意味なく、さしたる意識もなく路面を撮った写真。傑作だと思う。

マイスキップ次号7月号の編集作業が完了。昨日は校正のため編集部に。
前にも書きましたが
次の「異彩世代図鑑」のコーナーは私が執筆していて、長岡造形大の写真コースで学ぶ吉田さんを取り上げています(↑)。いろいろな写真を撮られているなか、ここでは「花火を撮影した」作品群に焦点をあてて取材しました。花火と一口に言っても、花火大会の観光ポスターに使われるようないわゆる“花火らしい”写真ではなく、抽象美を追った世界なのがポイント。
また、企画特集ページでは今年10周年となる長岡花火「フェニックス」がテーマになっており、さらにトップページの編集長インタビュー欄は「復興10年フェニックスプロジェクト推進会議」座長氏がゲストと、いずれも話題は“花火”。長岡まつりを翌月に控えて紙面も「花火」色です。
今月頭くらいに聞いたニュースを思い出したように書いてみるが、
ゴッホが切り落とした耳の複製をドイツ人女性芸術家が制作したとのことで、ドイツのカールスルーエ・アート・アンド・メディア・センター(ZKM)にて公開中。下の記事では6月30日からと書かれているが、ZKMのサイトをみると「May 30~」とあるので、5月30日~7月6日の間違いだろうと思う。
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ゴッホの耳の「生きた」複製、美術館で展示 ドイツ、再生医療を応用
http://www.huffingtonpost.jp/2014/06/05/gogh_n_5456839.html
Exhibitions 2014
May 30−July 6, 2014
Diemut Strebe: Sugababe
ゴッホの耳切り事件については「ゴッホが自ら切り落として売春婦に届けた」と巷間いわれていて、ゴッホの特異な精神状態を示す定説のようにはなっているが、でも近年、諸説でているよう。自傷ではなくゴーギャン犯人説というものがあり、その説にけっこうひかれてはいる。またゴッホの死自体、拳銃自殺というのはあまりに知られていることだが、
そうではなかった(つまり他殺で、殺害犯人が存在する)という説もあるから、有名な話が多い裏で実は謎が多い画家。「知ってるつもり」の世界である。