スラスラと5分ほどで仕上げた。2年前は絵手紙に不得手感があったから、心境というのも変わるものである。そのときは都内ギャラリーからの強い要望で
最近のイラストは、あれこれと考えてない。不得手感がないからだろうか。十三代目長兵衛の作品は、でも何も考えないのもどうだろうと、描きながらつい頭に浮かんでしまった駄洒落を(閉館記念の意味にもつなげながら)絵のなかに描き入れてみた。指摘してきたひとはいないから、あまり気付かれなかったかもしれないが。まぁ大人なら口にしない、小学生並みの駄洒落だからねぇ。
そういえば会期中、私の絵手紙を指し「このかたは絵本作家ですか?」と尋ねてきたかたがいた。正真正銘の絵本作家が何人も出品している中なぜ私?と思ったが、相当気に入られたみたいだから、波長がピタリと合ったのかもしれない。
絵本作家に間違えられたのは初めてである。駄洒落はスルーされてもその画風で、小学生に間違えられることはよくあるのだけど。