
時間不足に拍車がかかっていてすぐにアップ出来ないでいたら、なんだかとても「遅ればせ乍ら」になったのであるが、先の長岡造形大学の卒展から。大学キャンパス内を使っての展示である。
同大の学生については、マイスキップ紙で毎月1人ずつ紹介するコーナーを受け持っていたり、アート系学生だと展覧会等で作品をみたりしているから、知っている名前もけっこう出てくる。そのなかからひとり、服部優香さんの作品を左に。
「
もりもりの唄」というタイトルで、半立体形状にした板に絵を描いての壁面インスタレーション。服部さんは3年生のとき、一昨年の秋にアトリエZen企画で個展をおこなっているが、そこでも
「もりもり展」と名付けていた。たくさんの新作で構成した同展で一気に飛躍した印象を持っていたが、追求テーマはそこからつながっており、今回はその集大成的な展示となった感。作品や作者の成長過程に関われたということから、見ていて感慨深くもある。
近年創設された「マンガコース」を専攻する学生は自作マンガ短編集を本にして(ちゃんと帯もつけて、キャッチも入れて)呈示していた。
(マイスキップ、
昨年の6月号に登場した学生です。)
さてマイスキップということでいえば、毎月掲載する「学生のポートレイト写真」をこの1年間、写真・映像コース4
年の中山允さんに撮ってもらっていたが、下はその中山さんの卒業制作。大パネルにプリントした写真4点で、タイトルは「Pet bottle」。ペットボトルの4つの要素である、キャップ、ラベル、ボトル、商品である液体。それのみを使って表現した、とのこと。
TVドラマはほとんどまったく見ないのだが年に一度くらい何かの拍子にはまってしまうものがある、なんて、
「33分探偵」にハマっていたころに書いていたことを思い出した。
最近ひょんなことから、
フジテレビ系の日曜夜ドラマチックサンデー、「dinner」にハマってしまっているからだ。
ふだんテレビはまったくと言っていいほど視ないのになぜ「何かの拍子」が出るかというと今回は、辛口でならすある料理評論家が別の評論家(カリスマブロガー)の批判(批評)をしていたことがきっかけ。テレビドラマそのものはイタリアンレストランを舞台にした群像劇で、その第3話では、レストランに袖の下を要求する真野響子演ずるカリスマ評論家が出てきてそれがモチーフとなっているのだけど、それは(特徴的な服装から)実在するそのカリスマブロガー〇○さんがモデルではないかという指摘と評論家批判がなされていた。
評論家というのは文字通り「評論する」立場であるのだけど、逆に自らの論を通じて「評論される」立場でもあるわけで、指摘するブログを読みながらそうした「評論家論」の観点からも興味深く思ったわけである。で、その第3話がデイリーモーションで見れるというので↓
http://www.dailymotion.com/video/xx2nkj_yyyy-3_shortfilms?search_algo=2#.USIFYh19CSp
ちょっと試しに観てみたら、ところどころコミカルな味が生きつつ伏線のしっかり効いた脚本、キャストの面白さなどで見事にはまってしまった次第。芸能界に詳しくなくてこれまでよく知らなかったが、主演女優でレストランの若い支配人役を演ずる倉科カナさん、なかなかうまいですね。
真野響子が演ずるカリスマ評論家であるが、それにしても、冒頭の登場で真っ赤な洋服を着て出てくるあたり、制作側は相当な確信犯に思うのだけどどうなのだろう。
飲食店を舞台にしたドラマというのはもともと好きで、子どもの頃、やはり洋食店を舞台にした「
ちょっとマイウェイ」という番組をよく見ていた。
桃井かおりが主演でそれはよく覚えているものの、他は、「かつて見ていた(はず)」ということだけが記憶に強く残り、具体的な内容はほとんど忘れてしまっている。相当な昔だし子供の頃だから当たり前か。ただ、音楽は荒木一郎が担当していて、そちらのほうは割と覚えているから面白いところ。挿入歌としてひたすら頻繁に流されていた「ラジコンブルース」が特に好きだったのだが、それはいまだソラで歌えるほど。
ちなみに同曲にはアップテンポのものとスローテンポのものとツーバージョンあり、私が好きなのはけだるく歌うスローバージョンのほう。と言われても、今では意味もなさないだろうけど。
ちょっとマイウェイ
http://www.youtube.com/watch?v=N_RdWWOiC6U
「dineer」のほうに話を戻すと、昨日の日曜日は第6話(?)が放映されていたので観たのだけど、これはちょっと脚本が甘すぎる感じ。前回も前々回もよく出来てたから、余計にそう思うのかも。話としてはまぁ楽しめたからいいのだけどね。

昨日から東京で長岡造形大生の展示が始まった。
DMには「長岡造形大で美術工芸を学んできた作家の卵たちによる展示です」とあり、この3月に卒業する学生による、金属工芸・彫刻・絵画・版画とバラエティに富んだグループ展の様相。
出展メンバーのなかには、
アトリエZen企画に出展した小杉美紀子さんや永井愛さん、マイスキップの「造形する風」コーナーに登場してもらった三井田竜治さん、阿部啓輔さんらの名前がある。
手ごと展
会期:2月17日(日)~23日(土)
会場:KEY Gallery&青樺画廊 【東京・京橋】
出展:
鋳金
上野亜紀/
彫金
三井田竜治、山田いぶき/
彫刻
阿部啓輔、栗橋由実/
絵画
伊保橋匠哉、小杉美紀子、斎藤しほ、庭野真梨子、古川千夏子、森田千尋/
版画
大橋麻耶、永井愛
先日アップしていた「旧長岡市庁舎の写真」にお褒めの言葉をいただいたので、同建物から追加でアップしてみた。
といっても、上のふたつはちょっとマニアック。2階の「科学博物館」につながる階段ホールに設置されている2体の彫刻の足元である。製作者名を示すクレジットの「板」があったので、(本体の彫刻は撮らずに)その部分を撮ったもの。製作者は元井達夫氏と松本久明氏とある。
足元だけだから肝心の彫刻はわからないのだけど、そこは想像にお任せするか、実際に観に行ってもらうかといったところ。
そうそう、彫刻といえば、急に必要に追われ実家の物置をいま片づけている最中なのだが、私が中学生の時に授業で制作した「彫刻」が出てきたので掲げてみた。
元井さんや松本さんとはなんら関係ないのだけど、その後まともに「彫刻」は作ってないし、今後も作りそうにないからおそらく唯一の作品で、案外貴重かも。陸上のクラウチングスタートである。
マイスキップ次号企画面の取材で、昨日は長岡市立科学博物館に。
同館は柳原中央公民館、戦後の復興期に建てられたかつての長岡市庁舎のなかにあるが、その古い建物にはさすが独特の雰囲気が残っていて面白いからと、取材終了後の帰路、通りがかりの廊下と階段を撮ってみた。個人的にはアールの廊下(スキップフロア)と天井配管がキモ。
前の記事で、雪のなか
栃尾に行っていたと書いていたが、その後、その翌日は弥彦方面、その次は上越市内にと市外での打ち合わせが相次いでいた。
その間、事前の週間天気予報は「大雪」だったから交通事情など心配していたが、いい方向に予測が外れたようで天候はまずまず、晴れ上がった日もありほとんど杞憂だった。右は先週の雪降るなかでの撮影。
暦の上では3連休のようだけど、私のほうはどうやら休みなしのよう。今日は栃尾まで、次号マイスキップの企画面記事の打ち合わせに。
天気予報のよくないなか栃尾まで行くのは勇気も要る感じだけど、来週は予定が詰まっているから出来たら今日済ませておきたいと(午前中そんなに酷い雪ではなかったから)、急きょアポをとって午後から向かったのだが、さすが栃尾というべきか天気予報そのまんまというべきか、途中からえらく降りだした。
右の画像は栃尾美術館の前。
今日は美術館に行ったわけではなく、その前の道を通っただけなのだが、駐車場もなんだか雪で埋もれている感じなので撮ってみた。