拙blogは当初、現在のFC2ではなく他社のブログサービスを使っていた。一番最初に記事を書いたのが2005年3月20日でいちおう記念日だとすれば、一昨日の20日で15年目に入ったことになる。
数字好きなくせにこういうことをタイムリーに覚えないので、たまたま気づいた1か月前にメモをとりあえずしてはいたんだけれど、やっぱりその20日はすっかり失念していた。だから2日遅れてのアップである。
15年目だから何?と聞かれても、別にどうということもないんだけれど。
(2019.3.22 pm23:55)


新国立美術館イケムラレイコ展は、知人が激賞していたのとウエブサイトでとても興味を魅かれたことからぜひ観たかった。
行ってから知ったことだが、会場内には美術館に通常ある「解説パネル」類の掲示は無く、個々の作品のタイトルや制作年、素材や技法を示すキャプションボードも無い。
会場に入る際に入口で会場「地図」と、ひじょうに細かい文字でギッシリと書かれた作品一覧の2枚を渡され、そうした説明を受ける。美術館のスタッフも「地図を…」と言い、要は作品配置図とか順路図ではなく、感覚的にはもう地図なのだ。
“地図”がなければ迷路のような空間は海外の建築家が構築したらしい。気になった作品があっても手持ちのA3一覧表を辞書ひく如くいちいち見なくてはならないし、作品や作家はたしかにいいんだろうというのはわかるけれど…なかなか疲れるねぇ、という感想。
2日前は疲れで体調不良だったこともたぶんにあるのか、作品世界に今一つ入りきれなかったよう。
事前のウエブサイト情報で野外展示作品があると知り、それをすごく楽しみにしていたけれど、「室内のみから見てくれ」とのことだった。先の「解説掲示物を排すること」は(好みは分かれるにしても)意図として十分わかるものだが、はて、室内のみから閲覧の野外作品とはいったい何だろう。そのコーナーは「写真撮影可」だったことから、気になるその部分のほうを撮ったわけだ。鑑賞者側からすれば、巨大なガラスケースに借景付きで収納された作品と映る。