渚の住人たち 三上祥司展
会期:12月5日(木)~17日(火)/
11日と15日は休廊
会場:ギャラリーゆうむ 【新潟市中央区】
三上さんは
先般の弥彦・野外アート展にも出展。アトリエZenの企画においても、一昨年の
新潟市美術館「contemporary art 4人の風景」展など、多数参加しています。
大学生のころ、横浜市内の画材店でアルバイトをしていた。画材店といっても店頭で油絵具やキャンヴァスを売ったりするのではなく、まぁそれもやるのだけど、公募団体展のシーズンは神奈川県内の顧客(画家)宅にトラックで廻り、100号の絵画を集めてはそれを東京都美術館に搬入するというのが大きな仕事であった。首都圏は画家の数も多いから、ひとつの公募展でトラックが満載になったりする。
で、なんでこんな昔の話を書きだしたかというと、
要は絵の運搬業であって、だから要望されればどこでも運んでいたということを言いたかったのだった。つまり、最近なにかと話題になり、昨日も朝日新聞一面トップ(↓)で報じられた「事前指導の会」なんてのにも運んだことがある。私が行ったのは日展ではなく、別の、やはり名の知れた公募団体だったけど。
そこでは「下見会」と呼ばれていたが、内容は同じ「事前指導」である。運ぶついでに会のようすも第三者的立場で見て「ひぇ~」なんて思ったし、さらにいえば、お偉方は少し見ただけでどう「指導」してそれが本番でどう直されてくるのか、そんなのもつぶさに見ていた。かなり大胆に、まったく違う絵になるほど変えさせられるケースも多々あったから、傍観者にはけっこう可笑しい。経緯も知ると、結局誰が描いた絵なのかとみてしまうしね。
そんなのを傍目に、「描く」行為というのはいったいなんだろう?なぞと哲学的に思考した、ということもないのだが、「キャンヴァスを裏返して表には描かない」ことを始めたのもこのころだから、どこか無意識の深層心理的なところでは、いろいろ思考していたのかもしれない。と、昨日は朝日新聞みながら、そんなことを考えていた。

栃尾美術館の入口脇にある市民ギャラリーで「変わる」と題した5人展が開催されていて、案内をいただいていた。
マイスキップ紙で最終面のミニ写真欄(今月の写真)を担当してもらっている海津さんも出展しており、今月のタイトなスケジュールぶりに栃尾まで行けるかどうかと思っていたが、昨日(天気予報はよくないのに)見事に晴れていたのを幸いと、予定を変えて急きょ行ってみた。この季節、栃尾方面は雪になると行き辛いからね。
案内には5人の出展者名が記されていたが、会場を見渡したところ4人の作品しか見つけられず。はて?と、大学生のときのグループ展で
「見つけることのできない作品」という傑作をこしらえたメンバー(一級先輩のMさん)がいたことを思い出してみたが、こちらもなにか理由があるのか、それとも特殊な展示形態で私がうっかり見過ごしてしまったか、あるいは単にリタイヤなのか、確認もしなかったのでよくわからず。
海津さんのお弁当箱みたいな手製の額装は、雰囲気もそれなりに出ていていいんじゃないかと思う。
変わる展
会期:10月29日~11月24日/最終日は14時まで
会場:栃尾美術館市民ギャラリー
10周年とか20周年とか節目の年を記す言葉に最近興味をもって眺めている。そんなことを
1週間くらい前にも、記していた。
で、今朝届いたばかりの新潟日報で目に入ったのが↓。「週刊金曜日」が20周年とのことで、文化欄に記載。
20周年といえば、新潟県立近代美術館の開館と同じ年だったというわけで、このあたりの前後関係は(ごく私的なものだが)すっかり忘れている。同誌については、脱コマーシャリズムの理念に共感して創刊時に購読会員になったものの、当初の購読期間が過ぎた数年後からは継続していない。

クリストでもあるまいし、“梱包された”っていう標題は
ちょっといささか大袈裟。
でも高校校舎が改修かなにかの工事で綺麗に覆われていた。そんなのを通りがかりに発見し、とりあえず写真におさめてみた次第。
長岡高校、一番南側にある「普通教室棟」。
長岡駅ビルの
長岡小嶋屋で「五十の市」のスケッチ画を現在展示している野田英世さんが、グループ展をしているというので観に行ってきた。会場は、国登録有形文化財の日本家屋、松籟閣。
出展はスケッチ画の野田さんに、絵画の小柴博昭さん、写真の圓山友慎さん。3人が同じ場所に集ってそれぞれの手法で同時制作した作品を、「セッション」と題してコーナーごとに展示してある。右上の写真、奥にある床の間はDMにも掲載された「セッション・海」で、柏崎・青海川での制作作品。どうやら、海岸すぐ脇にある(ことで知られる)青海川駅のホームで制作していたもよう。手前は「セッション・里」として会場近くでの三者同時制作。
Views-三つの視線-
会期:11月16日(土)~18日(月)
会場:朝日酒造 松籟閣 【長岡市】
今月おこなっている店内展示の案内です。
画像は上から長岡小嶋屋銀座ニューメルサ店、同CoCoLo長岡店、ラ・ボントーン、そして今月からおこなっている「Art Space Bright Light」(
笹川眼科・中待合室)になります。最後のArt Space Bright Lightについては、クリニック内待合室の展示ですので、いわゆる「店」とは違うのですが、今月スタートさせたということ、展示壁面も大きくとってもらっているということで、あわせて入れてみました。
■長岡小嶋屋 銀座ニューメルサ店 【東京・銀座】
川端隆行展(ミクストメディアの平面作品7点、蕎麦店内に展示)
阿賀野市在住画家
展示案内(展概要) /
展示作品リスト /
展示風景
■長岡小嶋屋 CoCoLo長岡店 【長岡市】
野田英世スケッチ展「い・ち・ば」(スケッチ画を7点、蕎麦店内に展示)
長岡在住建築士&街並みスケッチ絵師/
展示案内(概要) /
作者コメント
■ラ・ボントーン 【長岡市】
大橋絵里奈展(絵画を4点、ベーカリーショップ内に展示)
展示案内(概要)
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展示作品リスト /
店内改装後の展示風景
■Art Space Bright Light(笹川眼科・中待合室ミニギャラリー) 【長岡市】
外山文彦展(絵画を4点、クリニック内の待合室に展示)
展示案内(概要)
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動画での紹介 ※医院内の展示のため、検診や通院のかたに楽しんでもらう趣旨となります。
アトリエZenでは、古くは輸入洋品店の倉庫を活用したり、新潟市酒店内の空きスペースをギャラリー化したり等、10年ほど前から店舗等でのアート設置やギャラリースペース化へのコーディネートをしております。「絵が好き」「店のなかになにかアートっぽい雰囲気を出したい」「単にインテリアとして欲しい」「アートとのコラボレートで集客効果を期待したい」等、お店の要望は多種ありますが、それら個々の事情もふまえアート活用の提案をしています。
「絵を飾りたい」「ちょっとした空きスペースをアートコーナーに利用したい」等々ありましたら、お気軽にお問い合わせください。
●アトリエZen mail:
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