなプレゼントだとアップしていたLet it be。
Play.Gooseに嵌ったのは今年だからと1年遅れでリンクを貼ってみる。記された和訳もいい。
Let it be / The Beatles(Cover)https://www.youtube.com/watch?v=44258Qqsedw
パーソネル/マナミ、工藤秀平、ワタナベシュウヘイ、沙夜香
RADWIMPSの「おしゃかしゃま」という曲を知らないでいた。
偶然知ったGoose houseが気に入り
youtubeに残されている曲を聴いて愉しんでいるなんて前に書いていたが、ずっとそのまま継続中。夜間とか時間の空いたときに好んで聴いているのだが、そんなことを続けているとユーチューブはGoose houseの別の曲をさかんに挙げてきたりする。それで昨夜初めて現れたのが上記RADWIMPS「おしゃかしゃま」のカバー。それで初めてこの曲に接したというわけだ。
おしゃかしゃま/RADWIMPS(Cover)
https://www.youtube.com/watch?v=7…tAow
何気なく聴きだしたら驚いた。なにしろ
冒頭から“カラスが増えたから殺します さらに猿が増えたから減らします でもパンダは減ったから増やします けど人類は増えても増やします”と、アグレッシブに歌ってくる。
Goose houseはアコースティックギター2本に男女3人のボーカル(&コーラス、シェイカー)のみによるアレンジで、そのシンプルな編成はRADWIMPSとは勿論まったくもって違うのだろうが、シンプルななかでのダイナミックさは原曲の持つ特有なエネルギーを活かしきっているとさえ見え、カバーの妙。凄まじい。
演奏はワタナベシュウヘイ、竹渕慶、マナミの3人。