エックス展のDMを第1回から順に並べてみた。毎回、エックスの文字をキーにしてのデザインである。
さて、この「エックスの文字をキー」ということでいえば、高校生のときに熱心に読んでいた推理小説のシリーズ、エラリー・クイーン「Xの悲劇」があり、それを思い出す。
詩人・田村隆一が訳した角川文庫版が好きだった。昔から妙なところに凝る癖があったようで、わざわざ他社の訳本を見てその訳し方を比較し、「さすが詩人、訳が格好よい」なんてその頃言っていた記憶まである。
カバーデザインのエックスも雰囲気があってお気に入りだった。
でも、いまアマゾンを見てみたら、この田村隆一版は廃版のようすで、いつしか訳者も替わっている。田村版は全巻
(といってもドルリーレーンのシリーズは4冊だけど)手元にあるからこれは希少価値が増すかいなと思ってみたものの、新しいカバーデザインのなんとも安っぽい変わりかたを見ると、なんだか残念。
エックス展Ⅳ art show ~若きクリエイターたちの自由表現~
●第一会場(新潟市美術館ギャラリー):
7月13日(土)~15日(月・祝)
9:30~18:00(ただし初日は13時スタート、最終日は16時終了)
●第二会場(小羊画廊) :
7月11日(木)~15日(月・祝)
11:00~18:00(日曜は17時終了、最終日は16時終了)
ギャラリー13代目長兵衛で開催中の「
宮本寿恵子・さいとうようこ 二人展」より。手前のオブジェが宮本さん、背後の絵画がさいとうさん。
右は22日の日本経済新聞。日経は見る機会がほとんどないが、ギャラリー13代目長兵衛の紹介記事が掲載されたとのことで、ギャラリーのSさんから見せていただいた。
2004年にオープンしたから来年10周年となる。記事は特に「10周年」とはうたってないが、2003年におこなった蔵の曳屋工事や、開業当時のことを振り返るSさんの談話も組み入れ、この10年のギャラリー活動を俯瞰した周年記念的な内容。
私自身、オープンの前年、つまり10年前にギャラリーの運営や企画についての相談を受け、Sさんはじめ関係者にいろいろ話をする機会があったのだが、それからもう10年かぁ~などと記事を読みながら感慨的に思ったわけである。
「十年はひとむかし~」と歌う
井上陽水の曲があったけども、10年も経つと
当時の小学生がいきなり美大生になって現れたりするから、やっぱり一昔なのである。そういえばギャラリー13代目長兵衛も、近くにある小学校から下校途中の小学生が立ち寄っていたよう。絵の好きな小学生はやはりいるもので、何人かは決まって毎回の展示に来ると開業当初のころよく聞いていて、私が企画に関わった展覧会でもランドセル姿の子供がふつうに来場した。「子供から大人まで誰でも楽しめるギャラリーです」と謳い文句にする展示スペースも数多いが、実際には難しいことでそうはなかなかならないから、特筆すべきことと思っていた。
記事には「子どもの思い出の中にギャラリーが残ってくれたらうれしい」との談話が紹介されていたが、当時の小学生は年代的にはいま大学生、そのときの記憶がもとで(将来は地元のこのギャラリーで初個展をやる!などと意気込みながら)美術の道にすすんだひとも、いるかもしれないね。
長岡小嶋屋「銀座ニューメルサ店」での
笹川春艸墨画展、3か月間のロングラン展示でしたが、今月末30日(日)で終了となります。下の店内画像は
1か月前の記事からの再掲です。
■展示作品リスト
■作品画集(ミニ冊子)の販売もあります
また、CoCoLo長岡店のほうの
笠原もなか「対岸の花」展も会期が残り少なくなり、7月5日までとなっています。こちらも
約1か月前の記事から展示風景(→)を再掲して。
さて来月は銀座ニューメルサ店の展示入替での上京に始まり、
エックス展Ⅳの搬入展示(小羊画廊、新潟市美術館)もすぐあるから、準備だなんだとここのところ重なっている。
月刊にいがたタウン情報の新号(7月号)が発行になったよう。
ARTコーナーでは「
エックス展Ⅳ」が大きく(近代美術館・ルーベンス展の下に)紹介されていましたので、さっそく↓に。掲載されている画像は、西片結花さん、相川恵子さん、菊池都さん、清水琴友さんの4作品です。
エックス展 art show ~若きクリエイターたちの自由表現
オフィシャルサイト/
http://artexhibition-x.jimdo.com/
7月開催のエックス展の、展覧会公式webサイトなるものを作ってみた。今回初めての試みである。
↓
http://artexhibition-x.jimdo.com/
知人作家が何人かJimdoでHPを作成しており、作成がひじょうに簡単(かつ、無料でもOK)と知っていたから、それを使っている。
ただ「作成がひじょうに簡単」というのは、逆にいえば、作成システムがある程度統一されているということだから、細かな自由度はない、というか、デザインなどで凝りだそうとするともろもろ設定をいじったり技を使わないとならず、途端に難しくなる。製作時間もかけられないから、その辺は「いかに早く、わかりやすく作るか」と割り切っての即席制作である。
昨日は弥彦まで。
ついでなので
弥彦グランドホテルにも立ち寄って、外観写真を撮ってみた。新潟日報で
先日大きく報じられたが、同ホテルは来年1月6日に自主廃業することになっている。経営は黒字だが、売り上げ拡大が見込めない中「築50年となる施設の大規模改修が必要だが、そこまでして続ける経営体力はない」と判断したと、記事にある。
このホテルには、数年前、
2009年「弥彦・野外アート展」のときに宿泊している。展覧会開幕の前日に前夜祭的宿泊宴会をやろうということで、出展作家や関係者で希望者を募り泊まったもので、玄関先にも「弥彦野外アート展御一行様」とデカデカと掲げられた。そんな写真を撮っていたなと思いだし、探し出して貼り付けてみた。
いいホテルだったという印象が残っているから、そのときに客室などもしっかり写真におさめておけばよかったのだが、いま見たらこういうの(←↑)しかないよう。だからまぁ気づいたときにと、取り壊しになるのはまだ少し先のことだけど記念に外観を撮ってみた次第。
ちなみに、その「
弥彦・野外アート展」ですが、隔年で開催しており今年は開催年にあたります。弥彦村などとの協議を経て、秋に第7回展を実施することが決定しています。出展作家も確定していますので、それら詳細についてはまたご案内します。
長岡小嶋屋“蕎麦×アート”
CoCoLo長岡店の展示案内です。
CoCoLo長岡店“蕎麦×アート”vol.24
しぶかわ慶子展
会期:7月6日(土)~9月5日(木)
会場:
長岡小嶋屋 CoCoLo長岡店
(長岡駅ビルCoCoLo内、1階)
11:00~21:30
(ラストオーダー21:00)
三条市在住のイラストレーター・しぶかわ慶子さんが「幸せや癒し」をテーマに制作した絵画7点を展示。
本展では2か月の会期の間、約2週間毎に展示作品を入替えていく予定(一部)です。
●駅ビル内の人気飲食店のため、ランチ時は特に混みあいます。作品空間にゆっくり浸りたい場合など、少し時間を避けていただけるとよいかと思います。
「そばがき」といった蕎麦店特有の和風スイーツや、コーヒーなど喫茶メニューもありますので、ティータイム等の喫茶でのご利用も歓迎です(コーヒー、紅茶は315円とリーズナブル)。
●作品のご購入希望がありましたら、アトリエZenまでお問い合わせください。
アトリエZen・問い合わせメール:
atelierzen99☆yahoo.co.jp
(☆を@に)