とは言っても、次の7月号は編集部的にも急な事情があり、入稿締切がいつもより1週間ほど前倒しになっている。つまり時間はほとんどなく、それに加えて「咳が止まらず作業が捗らない」という個人の事情も抱えていた。事情だらけである。野球のピンチヒッターは言葉とは真逆で攻撃の「チャンス」のときに出てくることが多いが、なんだか事情ばっかし重なったこちらは、文字どおりの「ピンチ」ヒッターである。
ということで日曜に急きょ取材し、火曜の朝に記事を書いていた。ふだんは遅い原稿をあっという間に素早く書きあげているから、ピンチと書いてはみたものの断然にスムーズ&スピーディ。事情(=マイナス)が事情(二乗)されればプラスになるということだろうか。あるいは、「案ずるよりも
取材先の近くで見つけたタバコ屋を下に。