マイスキップ11月号が発行になりました。
私自身が直接書いた文章は(イベントインフォーメーション欄を除くと)相変わらずありませんが、今号はカメラマンとして撮影担当してます。↑の、トップページ「編集長インタビュー」コーナーのゲスト撮影(今回のゲストはかむろ真鶴さん)と、↓の「長岡造形大生紙上ギャラリー」に掲載した「絵本」作品の撮影。
こちらの長岡造形大生紙上ギャラリーのコーナーのほうは、同大大学院生の長谷川侑奈さんを紹介した記事。掲載した作品画像は、
先月の「エックス展-若きクリエイターたちの自由表現」に出展した自作絵本から、ユニークな形状のじゃばら型絵本の「はむちゃんちからもち!」と来場者一番人気だった
(※← 作者調べ)「そらのうみ」の2点です。
また、ポートレイト撮影はいつもは同大の写真専攻学生がおこなっていますが、今回は特例で卒業生が担当しています。同じくエックス展に出展していた石橋歩さんで、同展会期中に新潟市美術館の庭で撮影してもらいました。石橋さんは「長岡造形大生紙上ギャラリー」の、記念すべき
第一回寄稿者でもあります。

舟見倹二さんが今年制作した版画新作の展示を、長岡小嶋屋(CoCoLo長岡店)で年末から来年にかけておこなう計画をたてている。昨日はその打合せで、上越市内の氏のアトリエまで。
打ち合わせ中、居間の壁にいくつか飾られている自作品のあいだに、「
じょうえつ雪文化シンポジウム」のチラシが貼られているのが目につき、了解をえて写真を撮らさせてもらった。それが上の画像。同シンポジウムは1995年に日本雪工学会と上越市の主催で開催されたものだが、チラシには舟見さんの同年制作の版画が使われていて、その版画と隣り合わせに飾られていたから特に目をひいたわけだ。詳しく聞くとチラシのデザイン自体も氏がおこなったとのことで、貴重資料といえそうだ。
下は、こちらは「貴重資料」でもなんでもなく、更に、うまく撮れているわけでもなんでもないが、せっかく上越市内まで行ったということでそこでのタバコ屋画像。
この日の上越ではもうひとつ用件があり、
長岡造形大の卒業生で
在学中に私のところで個展をおこなった服部さんがいま直江津の雑貨店に作品を置いていると聞いていたので、帰路はそのkukkaという店に。直江津駅近くのエルマール内にある。エルマールといっても地元民でないとわかりづらいが、要はイトーヨーカドー(の専門店街)。下の画像の鉄塔はその付近のものだが、良すぎる天気に逆光がきつく、簡単携帯カメラには条件が悪すぎた。

横浜市民ギャラリーは1964年に開館したらしい。つまり今年で50年ということで、いま開催中の企画展の案内は、“1964”が大きくクローズアップされたデザイン。
1964といえば、
江戸東京博物館では「
1964年は新しいニッポンのはじまりでした」とキャッチコピーをつけ「東京オリンピックと新幹線」なる展覧会を開催中だ。数字がなんだか気になり、都美術館に先日行った際はポスターの
1964に目をひかれ写真にまでおさめていた。
ジョージ・オーウェルの小説は1984で、当時「オーウェルの年」と話題になった年の20年前だからキリがいいねぇなんてことと、それからもう30年経つのか(こちらも30とキリがいい)と頭に浮かんだのはまぁどうでもいいことだが、もともとが理数系なものだから数字を気にしだすとけっこう好きで、考えだすとキリがないのである。
さて東京都現代美術館が開館してすぐのころ、同館で「日本の美術1964」という展覧会があり観に行っている。やはり東京オリンピックの1964年に焦点をあてたもので、1996年の企画開催。下は久々に書庫から取り出したらだいぶ古びた感じになっていた、そのとき買い求めた「展カタログ」。当時の美術館長・嘉門安雄氏の巻頭挨拶には「東京オリンピックという戦後史の大きなランド・マークである一年を、さらに日本美術史のターニング・ポイントに位置づけ、その全貌を可能な限り展開させようと試みて」とある。いまこの1964というのはちょっとしたマイブームにもなっている。
ついでに書いておくと、
一昨日のblogで載せた写真には、本題とはまったく別に「1964」の数字がひっそりと隅に入りこんでいるが、これはマイブームであることからの意図的なトリミング。
信号待ちで停まった車中から、なにやらポスターが貼られているのに気がついた。画像だとよく見えないが「悠久祭」と書かれている。今日明日と、長岡大学の大学祭のよう。
彫刻家・霜鳥健二さんの
「1.6ミリ」と題した個展に行った。一昨日の話。
タイトル通り1.6ミリの薄鋼板が素材。鉄彫刻とすると異例な薄さで、鉄は固いというイメージを反転させた、ある意味グニャグニャとしているもの。でもそうでありながら「鋭さ」もそこに同居し、その絶妙なバランスで成り立つグニャグニャ感はやけに美しい。「鋭い感性は柔軟な思考が必要」であることを、「ギラギラ光るナイフは柔らかくグニャグニャしてなくてはならない」と表現した故・五十嵐祥一さんの言葉を思い出した。
右は、来月から
笹川眼科院内展示スペースに飾る予定の島倉哲郎さんの作品。いまも現役で活動する長岡在住の画家だが、今回はあえて1960年~70年代に描いた風景画作品を飾ることにした。新しくした額装が出来あがってきて、(なんちゃって撮影ではあるが)写真におさめてみたので掲げてみた。

今週発売になった「
月刊にいがたタウン情報」11月号。いや、正式発売日は25日となっているから、場所によっては明日店頭に並ぶのかもしれないけれど。
長岡(の私の周りのコンビニ)ではすでに販売されていて、
上はその「アート」情報コーナー。11月9日からの
ONE Mart EXPRESS展が紹介されているので載せてみました。「多彩な表現をお楽しみに!」とは、まさにそのようで。
長岡小嶋屋CoCoLo長岡店の店内展示、いまほど作品入替を施し、今日から吉田勝幸写真展となりました。
http://atelierzen.blog.fc2.com/
blog-entry-2704.html

↑ 店内画像・おまけ
霜月二人展
会期:11月7日(金)~16日(日)/
会場:
G.GLASS(ジグラス) 【東京・世田谷】
出展:柴山明子、一花
柔らかな墨彩画(柴山)と繊細な筆使いの和紙こもの(一花)による二人展。柴山さんは、ほぼ同会期でおこなわれる新潟でのグループ展(
ONE Mart EXPRESS vol.10)にも参加します。