ONE Mart EXPRESS Ⅸ
会期:11月28日(水)~12月2日(日)
会場:新潟市美術館 ギャラリー
新潟市中央区西大畑町5191-1/tel. 025-223-1622/入場無料
9:30~18:00(最終日は16:00終了)
※最終日12月2日(日)は、14時からギャラリートーク(出展者自身による自作解説)があります。
2003年からアトリエZenにて企画開催している「ワン・マート・エクスプレス」展の第9回です。今年度の出展は、シリーズ初参加の3名を含む県内外12人のアーティスト。インスタレーション、オブジェ、写真など、それぞれの手法で、多様な表現を繰り広げます。
【昨年度、第8回展の作品写真】
● 出 展
笠原 賢悟 (新潟市/立 体)
笠原もなか (長岡市/エングレーヴィング)
児玉 瑞子 (新潟市/来場者参加型アート)
佐藤 郷子 (新潟市/インスタレーション)
さとうゆか (三条市/ミクストメディア)
柴山 明子 (浦安市/墨彩画)
高橋トオル (新潟市/ミクストメディア)
外山 文彦 (長岡市/インスタレーション)
頓所 康則 (燕 市/ドローイング)
中田 歩 (長岡市/ミクストメディア)
ヤマクラコウジ(三条市/写 真)
ワタナベメイ (新潟市/立体・平面)
※ 当日の美術館では
草間彌生展「永遠の永遠の永遠」を企画開催中です。よろしければあわせて御覧になってはいかがでしょうか。
長岡小嶋屋「銀座ニューメルサ店」で昨日からスタートした、島倉哲郎展の展示作品リストを下に。
朱鷺や新潟の風景など、油彩水彩等のバラエティに富んだ7点を展示しています。作品no.7の「左近」とは長岡市内にある地名で、今年公開された
映画「この空の花~長岡花火物語」のなかでも、模擬原子爆弾が落とされた場所として出てきたところです。
■
島倉哲郎展/長岡小嶋屋「銀座ニューメルサ店」
http://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-1498.html
展示作品一覧
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作 品 タ イ ト ル |
技 法 |
no.1 |
三色菫(すみれ) |
油 彩 |
no.2 |
春遠からじ |
油 彩 |
no.3 |
翔(はばた)くとき |
アクリル絵具、水彩 |
no.4 |
朝陽萬代橋 -柳都にいがた- |
色鉛筆、水彩 |
no.5 |
雪 梅 |
アクリル絵具、油彩 |
no.6 |
冬の長岡大花火 |
アクリル絵具、水彩 |
no.7 |
春 霞 -左近の桃畑- |
油 彩 |
だいぶ前になるが
新潟現代美術アーカイブ“1989年のマグニチュード展”という記事を書いていた。その続きを書こうと思いつつすっかり書けないでいたのだが、いま見たら当該記事は1年も前。いやはや、である。「締め切りは△△日だからすぐ書け!早くやれ!」と尻を日々たたきまくる編集者みたいなひとがいないと、なんとも遅くなるものと実感。
ということで、昨年書いていた『1989年のマグニチュード展』の続きを遅ればせ乍ら。
すっかり書けないで…というほど、たいした内容を書き留めておこうとしているわけでもないのだけど、マグニチュード展は翌年にまた開催されているから、今回はその1990年展の概要である。
新潟市美術館の企画展示室から会場が変更になり、1990年の会場は長岡市美術センター。長岡中央図書館2階の展示施設である。出展メンバーは前年度とほぼ同じで、見直してみたら1名in・1名outしただけのよう。29名。
展覧会カタログは全32ページ、巻頭の寄稿に美術評論家・たにあらた氏の『「いわゆるひとつ」脱却の糸口』。題字は良寛研究家の北川省一氏、発行は前年度と同様、新潟現代美術連絡協議会。
マグニチュード'90
NIIGATA COMTENPORARY ART FESTIVAL “MAGNITUDE”
会期:1990年4月29日~5月6日
会場:長岡市美術センター
企画:新潟現代美術連絡協議会
出展:
岩沢久子、大久保淳二、大嶋彰、小柳幹夫、数見利夫、金谷範子、駒野直、小林和利、近藤康之、佐藤昭久、佐藤邦彦、佐藤正二、佐藤秀治、佐藤陽一、信田俊郎、霜鳥健二、関根哲男、滝沢洋三郎、外山文彦、舟見倹二、古田洋司、本間泉、本間恵子、堀川文章、堀川紀夫、前山忠、真島若桜、三上祥司、柳沢毅
マグニチュード展は翌1991年は開催していないが、2年後の1992年に長岡美術センターで再度開催している。92年展のほうも資料は手元にあるから後日アップしようとは思っている。
昨日の東京出張は、銀座の小嶋屋の壁面展示を「
柴山明子展」から「島倉哲郎展」に入替えることが目的だったが、
柴山さんの別の作品展示が近くでちょうどおこなわれており、これは観なきゃということで、作業の前後にそちらも訪れてみた。つまり、この日は3つの柴山展である。
まず最初に向かったのは、銀座から地下鉄(丸の内線)で10分くらいの「茗荷谷」駅近くにあるカフェでの2人展。ジュエリー作家(星野明子さん)とのコラボレーション。
A3 in A
星野明子&柴山明子
会期:10月30日(火)まで
会場:
Caffe e bar U_U
初訪問のお店、12時からオープンと聞いていた。
新幹線の時間もタイミングよく、12時ころに訪れたら、午前中からの「水彩画教室」が佳境に入っていたところ。カフェギャラリーとして運営されている店だが、それ以外にも教室やイベントなど、店内でいろいろ企画しておこなっているよう。カウンターに座り、そんな様子をしばし見学もさせていただいた。なかなか楽しそうだ。
上は、水彩画教室で賑わっていた最中ではなく、教室が終わったあとの店内風景。この日のモデル(?)となった花がカウンターに。
で、下は「小嶋屋の展示作業」終了後。
柴山さんに案内してもらい、帰り道に立ち寄った「walk in bar MOD」。
立ち飲みのバー。さすが銀座は土地代も高いとみえ、奥行きはこれ以上ないくらいのミニマルさ。見事である。

奥行きがないから、壁幅も最小限になるけど、その左右の壁に作品が掛けられている。
小嶋屋個展無事終了の乾杯のビールも美味しく、実にいい店を教えてもらった。小嶋屋の仕事の帰りなど、ちょっと飲んでから帰ろうというときにもひじょうに具合がよい。よすぎるくらい。いやぁ、銀座で毎回立ち寄れる店が出来て嬉しいねぇと、(当の作家を前に)飾られていた作品の感想よりそんな感想が先に出た。
「銀座ニューメルサ」長岡小嶋屋の島倉哲郎展、今日からスタートです。
http://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-1498.html
昨日は朝から上京し、作品の展示作業をおこないました。展示風景等も写真を整理してから後日アップしますが、とりいそぎ店頭からの画像を。

自作品を収納している倉庫が手狭になったので、2週間くらい前から、時間をみては片づけている。
自作については、特にインスタレーション系の作品だと、展覧会が終わると「とりあえず倉庫へ」というパターンなのだが、それを無造作に続けていると収納しきれなくなり、制作スペースにも次第に浸食(影響)し出してくる。年末に大掃除をして毎年きちんと整理していればいいのだけど、年末は「この仕事は年内に!」と慌ただしくなること必至で、たいてい倉庫まで手が回らない。
なので、ここは徹底的に、ふだんはいじらない奥のほうまで、この際だからと片づけているのだが、う~む、いろいろと出てくるもの。高校生のときに授業で描いた油絵の自画像は、その存在を完全に忘れきっていたのだけど、奥の奥からそんなものまで現れたから面白いというかなんというか。
高校生くらいの作品だと、描いた張本人でありながら「いい絵だねぇ~」などと客観的に眺められるから、別人格になったよう。顔は濃いグリーンを基調に塗られ、背景に明るい赤色が混じる。小学生のころから「顔には“肌”色を塗りましょう」ということが嫌いで、グリーンとか藍色とか紫だとか、そのときに感じた色を好きに使っていた。当時としては異端だっただろうけど、そんなことまで思い出した。
ちなみに上の画像は、これとは全く関係なく、Yさんの事務所に掛けられていた油絵。私の描いたものではない。作者は割と有名なひとで、オークションでおとしたらしいけど、作者名も聞いていながらうっかり失念した。キャンヴァス側面の生々しさがいい感じ。
左は大学2年のときに描いた裸婦クロッキー。
掃除の最中に、こちらは部分的に写真におさめてみた。
「感動は3分で逃げるから、3分以内に早く描かなくてはならない」というようなことを、そのころ公言していた気がする。5分ポーズで数枚描いていたから、描写時間はおそらく2分くらいのものか。
画像はコンテで描いたものだが、当時のクロッキーではコンテの他、ボールペンが好きでよく使っていた。コンテは画材店で適当に買ってきて特に銘柄を気にすることもなかったが、ボールペンは三菱社製の青と決まっていた。インクの出がダントツにスムーズで、クロッキーのスピードに追従させるにはこの会社の「青」がとにかく一番だったから。特に高級仕様でもなんでもなく、ごくふつうに文房具店で廉価で売っていたボールペーンなのだが、(インクのスムーズさにはとにかくこだわっていたので)これでないとクロッキーには臨めなかった。ボールペンの製造技術もどんどん変わるから今は違うんだろうけどね。
ということで、たまに掃除なんかを大々的にやってしまうと、古い作品見つけては、昔はどう考えて絵を描いていたかなんて回顧してしまい、なかなか先にすすまない。