地下鉄の小さな駅の、その駅前の小さなカフェギャラリーは若いご夫婦ふたりで運営していて、月替わりの壁面ギャラリーのほか、ジャズライブやギャラリーコンサート、講座なども幅広くおこなっている。
2006年の10月オープンだからもうすぐ10周年と思っていた。幅広くイベントをたちあげているしギャラリースペースの予約もかなり先まで埋まっていると聞いていたから、店主からの先日の電話は急でとても驚いたのだが、経営状態の急激な悪化で、閉店を考えているとのことだった。9月に私の企画が入っていることからの急遽の連絡であったがここは相談と受け止めて、私なりの意見を伝えた。私の考えがどう影響をおよぼしたかなんてのは定かでないが、結果としては閉店をいったん留保し、常連のお客さんから意見があったという「(店のファンのひとたちに)支援を求めること」を進める決意をされたようだ。現在、「ガレリアカフェ ユウ が大切な場所だと思ってくださる皆様へ」というお知らせがWEB上で公開されている。
http://i-would-be.dreamlog.jp/archives/9329796.html
pdf版:http://cafe.u-u.cc/data/our_message.pdf
10年も営業しているとその店に「思い」のあるひとも相当いるだろうから、そうしたかたは読んでみてください。文中には9月いっぱいで閉店となる可能性も示唆されているが、9月末日までの展覧会、イベントは予定通り開催されるとのこと。

時間の記憶
安立貴美枝・小沼智恵利 2人展
会期:9月1日(木)~30日(金)/毎週水曜日、および 9月11日(日)は休廊
時間:12:00~17:00(日曜・月曜・木曜日は20:00まで)
会場: Galleria caffè U_U (ガレリアカフェ・ユウ)