午後からの
「カラフルスプリング-野坂衣織+さいとうようこ2人展」の搬入作業の前
、今日はせっかく中華街まで来たのだからと、昼食はart Truth近くの「福龍酒家」に。
6パターン掲げられた「本日のランチ」メニューからセレクトしたのは、「ネギそばと半チャーハン」。辛みの効いたネギそばがいい。

本日から横浜出張。
art Truthでの「
カラフルスプリング-野坂衣織+さいとうようこ2人展」、展示作業がいまほど完了しましたので、速報で2枚ほど。展覧会は明日1日、朝11時からスタートです。
左は外から窓越しに。
(2015.3.31 pm16:00)
中島尚子展。作品撤去後の画廊風景から。
88枚のパネルを並べた作品「たからものカルタ」の壁面跡。作品設置用の釘が平行にまっすぐ打たれている。このあと釘も当然抜くのだが、その前につい写真におさめたくなった。
(2015.3.30 pm22:30記)
中島尚子展「宝日誌」、本日で終了になります。
長岡での「タイアップ・ミニ展示」として
cafe郭公に飾っていた4作品は、一足早く今朝の開店前に搬出を済ませ、新潟絵屋のほうはこのあと(雑務を少ししてから)搬出にと向います。開廊は今日は午後5時までの予定です。
(2015.03.30 pm1:00)
ゆく年くる年ではありませんが、ひとつ終わればまたすぐ始まるということで、中島展の搬出を今夜終えたあとの私の予定は、明日早朝からすぐさま上京。明日は横浜で「
カラフルスプリング-野坂衣織+さいとうようこ2人展」の作品搬入&展示作業になっています。
さてcafe郭公のほうですが、中島尚子木版画から外山文彦「モナリザのコラージュによるシリーズ」にと掛け替えました。いろいろバージョンがあるのですが、今回は小品2点だけ(↓)。
シンプルに額に入れてます。
渋谷駅といえば「ハチ公」だけれども、新潟駅にも犬が居て、こちらは「タマ公」というらしい。南口の中央部、大きな玄関口のところに佇み場所的には超一等地ですが、でも急がれてる皆さんはそのまま素通りする(↑)。渋谷のハチ公口みたく、玄関口にその名をしるしてもらえているのかどうか、そちらはよくわからない。
ちなみに隣には、さきごろ
移転新装オープンしたばかりの「長岡小嶋屋・CoCoLo新潟店」があります。
下はその「タマ公」口を出て、新潟駅の南口ペデストリアンデッキ。
一週前、中島尚子展の搬入時に作家の送迎で新潟駅まで出たので、その際にタマ公とあわせ撮ってみたものになります。
さて、その
中島尚子展「宝日誌」(at 新潟絵屋)ですが、会期も残すところ今日・明日の2日間となりました。これまで多くのかたに訪れていただき好評を受け、企画に携わったものとして嬉しい限りです。 最後の二日間、両日とも作家在廊しています。

新潟市の古町に漫画「ドカベン」の銅像が(作者の水島新司氏の好意で)設置されているが、氏から撤去の申し入れがあり、存続が厳しくなっているとのニュース。新潟では大きく扱われていて、新潟日報では一昨日(27日付)の朝刊社会面(←)で大々的に取り上げられたほか昨日も続報があり、テレビのニュースでも報じていた。
水島氏は撤去の理由を明確にしていないが、でも、最近の「ケツバット」ブームが、氏の創作したキャラクターとは無縁なところで単に「面白ければいい」「それで集客が図れればいい」という論理だけで流行させているところに一種の危うさも感じていたので、理由もその辺にあるのだろうとは考える。創作に関わるものとすれば、著作者の思いを馳せるに痛々しく感じてしまう点があるからで、なぜならそこには山田太郎の存在がない。別にドカベンキャラクターである必要はなく、松井秀喜氏の銅像であってもゲーリー・トマソン氏のダイナミックな空振り銅像でもケツバットにはいいわけで、当然ながら著作者や作品への敬意といったものも見られないわけである。
野外アート展をやっていたりするとたまにあるのだが、野外だとその気安さからか、同じように作品の本質とは関係ないところで茶化したような写真を撮り、面白がって駄洒落のようにネットにあげるひともいる。そういうときの作家自身の反応ははっきり分かれ、面白がる作家もいるが嫌悪する作家も多く、水島氏は後者だろうという想像は容易にできるわけだ。
今回は仕掛け人がいて、著作権的なものを省みずそれが「街の活性化にすばらしいこと」と華々しくテレビで取り上げられ、一大ブームのように扱われるさまをみると、著作者として看過できないというのはよくわかるところだ。看過すれば、おそらく商店街などは「ケツバットガール写真コンテスト大会」「ケツバットセール」なんてものも次々考えるだろうし、何年もかけて創り上げてきたキャラクター(作品)がケツバットに単純化され「女性の尻をバットでたたく男」のイメージで染まってしまうのは、私だったら相当な苦痛である。件の仕掛け人は創作者ではないようで、テレビインタビューを見ていてもそのあたりの心理には疎いようだけど。
だから28日の新潟日報で紹介されていた商店街関係者の談話、「
『ケツバットガール』の流行で商店街を訪れる人が増えてきたのに撤去するのはもったいない」というのには、私には違和感しかない。私が水島氏であれば、そういう発言を聞くからもう撤去したいんですよ、と応えるところ。