
今回のゲスト(マドンナ)は田中律子で、スタートは新宿西口、ゴールが萬代橋。新宿から池袋にまず出れば高速バス一本で萬代橋まで一気に行けるけども、高速バス使用禁止というルールがある。他、タクシーは使用禁止(初期の放送では「パス路線のない県境」はタクシー使ってたようですが今はNG)、携帯電話やスマフォで情報を調べてはいけない、3泊4日でゴールを目指すというのがお約束。
まぁ蛭子さんがいるしねぇと、雰囲気的に「ほのぼの」としてはいるが、路線バスといっても本数も路線も減っているなか接続もスムーズなわけないし、そのなかで4日間400㎞を乗り継いだうえ、バス路線がなければ徒歩ででも無理矢理つなげなきゃいけないしで、えらく過酷である。田中律子さん自身、ブログでその過酷さを「本当にキツくて…心が何度となく折れてしまい…カメラがまわってても全員無言…なんてことも。オンエア見たら、きっと私、ブサイクな顔とかたくさんしてるはずぅーーー」と書いていた。ロケは昨年の12月5日〜8日で、ルート上に当然出てくる「長岡駅」に着いた12月8日昼は相当な嵐だった(電車もストップしてた)ようだしね。
決して大爆笑というわけではないけど、ほのぼのさと過酷さとが同居する面白さや、突然のハプニングや蛭子太川の凸凹漫才的会話、ルート選定におけるパズル的要素など、見ていてなかなか楽しめて、「年3回のこのスペシャルが一番好きだ」といった熱心なファンがいるのも、妙にわかるような気がした。最近のバラエテイ番組は、あざとかったりうるさかったり芸がなさすぎたり出演者が内輪で楽しんでるだけだったり、だからね。
次の第14弾が楽しみだ、と書いて結ぼうと思ったら、未確認情報だけど明日4日夜にBSジャパンで再放送がされるらしいと聞いた。新潟で今回放送されたものは(本来のテレビ東京版より)30分ほどカットされていたが、こちらはノーカット版みたい。

一行が長岡駅から乗った、14時40分発・東三条駅行きの越後交通バス。
長岡から新潟へ路線バスで乗り継ぐなら、まず三条へと(長岡のひとならたいていは)思うのだろうが、三条までは2時間に1本くらいしかないんですね。右上の写真は、この番組とはまったく関係なく、以前撮っていた越後交通のバスがあったので。