
あまり知られてないかもしれないが、この白地に赤のもようの包装紙の絵は猪熊弦一郎である。特に猪熊画伯の熱烈なファンというわけではないが、そういえば昨年暮れに氏が手掛けた上野駅の壁画についても記していた。
買い物のほうは、物産フェア的に全国各地のお菓子が売られていたので、それではと遠く九州の、ネーミングがなんだかストレートな「ざびえる」という銘菓を選んでみた。 目的が包装紙とすれば珍しいお菓子みたいな、食べてなくなるものを買って帰りたいと思っていたからタイムリーである。近年、三越には別の新しい紙袋もお目見えしているようだから、「むかしの包装紙にしてもらっていいですかぁ?」とリクエストした。
ちなみにこの包装紙、ローマ字の「mitsukoshi」を筆記体レタリングで入れたのは、当時三越宣伝部に勤務していたアンパンマン作者のやなせたかし。
