昨日、速報でお伝えした朝日新聞(8月22日付)の記事を左に。
いま開催中の「
ありがとう長兵衛 記念絵手紙展」について触れられたものではありますが、「
蔵ギャラリー閉館へ」と見出しにあるように、江戸時代の蔵の起原に始まりなぜギャラリー化したのか、取り壊しの危機や中越沖地震での休館を乗り越えてきたこと、閉館を決めた理由など、ギャラリーの歴史を追っての的を射た紹介記事になっています。ふんだんにあるわけでない紙面スペースに、簡潔にうまくまとめられるものだと思うことしきりです。会場内に新聞コピーを置いていますので、興味あるかたはご覧になってください。
ギャラリーの歴史ということでいえば、2003年におこなわれた曳家工事の写真や資料、2007年の中越沖地震で休館状態になっていたときのギャラリー入口の写真なども、今回併せて館内に呈示しています。
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ギャラリー十三代目長兵衛 ファイナル企画第4弾
ありがとう長兵衛 記念絵手紙展
会期:2015年8月22日(土)~30日(日)/月曜休館
10時~17時(最終日は16時まで)、入場無料
会場:ギャラリー十三代目長兵衛
柏崎市学校町3-12
企画:"ありがとうギャラリー十三代目長兵衛”プロジェクト
(事務局:アトリエZen)
長岡造形大学視覚デザイン学科OB&OG有志会
平和ポスター展
会期:8月11日(火)~23日(日)
会場:新潟県立近代美術館2階ギャラリー
長岡造形大の卒業生、1998年卒の第2期生から16期生までの55人の「平和ポスター」の展示。
チラシの裏面には、
WHAT IS "PEACE"?とうたわれる。だからからか、あるいはポスターとしての必然なのか、「PEACE」という言葉を組み入れてデザインされた作品も多い。全体に溢れるかのように次々あらわれるPeaceの文字に、デザインとしてではなくもしアートの視点としたら、さていまの時代状況にその言葉はどういう意味を持ちえるのだろう、そんなことをふと考えていたら、その文字を「視力検査表」に見立ててひたすら書き連ねた9期生五十嵐さんの作品が現れた。
1作品におけるPEACEの登場数としたら圧倒的ナンバーワンである。でも視力検査表だから、実はよく見えるわけではない。目を細め、メガネの曇りもきちんと拭いてからでないと全体が見えない。
昨今のきな臭さ時代も暗示しているようで、見えないことから何かを「見せる」面白さを感じていた次第。