新潟市内。細い路地を抜けたら、バス停がチューリップのかたちをしていた。

ソニーが国内のパソコン(VAIO)事業を売却しPCから撤退するというニュースがはいってきたのは、今月頭、たしか6日だったか。
まぁ何日だったのかはどうでもいいのだけど、VAIOパソコンといえば、壊れてもう動かないから単にオブジェと化した往年のディスクトップ型(→)が、手元にまだある。アトリエZenで使ったパソコン、第一号機である。
さすがVAIOでデザインはいま見ても洒落た感じだが、フロッピーディスクの読み取り装置が内臓されてたりするから、時代を感じさせるもの。
さて第一号機という以外、特にさしたる意味もなかったが捨てる機会もなんとなく失われていたところ、長岡市内にある障がい者施設で不要パソコンの回収をしていると小耳にはさんだ。
パソコンを解体し、金銀、パラジウムなどのレアメタルや基板を取り出すことで、障がいのあるひとたちの工賃に充てられるという仕組み。基板事業と名付けられていて、「障がいのある人の自立支援と社会貢献のためにも、不用品を寄付してほしい」と呼びかけていたから、それならぜひ協力したいと、いまほどいそいそと寄付しに行ってきた次第。ちょうどバレンタインデー企画として「寄付したひとに差し上げている」とチョコレートをお土産にいただいたが、そちらは28日までの限定企画らしい。
障がい者通所施設
地域活動支援センター“のぞみの家”
長岡市城内町3丁目5−13/長岡駅から徒歩5~6分
施設はビル1階、大きな曲面ガラスの店舗風外観のところ。入口には「ご不要のパソコン、小型家電の回収をしている」と貼り紙がある。また、パソコンに関しては、個人情報保護のためハードディスクには傷を入れて真っ先に使用不能にするとのこと。
新潟絵屋発行「
新潟島とその周辺 ギャラリー&ミュージアムマップ」の最新号が届きました。2月17日~3月25日の“展覧会スケジュール”号です。
紙面の中、広告欄に毎回紛れながら
展覧会情報を約200字短文で綴っていますが、今号で書いたのは、長岡小嶋屋CoCoLo長岡店で
展示中の「さいとうようこ展」の紹介。
でもそう言いながら、入稿締切にかなり余裕もって、つまりだいぶ以前に、しかもサっと書いたものだから、どう書いたのか細かいところは本人もよく覚えてなかったりする。で、刷り上がったのを読み返し、「
絵画のみの個展は作家初」というキーワードをどこかしっかりと入れとけばよかったなんて思った次第。まぁ、それらしい文言も入れてはいるのだけど。
流木によるオブジェ制作で知られる作家。
昨春の柏崎での二人展ではオブジェ制作の相方に対してさいとうさんは絵画の呈示だったし、近年は絵に力を入れている感があったので意外に思えるかもだが、「絵画だけでの個展」は今回が初。
同展示は4月6日(日)まで。
http://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-2295.html
長岡小嶋屋CoCoLo長岡店 展示風景

右は今朝の読売新聞。
福島第一原発で100トンの汚染水漏れがあったらしい。
「海に流出せず」と一見穏やかに書いてあるものの、当の汚染水からはベータ線を出す放射性物質が1リットルあたり2億4000万ベクレルが検出されたとのこと。
2億4000万というのも気が遠くなる数字だけど、それは1リットルあたりだから、総計を出そうとすると(1リットルを1キロと仮定して)その「1000×100倍」、それだけ漏れたことになる。電卓たたいても0が多すぎ、手元の安価なものでは計算がうまく出来ずに、さらに気が遠くなる。
と書きながら、郷ひろみの昔のヒット曲に「
2億4千万の瞳 -エキゾチック・ジャパン-」という題名のものがあると思い出した。調べたらちょうど30年前。笑点のお題的に、2億4千万のストロンチウム ‐○○○○・ジャパン-、さて○○は?なんて、ちょっと考えてみる。30年経ってエキゾチックぢゃあないことは、たしかなようで。
『
“政治的”作品撤去を 東京都美術館』と聞き、東京都美術館・作品撤去というキーワードで、タイムスリップしたかのように1971年の前山忠さんの作品「反戦旗」が思わず頭に浮かんだ。でもこれは昔の話ではなく今日の朝刊、東京新聞の一面トップの記事。今も40年前と変わらず…、というよりも、
くろねこ氏の指摘を待つまでもなく今の社会状況だからこそ、なのかどうか。
■
「政治的」作品撤去を 都美術館「クレーム心配」 2014年2月19日 朝刊
http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2014021902000136.html
記事の概要を書いておけば、東京都美術館で展示中の造形作品が政治的だとして美術館側が「外部からのクレームが心配」と作家に作品の撤去や手直しを求め、作家は手直しに応じざるを得なかった、ということらしい。
美術館は、展覧会中の展示は(作家が手直しに応じたため)認めたものの観客からの苦情があれば撤去を求める方針という。この方針がまたよくわからないのだが、つまるところクレームが心配と作品にクレームをつけて直させたがクレームがくれば撤去しますよということで、なんだかクレームがややこしく聞こえるけれど、クレームに従って撤去したらしたで「表現の自由を守れ!撤去するな!」とさらにクレームもきそうだよね。
真ん中に入ったらいいんだろう程度なもので、3日前までカーリングのルールをよく知らないでいた。
が、ゲームの仕組みをちょっと調べてみると俄然興味がわき、ここ数日、ソチオリンピックでテレビ放映されているカーリングに少しはまっていた。氷上のチェスと言われるように頭脳戦になるところは、昔バックギャモンが好きでよくやっていたことを思い出したりする。1試合に2時間以上かかることも、今回初めて知った。
今朝というか未明の、日本VSスウェーデン戦も生放送で見ていた。後からのスポーツニュースで見ようとすると、どこか一部分わかりやすく切り取ったスーパーショット(あるいはミスショット)だけが繰り返し使われ、前後の駆け引きなどのコンパクトな映像にはまとめづらいがゲームの醍醐味みたいなところ、そうした肝心なことはなかなか伝えてくれないから。あと、オリンピックが終わってしまえばテレビ放映してくれるかもわからず、試合が観たくてもおそらく見れないということもある。この機会に堪能しておこうと思ったわけである。
さてソチオリンピックといえば、長岡市と柏崎市の境、柏崎側の山あいに曽地(ソチ)という同じ読みの村があり、「曽地オリンピック」と称した運動会がこのほど開かれ、ちょっとした話題になっていた。↓
http://mainichi.jp/select/news/20140205k0000m040050000c.html
この曽地オリンピックは実際見てもないしよく知らないのだけど、ソチつながりで書いておけば、いま
銀座の小嶋屋で作品を展示している故・若井宣雄さんは、この「曽地」の生まれ。1905年に生まれた氏は、10歳のときに長岡に移住している。
上と下の画像は、その長岡小嶋屋・銀座ニューメルサ店での展示風景から。3月30日まで展示中です。

昨日の長岡市内の画像を二つ。
事前のテレビニュースでは「東京は雪になる」とそこだけさかんに伝えていたから新潟はそう降らないだろうと思っていたら、当地でもけっこうな降り。ただ、都市機能がマヒするほどのものではもちろんなく、予想以上によく降るねぇ、というレベル。
ところで昨日の日中は降雪状況の確認でテレビのニュースを頻繁に見ていたが、ほとんどが東京都内の映像と報道なのが気になっていた。
14日から15日にかけての最深積雪は山梨県・甲府が114cm、群馬県・前橋で73cmというから都心よりも酷く、それは雪国での降雪(大雪)に匹敵するほどの相当な量のはずだが、全国ニュースではなぜかあまり報じられていなかったから。
で、ネット上で
地元紙のweb版や
「記録的降雪で交通遮断、陸の孤島となった山梨県各地の様子」なるまとめサイトを見つけたのだが、やはり、交通も遮断され都市機能も麻痺しているようす。
ツィッターで「山梨は昨日の大雪で積雪1m越で家から出られません。全国ニュースでは殆ど報道されていません。東京の隣の出来事です」「緊急車両も通れずにいる地域も多々あります。関心を持ってください」と、悲痛な叫びのように「拡散お願いします!」とあったので、そこに載っていた画像も右に。
また山梨県富士河口湖町のホテルでは
宿泊客100名以上が孤立し、ライフラインがストップしたうえ雪崩発生、自衛隊の救援もままならないという状況らしい
。(by 堀潤氏。本日午前1:43の記事)
雪崩はホテル1階のガラス窓を突き破って建物内にも雪が入り、厳しさを増す事態だが、
「ほとんど報道がなされていないため、(ホテルに宿泊客として滞在していて閉じこめられた)学生達がツイッターなどで、外部に状況の説明と救援のお願いを発信し続けている」とのこと。
(am6:00記)