2012年を回顧する、なんてテーマで書こうとするならこんな年の瀬ギリギリでなく、新聞各紙みたいに早くから計画的にやるべきなのだけど、まぁ今年最後ということで今年スタートした企画からひとつ回顧的に。

今年4月から銀座の長岡小嶋屋でも「蕎麦×アート」と題した店内展示を始めましたが、ちょうど昨年の今ごろは、どのようにするとよいか長岡小嶋屋の店舗開発担当氏と打ち合わせを重ねていた頃。当初はもう少し後からスタートさせる計画でアイディアやプランを出して検討を続けていたのですが、春先の内装リニューアルと同時にスポットライトなどの設備も新設してもらうことが決まり、そのリニューアルオープンにあわせてのスタートとなったわけです。
この1年、
信田俊郎展、
柴山明子展、
島倉哲郎展と3つの展覧会を続け、おおよそのかたちも作れたのではないかと思います。来年度の展示スケジュールもすでに決定しています。
コンセプトとしては、「新潟の食と蕎麦」が売りの店だから「新潟に関わる作家」の作品で店内を彩ろうというもの。小品7点ほどのささやかな展示ではありますが、美味しい蕎麦とともにアートなひとときも気軽に楽しんでもらえればと、画廊や美術館とはまた違う「アートの楽しみ方・活かし方」のひとつの提案でもあります。
■ 同店の展示予定は新年1月3日までが島倉哲郎展、1月4日から
吉川弘展となります。
若い世代のクリエイターを積極的に取りあげたいと考えている。
その一環で「
June BRIGHT!!」展「
happiness!!」展(いずれもgt.moo gallery)など趣向を替えて展示企画をたててきましたが、3年前からは「
エックス展~若きクリエイターたちの自由表現」という展覧会を始めました。自由表現とあるようにアンデパンダン形式(無審査・自由出品)で、これまで延べ四十数名から出展いただきました。
このエックス展については
今年の第3回展にひきつづき、2013年も開催する予定で計画をすすめていますので、参加出展に興味あるかたはとりいそぎメールでお尋ねください。出展要項が確定した段階で案内をお送りさせていただきます。
■ mail:
atelierzen99☆yahoo.co.jp
(☆を@に)
今年7月に開催したエックス展Ⅲ

マイスキップ新年号のイベント情報コーナーに、カレー&カフェ「daisy」での新春恒例焼物展の案内を掲載しました。愛媛県・砥部焼(とべやき)の老舗「梅山窯」の “うつわ”の販売会。新春にカレーを食べたくなったときにもぜひ、といったところでしょうか。
以下、紙面の案内から抜粋して。
砥部焼販売会 at daisy
会期:2013年1月9日(水)~20日(日) /火曜定休/
11:30~15:00、18:00~22:00
会場:カレー&カフェ・daisy 【長岡市】
年越し蕎麦の幟がたつ「長岡小嶋屋・CoCoLo長岡店」。実をいえば今年の撮影ではなく
昨年の大晦日の日記に掲載した写真の再掲ですが、年末の風物詩ということで。

同店では、
笹川春艸・墨画小品展示を開催中。年末年始も休まず営業されますが、大晦日と元日は18時閉店となるとのこと。
■
笹川春艸墨画小品展は来年1月15日まで。(1月16日からは
真島若桜きり絵展に替わります)


いつのころからか、前年におこなったart-workの写真で年賀状を作るのが恒例になっている。今年は…
と、昨年制作した(つまり今年の)年賀状ではわざわざコメント文を入れて印刷していた。たしかにここ数年来、自分の作品を年毎にまとめる意味もありそのような体裁をとっていたのだけど、堂々と「恒例になっている」なんて書いてしまうと、次の年では予測をわざと外してみたくなる。
「今年はどんな作品だらうか」と予測したり、楽しみにしているひとがどれだけ居るのかわからないけど、
たまには意表をつこうと、だからパターンを変えて今回の年賀状は作ってみた。
最初はオール文字だけ、図柄は一切なし、それも超細かい字でビッシリと、さして意味のあるわけでもない駄文を綴るスタイルでと思っていたが、結局は
今年制作したミニカタログの写真(↓)などを小さくカット的に入れてしまったから、意表をつこうとしたのに、出来あがってみればどこかいつもと同じような匂いもしないではない。
制作が遅れに遅れ発注もギリギリになったので、印刷屋さんも仕事納めの今日、ようやく刷りあがった次第。これから宛名書きにはいるのだけど、それが年の瀬ギリギリになるのは例年と同じ。恒例を脱しようと挑んだのはよいのだけど、結局、恒例なのである。
右上の画像は、長岡駅前、イトーヨーカドーの通り。本日の撮影。
今月はさほど忙しいというわけではなかったし時間はあったはずなのだけど、年末のここにきて時間がタイトになってきている。昨日は作品搬出を1件、ほか、新年早々にスタートする
銀座「長岡小嶋屋」吉川弘展の準備。
吉川さんのミクストメディアの作品は2点を新しく額装することにしたが、そちらも出来あがってきた。仕上がりもなかなかよいと思う。