
卒展シーズン。上越教育大学の芸術系コース「美術」の卒業・修了研究展が始まったので、上越市高田に。会場は、昨年と同じく高田駅前の「あすとぴあ」なる再開発複合ビルの最上階にある展示施設「ミュゼ雪小町」。
ゆっくり観覧後ちょうどお昼時分になり、会場ビルの前にある「初音」というてんぷら割烹に入ったら、地元美術家舟見倹二さんの作品が1枚飾られているのに気づき、しかもよく知られるシルクスクリーン版画ではなく18歳ころの鉛筆画だったから驚いた。


この日の天ぷら定食を。

帰路は近くの小川未明文学館のギャラリーで上越総合技術高校環境デザインコースの卒業制作展をやっていたのでそちらにも。
同コースの前身は高田工業高校デザイン科でそこはかつて舟見さんがいたところ。と頭に浮かんで見始めたら会場に居た同校教諭のかたもよくご存知で話がはずみ、ここでも舟見さんの話になった。この日は氏のお宅にも顔を出そうと考えていたものの諸事情ご都合あって見送ったのだけれど、思いがけず氏にも会えた感覚。その功績に各所で触れる一日になったよう。
さてこの「環境デザインコース」はカリキュラム変更で今の1・2年生にはもうなくて、同コース最後の卒展になるという。知らずに行ったが、(私は初めてにして)最後の卒展を観ることが出来たというわけだ。力作やユーモラスな研究(卵を7メートルの高さから落下させて割れない容器を作る)が揃っていて、高校生活の楽しさも伝わってくるようないい展示。面白かった。
上越教育大学芸術系コース「美術」第36回卒業・修了研究展
2月6日~12日/ミュゼ雪小町
新潟県立上越総合技術高等学校環境デザインコース卒業作品展
2月5日~9日/小川未明文学館 市民ギャラリー