昨日の新潟日報1面から。
今年の新潟の冬は「高温小雪」という気象台の予報とのこと。ちゃんとあたるだろうか。
マイスキップ10月号、現在印刷中。
前にも書いたとおり、企画特集面では長岡造形大生の「長岡をテーマに」した作品群を取りあげているが、もうひとつ予告をさせてもらうと、トップ面インタビューコーナーのゲストは、ミュージシャンの伊勢正三氏となっている。長岡映画「この空の花」の主題歌を担当したということでの紙面登場である。
氏の音楽は、実は小学生のときから聴いている。
「正やん」ファンは先刻ご承知だが、ソロになってから声質や歌いかた、声量が変わり、近年それが著しいよう。ファンのなかにはそれも含めて「正やんだから」と好意的に受け取るひとも多いようだけど、私はそうも思えず、ボーカリストとしてみると初期のものがやはりいいと思っている。昔からの一ファンの、私見だけど。
ということで、いま一番聴くアルバムは「風」時代の、「
海風
」。1977年の作品で、ロサンゼルス録音盤。
表題曲の「海風」では「う~みかぜ~。うぅぅ~みかぜぇ~」とバックコーラスで海風を連呼するが、このコーラスは3人のアメリカ人女性が担当している。
■ マイスキップ10月号は、近日発行の見込みです。
長岡小嶋屋「銀座ニューメルサ店」、次の展示案内のチラシが刷り上がりました。
現在の同店では、
柴山明子墨彩画展を開催中(10月27日まで)。
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展示風景】 【
展示作品リスト】
次回、10月29日(月)から島倉哲郎展(油彩、水彩)となります。
1970年代、爆発的にヒットしたテレピドラマ「俺たちの旅」は、その後10年スパンで、「10年目の再会」「20年目の選択」「30年目の運命」というスペシャル版の続編を3回作っている。昔みた(はずの)テレビドラマを、ときどきムショウに見たくなることがあり、アマゾンでDVDが安く出ていたりすると興味をよくそそられる。
ただ、一般論でいうと、大ヒットしたドラマの続編というのはただ懐かさだけで面白くないことも多く、また、当時に三作全部みたかどうかは定かでないし見たとしてもストーリーなどすっかり忘れているのだけど、「なんだか面白くなかった」という印象は記憶として残っていた。それが何年目の回なのかももうわからないが、だから、見たいと突発的に思うことがあっても、購入するにはちょっと二の足をふんでいた。
で、いまBSジャパンで再放送をしているのをうまい具合に見つけた。
これ幸いと、先週録画した「10年目の再会」をまず見てみたのだが、これがなんというか驚きで、出来がものすごくよいのである。「(懐かしいその名前だけで)視聴率もとれるから」と、安易にやろうと思えばかつての映像を適当にコラージュしてちりばめればいくらでも出来てしまうが、そうではなく、10年の時をふまえてしっかり描ききるという脚本家・鎌田敏夫の渾身の一作のよう。
ストーリーについては、
こちらのGrooveさんのブログを参照。ちなみにそこでは「この2人の女性(=金沢碧と永島暎子)の人生の悲哀が特に描かれて印象的」と書かれている。
ふたりとも「好きなひとと(自ら決心して)別れる」のだけど、心情がそれぞれ微妙にリンクし、かつ対比されながら実に細かく描かれる。なによりも、「母親」と「女」との間を揺れ動く永島暎子の演技っぷりは圧巻で、名前は知っていた(日活出身の女優さんのようですね)もののあまり気にすることがなかったが、一発でファンになった感。永島の別れは表面的、クールに装われる。金沢とは対照的である。
ネット上に出ていたビデオのパッケージを見たら、中村雅俊、田中健、秋野太作の3人が並んでいる。たしかに「俺たちの旅」シリーズといえばこの3人なのだが、この作品に限っていえば、10年前といまとをつなぐ役割も兼ねいい味をだしてた岡田奈々とあわせ、中心になっているのは金沢、永島のむしろ女性3人なのだと(エンディングの5分前まで)思っていた。
物語の最後は、(永島と一緒に生活していたため)その間失踪していた田中健が奥さんのところに帰るシーンで、夫人役に左時枝。
田中健の夫人役といっても(10年前のレギュラーシーズンでは結婚していなかったわけだから)この「10年目の再会」が初登場で、冒頭に能天気な明るさでひたすら喋る奥さんとして登場しただけ。だから5分前までは、てっきりチョイ役だとばかり思っていたが、実は最後のシーンを締める大役であった。
冒頭のごく短い出演のなかでは人一倍喋りまくっていたのに、エンディングの場面は一転無言。ここも対照的である。ラスト1分くらいを表情とわずかなしぐさのみですべて表現し、印象に強く残させる。物語の根幹には、もうひとり女性がしっかりいたようだ。
近く発行予定の「マイスキップ10月号」のイベント案内欄に、カフェ・デイジーから届いていた作品展を載せました。ちょうど1か月先の話なのでここに記載するにはちょっと早いかもですが、とりいそぎ以下、マイスキップの原稿から抜粋して。
「三人三色」バッグと小物展会期:10月24日(水)~11月4日(日) /火曜定休
11:30~15:00、18:00~22:00
会場:カレー&カフェ・daisy 【長岡市】
3人の作り手が異なる素材で作りあげたバッグと小物による展示会。あけびのつるを丁寧に編み上げたもの。長く使うほどに味わいを増す革、ナチュラルな風合いの麻やウールなど。