
前にも書きましたが、明日は14時から長岡駅周辺の飲食店で「ながおかバル街」というイベントが開催され、カフェギャラリーFATOも同イベントの参加店になっています。
http://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-1502.html
なので明日は、時間帯によっては少し混雑する可能性があります。お含みのほど。もちろん、バルと一緒に展示作品も楽しむ、というスタイルも歓迎です。
FATOでは現在「
高橋佐紀・星野千尋・小杉美紀子3人展」を開催中ですが、今朝の読売新聞(新潟版)に案内が掲載されていましたので下に。
週末に上京する際、車中で久々に椹木野衣を読みたいと思い、マイスキップで連載していただいていた“書店のオヤジ”のいる某書店に、いそいそと物色しに行った。
アマゾンで買えばクリックひとつで早いのだけど、今回の連載で書店の実情を知るにつれ、そんなことばかりで街から書店が消えてしまっても困るしねぇと、さらに近くについでもあるから通りがかりだし連載の御礼も言わなきゃだし。
あいにく、お目当ての本は(ちょっとマニアックすぎたようで)在庫がなかったが、書店の美術コーナーとかを見て廻っていると、アマゾンを検索するのとはまったく違う面白さや発見なりがあるようだ。
で、この日の発見がこれ。
数年前、フェルメールの贋作者ファン・メーヘレンの生涯を追った
「私はフェルメール~20世紀最大の贋作事件」と題した本を読み、これが推理小説のようなスリリングさでたいそう面白かったのだが、その本がタイトルを変え新装版になって売られていることに気付いた。上の画像は4年前に買った私の所有本だが、新しいタイトルは「
フェルメールになれなかった男
」。どっちがいいかはその人のセンスによりけりだけど、カバーデザインも一緒に(重厚感を減らす方向に)大きく変更されている。
さらに装丁もソフトカバーに変更されていたから、定価も若干下がっているよう。まぁ、下がったといっても200円くらいではあるけれど。
この日の発見、などと大げさに言った割には、200円とはなんだか実にささいなもの。たいした発見でもないといえばその通りなんだけど、でも本人はとても面白がってはいる。
フェルメールになれなかった男 20世紀最大の贋作事件
出版:武田ランダムハウスジャパン/\1,680円
カフェギャラリーFATOから。展示の一角を。
11月4日まで「高橋佐紀・星野千尋・小杉美紀子3人展」開催中です。
http://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-1457.html
下はお店の入口・外観。
昨日はmu-anの「
わたしたちの絵画」展を見てから柏崎まで足を伸ばし、ギャラリー十三代目長兵衛の
三上祥司展に。

わたしたちの絵画展は、サブタイトルでも示されているように、長岡造形大学で絵画を専攻する学生からコンペ形式で選出された作品による展覧会。
いま
カフェギャラリーFATOで3人展を開催中の小杉さんの作品も選出され、展示されている。
わたしたちの絵画
長岡造形大学美術工芸学科絵画コース優秀作品展
会期:10月23日~30日/
会場:ギャラリーmu-an

こちらは三上祥司展。画廊入口には、“渚で拾った小石・がれきの小立体”展と書かれている。
昨年度の
拙企画「コンテンポラリーアート・4人の風景展」でも三上さんは「がれき」でのオブジェを出展しているが、そこでの作品も含め、本展では2008年から今年9月までの企画展(漂流物アート展、糸魚川美術展、九条美術展、スタジオゼロ展etc)に出展した作品を一堂に集めて展示している。約20点。
会場に掲示された作家挨拶文には、「前回の個展では、わたしにとって新しい試みの作品を展示したのですが、今回の小立体作品は、すべて依頼された企画展出品作ですので、企画展のテーマに沿って思いつくまま制作したもの」とある。
三上祥司個展
がれきの集い
会期:10月20日~31日/
会場:ギャラリー13代目長兵衛 【柏崎市】

週刊朝日の「ハシシタ」について。
こんなにあっさり朝日降伏、連載中止というのは拍子抜けだった。
雑誌が売れないと某書店店長氏が嘆いていた折、しばらく購読しようかと思っていたのだけどね。
記事は悪質な部落差別だという評価のよう。たしかに部落問題というならそうなのだろうけど、どこか、なにやら巧妙にすりかえられた感もしないではない。
yoniumuhibi氏が紹介していた読者(新聞記者のよう)からのメールに、「論点をすり替えて大衆を扇動する様は、まさにハシズム。昨今のワイドショーや報道番組での佐野批判を見ていると、このハシズムに犯されていく社会に非常に恐ろしくなります。既存の政党への嫌悪感から橋下に期待を抱く人たちの気持ちは分からないでもありません。しかし、この男の仮面の裏に隠されたものを見抜かなければ、日本はまた暗黒の時代に逆戻りする気がします」とあったのだけど、う~ん、いろいろと考えさせられるところ。
なにやら巧妙にすりかえられた感、ということでいえば、部落差別問題に取り組んでいるノンフィクション作家・
上原善広氏
のブログ記事が目にとまった。橋下氏の反論は相変わらず上手だが相当無理があると、部落差別がやり玉にあげられた今回の件の感想とともにまとめている。
http://u-yosihiro.at.webry.info/201210/article_8.html
長岡小嶋屋「銀座ニューメルサ店」の展示入替が来週に近づき、この土曜日曜は、次の展示作家・島倉さん宅へ作品の引き取りから始まり、記録用の作品写真の撮影、作品リスト作成、輸送の準備等々、展示の事前準備を。
今回の搬入は車ではなく新幹線で行くため、手荷物として運ぶもの以外は宅急便だから、それらの梱包も。手慣れたもので、荷物をコンパクトに効率的におさめたはいいけども、額の一部補修などもついでにやっていたら半日かかってしまい、「時間」のほうはコンパクトにはおさまらず。
銀座ニューメルサ店での「島倉哲郎展」は10月29日(月)からのスタート。
同店では現在、「柴山明子墨彩画展(パート2)」を開催中です。チラシ等の告知では会期を10月27日(土)までとうたっていますが、展示入替は28日(日)の午後3時からの予定ですので、細かくいえばそれまで(28日のお昼の時間まで)は柴山明子作品の閲覧も可能です。
■ 柴山明子展 過去ログのまとめ
http://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-1523.html
さてそんななかであったが、今日は、長岡商工会議所の1階美術ホールでおこなわれていた堀桂子さんの個展にも行ってきた。いまは「1階美術ホール」という名称になっているのだけど、会場はかつての「長岡現代美術館」である。

「美術ホール」といいながら、使い勝手が悪いのか積極的に使われたり活用されたりはあまり聞かない。だから逆にいうと、日本で初めて「現代」とうちたてた美術館の磁力というか雰囲気というか、60年代のそんなものまでが当時から使い減ることなく、なにやらそのまま保存されているかのよう。意図的に、あるいは積極的に保存したってわけでは決してないんだろうけれども、特筆すべきことに思う。
再開発好きなかたにとっては「ここを取り壊して…」という案も根強くあるみたいだから、いつまでこのまま存続するのかよくわからない、というか実に怪しいところだが、私には貴重な「文化遺産」としか思えないから、この機会に写真を撮らせていただいた。知人の展覧会でもないと会場撮影もなにかと面倒だし、今後いい機会がないとも限らないから、ということで。
作家から許可をもらい写真を撮ったはいいけど、web上に載せてよいか聞き忘れていた。なので、とりあえずここでは外観と入口のみとしたが、その入口には「CONTEMPORARY ART NAGAOKA」といまだ残る。撮った写真はそのうちマイスキップに使えればとは思っているが、さてどうなることか。
堀桂子個展~父・羽賀善蔵と共に
会期:10月12日(金)~21日(日)
会場:長岡商工会議所 1階美術ホール
・おまけ
会場すぐ近くの商店街(?)/アーケード

来月終りから
新潟市美術館で開催する「ONE Mart EXPRESS」展のDMが刷り上り、配布をスタートさせました。
A5版、表裏両面カラー印刷で、裏面には出展作家のプロフィール、コメント、(それと顔写真が)掲載されています。県内美術館の情報コーナーなどにも順次配布をすすめていますので、どこかで見かけることがありましたらお受け取りください。
ONE Mart EXPRESS Ⅸ
11月28日(水)~12月2日(日)/
新潟市美術館 ギャラリー
さて、下は、現在開催中の展覧会から。
長岡・カフェギャラリーFATOでは、Niigata U-30と題した若手作家展を開催中。
出展は、高橋佐紀さんと星野千尋さん、長岡造形大生(絵画専攻)の小杉美紀子さんの3人です。
【
出展作品リスト】
【
展覧会案内】
同展については、My-Skipの今月号にも案内を掲載しています。
EVENT GUIDE NAGAOKAの欄。展覧会は11月4日まで開催中です。