22日からおこなってきた「ありがとう長兵衛 記念絵手紙展」、本日(30日)最終日となりました。
絵手紙は会期中に日々届いたものも多く、それらも追加して飾っています。
今日は、とある縁があって「裸婦デッサン教室」なるものに出席。別に講師というわけではなく、立場としたら純粋に絵が描きたくての一受講生である。
デッサン教室ということで、支給された紙で木炭デッサンに取り組んでいたひとがほとんどだったが、そのあたりの取り組みは各人の自由のようで、私はクロッキーとしてすばやく捉える訓練とした。 モデルさんのボージングもよく、4時間に渡り描けてなかなか楽しい。
画材については、
こだわりがかつて強かったはずが、最近は(いきなりクレパス使ったりと)鷹揚さを愉しんでいるのと事前に試す時間もなかったものだから、ボールペン2種類(三菱の3色ボールペンとゼブラの1本65円超廉価版)とコンテの3つを用意していき、描き始めてから三菱3色ボールペンオンリーに決めた。コンテは今日の手の調子に波長がどうもあわなかったみたい。
三菱のボールペンといえば、
大学生のころひじょうに高く評価してクロッキーに愛用していた。そうしたことからの期待感も少しあって初めて買ってみたものの、「描き味」としたらまぁフツウ。「クセになる、なめらかな書き味」とあるから、たしかに「書き味」はいいのだが。「書く」と「描く」は相当違うのである。
アトリエZenの展覧会に最近(
2013年「エックス展」以降)よく登場している大瀧洋平さんが、第17回雪梁舎フィレンツェ賞展で優秀賞を受賞したということで、今日は同展・雪梁舎美術館に。
他、新潟市内を廻り、西村陽一郎写真展(新潟絵屋)、林哲三展(あとりえNANI)、板垣匠展(羊画廊)を。上の画像は雪梁舎美術館の後、ちょうど向い側だというのと所用もあったので立ち寄った「新潟ふるさと村」。
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西村陽一郎写真展(新潟絵屋):8月30日まで
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林哲三展(あとりえNANI):8月30日まで
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板垣匠展(羊画廊):9月1日まで
第17回雪梁舎フィレンツェ賞展は9月27日まで雪梁舎美術館で開催のあと、東京展が東京都美術館(10月12日~18日)にて。また今回のフィレンツェ賞の作品とは異なりますが、大瀧さんの作品を
11月16日から長岡小嶋屋(CoCoLo長岡店)に飾ることになっています。
横浜(art Truth)でおこなう、秋の展覧会です。
each approach to expression
墨と顔彩を使い
記憶の世界を柔かなタッチで描く柴山明子と
麻布を使い
素材自体のもつ色を生かして絵画表現を展開する外山文彦
それぞれの手法による2人の作品を
どうぞお楽しみください
外山文彦+柴山明子 2人展
会期:2015年9月30日(水)~10月5日(月)/
11:00~19:00(最終日は17:00まで)
会場:
ギャラリーart Truth
〒231-0023 横浜市中区山下町112-5 日絹パークビル1F
● DM掲載作品/
左:外山文彦 Asa.1501(麻布にアクリル絵具/2015年)
右:柴山明子 come rain or come shine (ワトソン紙に墨、顔彩/2015年)

交通/
JR根岸線「石川町駅」南口より元町商店街方向に進み徒歩7分。
みなとみらい線「元町・中華街駅」3番出口より徒歩5分。
中華街南門(朱雀門)より徒歩1分。
(上記地図:クリックすると大きくなります)
● 作家プロフィール
外山 文彦 TOYAMA,Fumihiko
新潟県長岡市生まれ、同市在住。
ギャルリ伝FLOOR2(東京・世田谷)、ウィリアムモリス(東京・渋谷)、新潟絵屋(新潟市) などで個展。
原風景展(東京都美術館)、弥彦・野外ア-ト展(新潟県弥彦村)、大地の芸術祭「雪アート・プロジェクト」(信濃川河原)など企画展への参加多数。
柴山 明子 Shibayama,Akiko
群馬県前橋市生まれ、千葉県浦安市在住。
ギャラリー舫、銀座煉瓦画廊など銀座を中心に個展をおこなうほか、2013年兵庫県西宮阪急アートギャラリーにて個展。2014年、横浜art Truth「colors-4」、群馬県・中ノ沢美術館「森のなかの美術展」等に参加出展。
昨日、速報でお伝えした朝日新聞(8月22日付)の記事を左に。
いま開催中の「
ありがとう長兵衛 記念絵手紙展」について触れられたものではありますが、「
蔵ギャラリー閉館へ」と見出しにあるように、江戸時代の蔵の起原に始まりなぜギャラリー化したのか、取り壊しの危機や中越沖地震での休館を乗り越えてきたこと、閉館を決めた理由など、ギャラリーの歴史を追っての的を射た紹介記事になっています。ふんだんにあるわけでない紙面スペースに、簡潔にうまくまとめられるものだと思うことしきりです。会場内に新聞コピーを置いていますので、興味あるかたはご覧になってください。
ギャラリーの歴史ということでいえば、2003年におこなわれた曳家工事の写真や資料、2007年の中越沖地震で休館状態になっていたときのギャラリー入口の写真なども、今回併せて館内に呈示しています。
← 絵手紙の数々
ギャラリー十三代目長兵衛 ファイナル企画第4弾
ありがとう長兵衛 記念絵手紙展
会期:2015年8月22日(土)~30日(日)/月曜休館
10時~17時(最終日は16時まで)、入場無料
会場:ギャラリー十三代目長兵衛
柏崎市学校町3-12
企画:"ありがとうギャラリー十三代目長兵衛”プロジェクト
(事務局:アトリエZen)
長岡造形大学視覚デザイン学科OB&OG有志会
平和ポスター展
会期:8月11日(火)~23日(日)
会場:新潟県立近代美術館2階ギャラリー
長岡造形大の卒業生、1998年卒の第2期生から16期生までの55人の「平和ポスター」の展示。
チラシの裏面には、
WHAT IS "PEACE"?とうたわれる。だからからか、あるいはポスターとしての必然なのか、「PEACE」という言葉を組み入れてデザインされた作品も多い。全体に溢れるかのように次々あらわれるPeaceの文字に、デザインとしてではなくもしアートの視点としたら、さていまの時代状況にその言葉はどういう意味を持ちえるのだろう、そんなことをふと考えていたら、その文字を「視力検査表」に見立ててひたすら書き連ねた9期生五十嵐さんの作品が現れた。
1作品におけるPEACEの登場数としたら圧倒的ナンバーワンである。でも視力検査表だから、実はよく見えるわけではない。目を細め、メガネの曇りもきちんと拭いてからでないと全体が見えない。
昨今のきな臭さ時代も暗示しているようで、見えないことから何かを「見せる」面白さを感じていた次第。
今日スタートする「
ありがとう長兵衛 記念絵手紙展」が、今朝(22日付)の朝日新聞(新潟版)で紹介されているもよう。
私自身まだ紙面そのものは確認できてないのですが、ギャラリーのこれまでの流れも追いながら、だいぶ大きな記事になっているみたいです。
(以上、速報で)
(2015.8.22 am8:30)