
新潟絵屋発行の月刊「ギャラリー&ミュージアムマップ」、新号の配布が今週おこなわれたようです。
同紙には
小さな欄でミニ連載していますが、今回(連載第6回になりました)そこには7月2日~7日に横浜の
ギャラリーart Truthでおこなう
「ニイガタからの風」展について、下のように記しています。
200字ちょうどで書こうとしてますが、字数内に画廊住所や電話番号などの基本情報も入れなくてはならず、そうすると残るスペースからある意味割り切らざるをえずということで、記載はごくごく「概要」のみ。正式展名は「Colors-4 ニイガタからの風」と少し長いです。
今年から始めることになった「アトリエZen+art Truth コラボレーション企画」のvol.1で、
出展は柴山さんのほか、大橋絵里奈さん、大瀧洋平さん、たかだみつみさん。
(お問い合わせがありましたら、メール等でお気軽にどうぞ)

ヤマクラコウジさんの写真展を見ようと昨日は午後から新潟市内に。出発も遅かったし夕方に長岡で別件の打合せ予定があったものだから、他に1~2軒見てすぐ帰ってこようと思っていたが、途中で急遽予定変更。さらに北上して胎内市(旧中条町)での大津正則展まで足を伸ばすことに。
中条町は初めて。当の画廊は中条駅から本町通りを進んだいわゆる昔からの街並みのなかにあり、界隈は建築探偵をしたくなる感じ。撮る時間がないのはあいにくだけれどもそれはそれでまぁ楽しい。
左はその「
大和物産ギャラリー」入口、ショーケース内の案内黒板。美術・工芸品や物産品を扱うお店の奥にギャラリーが併設されている。
■この日観た展覧会
ERA ヤマクラコウジ写真展/5月16日(金)~25日(日)/Kaede Gallrey+full moon
吉川弘展チラシアート/5月15日(木)~27日(火)/ギャラリーゆうむ
佐藤裕一郎展/5月22日(木)~30日(金)/新潟絵屋
大津正則展/5月17日(土)~25日(日)/大和物産・ギャラリー 【胎内市】

長岡・大手通りの旧大和のゾーンの「市街地再開発事業」が進捗しているようで、久々に先日このゾーンを歩いてみたら、すでに移転してたり、あるいは閉店した店舗の多さに気付かされる。あちこちで閉店案内の貼り紙が掲げられていた。
右の貼り紙は、
弁当と惣菜の店の「ヒロコウ表町店」。存在はもちろん知っていたものの使う機会がなかったが、35年もの長きに渡る営業だったんですね。
街区一帯、ところどころに再開発事業の貼り紙も。
↑ 裏通り側のラーメン店「栄華楼」やその並びにあった「たつまき堂」もこの春に移転。
↓
間野精肉店は現店舗で営業継続中。
月刊マイスキップは次号6月号の編集中で昨日は校正作業。
下はその校正ゲラから、
先般取材に行った「バレエ公演の出演者オーディション」に関する記事。1ページを丸々使い、公演を主催する「地域にバレエ・ダンスアートを育てる会」の活動経緯なども含めて書いています。
さて、長岡市役所の旧々庁舎(ふたつ前の庁舎)は柳原分庁舎としてずっと使われてきていたのだが、旧庁舎のほうが「
さいわいプラザ」として改装オープンしたことを受け、こちらは閉鎖となったもよう。約60年前に某著名建築家が設計を手掛けた近代建築、閉鎖はなにか勿体無いと思うべきか、よくぞ60年もったと思うべきか。
すでに立入禁止。薄暗い空間のなかのスキップフロアや露出天井配管の走り方など、なかなか魅かれていた建物だったのだけど。撮影に行く間もなかったから、最後に撮ったのは昨年の2月だろうか。マイスキップの取材で庁舎内にある科学博物館に行ったときである。
■ 長岡市立科学博物館の取材と旧市庁舎/
http://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-1740.html
■ 科学博物館と彫刻2体プラス1
/
http://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-1745.html
一昨日、19日付の新潟日報・文化欄から。
「ミュージアムへようこそ」というコーナーに、
万代島美術館で開催中の「国立国際美術館コレクション 美術の冒険」展がとりあげられていた。同展のサブタイトルが「
セザンヌ、ピカソから草間彌生、奈良美智まで」だという記事の記述に、昨年の森美術館「LOVE展」と似たネーミングだと、そんな余計なところに反応した。「○○○から△△△まで」と書いちゃうと笑点のお題みたいだが、こういうネーミングはわかりやすいといえばわかりやすい。ある種の流行というのもあるのだろうか。
LOVE展のほうのサブタイトルは「
シャガールから草間彌生、初音ミクまで」。ちなみに同展をみての
私の提案は「ロダンから浮世絵春画、草間彌生や初音ミクまで」だった。
国立国際美術館コレクション 美術の冒険
セザンヌ、ピカソから草間彌生、奈良美智まで
会期:5月17日(土) ~ 6月22日(日)/
休館日:6月2日(月)、16日(月)
会場:新潟県立万代島美術館 【新潟市】/観覧料:一般 800円

現在おこなっている店内展示情報です。
長岡小嶋屋「銀座ニューメルサ店」は
戸川淳子展(6月29日迄)。長岡駅ビル内・同CoCoLo長岡店:
永井愛展(6月8日迄)、ラ・ボントーン:
橋崎まこ展(5月末日迄の予定)、笹川眼科・院内ミニギャラリー:
しぶかわ慶子展となっています。
【上記展示のインデックスはこちら ↓
http://atelierzen.blog.fc2.com/
blog-entry-2425.html 】
上の画像は戸川淳子展から、作品「涙」。また、長岡駅近くの
カフェ「郭公」では野田英世さんのスケッチ画2点を展示中です。
昨日(18日付)の新潟日報。同じ日の紙面の一方(総合面)では「健康被害例ない」と書いてあり、一方(社会面)では「甲状腺がん50人に」。一見矛盾し違和感ありありな気がするのだけど、それがそうではないんだという話をメモとして。
福島県で現在おこなわれている甲状腺がんの検査は、「チェルノブイリ原発事故では4~5年後に子どもの甲状腺がん増加が確認された」ことを理由に、「(現段階は)放射線の影響がない現状把握のための基礎データーの採取」という立ち位置のよう。つまり「今後の検査でがんが増えるかどうかを確認して、放射線の影響を調べる」のだそうだ。だから、仮に何百人といま甲状腺がんが見つかっても「放射線の影響がない現状」として分類され健康被害例にはカウントしないという仕組み。うまく出来ているものだ。
しかも、理由とされた「チェルノブイリでは4~5年後…」というのはその一行だけ見ればウソではなく、ホントウのこと。
でも、チェルノブイリでは2~3年後にはどういう検査をしていたとか、そもそも甲状腺への影響への知見がその当時に存在していたのか(知見がなければ調べてないよね)とか、30年も前の検査機器の精度や技術水準はどの程度のものだったかなど、その一行の前後にあるはずのことはスッポリとどこかに抜け落ちてしまっている。健康被害例がないのはいいことだけど、文字通りにそのまま受け取ってよいものかどうか、あるいは言葉のレトリックで「ない」ものとされているだけなのかどうか。