長岡造形大学の卒展に行く。マイスキップ紙で何人かの作品を紹介するので、その取材も兼ねている。
取材だから掲載予定の作品はいくつか撮影させてもらったがここでは割愛し、で、上の3枚は大学院棟の入口ホール近くにある「円形講義室」。いつもはコンクリート打ちっ放しの無機質な壁に何やら派手な、キラキラとしたストライプ状デコレーションがなされていて目をひいた。これまでの卒展にはなかったものだ。
一瞬、誰の作品なのかと驚いたが、特に卒業制作というわけではなく、円形講義室を映像作品の発表の場とする映像専攻生が会場を目立たせようと試みたものらしい。シンプルな手法で、チープな材料を駆使しているのもいい。画像だとその辺はわかり辛いけども。
右はアトリエ棟の入口、吹き抜けのホール部分。
2階レベルに貼られた2点は写真専攻の既知の学生(細貝さん)の写真であるが、彼女の作品は画面に出てこない右手側の壁面のほうに大きくあり、囲むような呈示。だから、これが全体像ではない。
変形の四辺形と光の関係が面白く、さらにはこの位置にこの写真作品が、こういう風にあるのは今だけだからと、要するに個人的趣味で撮影してみた一枚である。こういう幾何学的な構成はけっこう気に入るのだけど、どうだろう。
ちなみにあえて意図的に暗く写しているわけで、実際の展示会場は明るくて作品もちゃんと見やすいので念のため。
「徒歩7分」という、ちょっと風変わりなタイトルのテレビドラマが火曜の深夜に放送されていて、先週から見始めている。
きっかけは先週はじめの新聞テレビ欄のレビューで紹介されていたことで、たぶん読売だったと思うけど、何紙か読むこともあるから媒体名は実はうろ覚え。書かれていた内容もすでにうろ覚えで、ストーリーなどの紹介もあったはずだが覚えてなく、唯一覚えているのは記事の最後に記された「(全8回の放送なのにすでに3回が終わっているから)これからだと全部見れず、これまで見れなかったことが残念」という記者の感想だけ。でも何か妙に魅かれるものが残っていて、私もこの記者と同様、先週の第4話から見ていたというわけだ。
で、感想はといえば、やはりこの記者とまったく同じで、こんな面白いなら最初から見たかった!であった。カメラアングルとか長回しの多用とか会話のテンポとか、独特のティストがあるから慣れるまで少々時間を要するし、いきなり第4話から見てストーリーもチンプンカンプンだったが、慣れ出したら見事に嵌ってしまったという次第。
話自体は言葉にしづらいものだが、
webの記事(主演の田中麗奈さんインタビュー)では「彼氏なし、友達なし、仕事なし……ないない尽くしの32歳・依子(田中麗奈)のアパートから徒歩7分圏内で起きる小さな出来事をつづる連続ドラマ」と紹介されている。
上の画像は、せっかくなのでアトリエから「徒歩7分」のところを載せようと一瞬思ったものの、そうではなく昨日夕方所用で訪れた笹川眼科。夕暮れに玄関オレンジ色が映えていた。
待合室に飾る絵画を前日に入れ替えているが、この日は作者のコメントも小さな紹介パネルで取り付けてきた。