知人のblogを覗いてみたら、アガサ・クリスティの推理小説「アクロイド殺し」について書かれていて、ちょっとこれにはびっくりした。
「…ピエール・バイヤール『アクロイドを殺したのはだれか』には、びっくりした」とそこに記されていた“びっくり”という言葉ではなく、そもそもアクロイド事件やその逸話はミステリ史に残る有名なものだからそれ自体別段びっくりもしないけれど、近日発行になるマイスキップ新春号の連載コラムに同じところを、自分もちょうど書いていたから。
偶然の符合とは言え、印刷やら製本作業のタイムラグからこのあと数日後に発行になるのも真似したようでなんだか間が悪い。今月は早々と書いて入稿していたのにねぇ。
ピエール・バイヤールの同書は20年前の発行でとうに絶版になっているようだが、アクロイド殺害事件の真犯人は(ポアロが推理した、あの)●●ではなく他に居る、と論じていて、さすがにびっくりはする。これは読んでみたい。 本家の「アクロイド殺し」のほうは、犯人とされる●●をちゃんと知っていながら、まだ私は実際に読んではないけれど。
画像は長岡駅前。だいぶ前の撮影である。