その記事には斎藤義重自身が建物落成時に寄せた文章から、結びの一節を紹介していたので引用すると
―これは、絵であり、彫刻であるよりも、ただ“言葉をもつ物体”であって、この建物のファサードの部分となって、自然の風雪に耐え、また永く人々の眼に語りかけることができるならばと、ひそかに私は考える。―
この外壁レリーフ作品については、いよいよ来月3月に取り外し作業となるようだ。ちなみに3月号のマイスキップの私の連載コラムでもこれらの作品群に関した写真を載せていて、今日はその記事の最終校正が完了した。今週印刷に回ります。