3日前に「看板建築」と書いていた。
看板建築といってもおそらく一般には耳慣れないから、紙媒体向けの原稿だと「関東大震災後の復興の際、流行した商店建築で…」と適当に説明も加えるところ。でもweb上だと知りたければすぐ調べられるしあまり長々と書くのも望まないからと、その辺は割愛である。
で、実際にweb検索するとどうなるかと思ってちょっと試してみたら、「みちくさ学会」なんていうサイトにいきあたった。みちくさはいいがなんだこのタバコ屋ってのは?と、目についたコーナーをなにげに開いたら「角にあるタバコ屋を巡る」なんていうさらにマニアックな論考で、そういえば「たばこ屋はいつも角にあるね」とテクノポップ期の太田裕美も歌っていたなと思い出し、そんなかんなで朝からなんだかえらい「みちくさ」をくってしまったわけである。
太田裕美の当該曲は「お墓通りあたり」というタイトルで、作詩は今でいう銀色夏生。この曲は大好きで、だいぶ以前のブログだが「自転車で お墓通りの雨あがり たばこ屋はいつも角にあるね」と短歌に仕立てて書いていた。いま見たら6年も前、ギャラリーイーズの空間が懐かしい。