
TWOOL GALLERYでの外山文彦展は、3週連続、金・土・日曜の週末のみ開催で、17日(土)迄。第一週目が無事終わりましたが、日数で数えてみると全8日間開催のうち3日間が過ぎたので、もう半ば近くです。明日9日から第二週目、第2クールが始まります。
会場の入り口(階段の上り口)に掲示した案内パネルを下に貼りますが、そこには「ここ数年の首都圏での個展発表作品などの近作を展示した」と書きました。関東での作品発表が続き新潟県内である程度の規模で発表する機会を得たいと思っていたことが背景にあり、近年の活動の回顧展的な意味を持たせての展観としています。
ここ数年の作品を記録掲載して印刷製本した小冊子は(本展に向けて制作したという意味で)今回唯一の”新作”となります。展示作品数は37になったと前に書きましたが、通常はカウントしない小冊子を”数”に含めると38作品で、展覧会の意図からもここは38に訂正したいと思います。
小冊子(作品記録集)/一台のテーブルを使って置いている
38は多い数字で、窓枠を活かした設置や壁以外の場所にも飾っていることは多さにつながっていますが、でも無理に入れ込んだふうではなく、作品は空間に調和し、端正にたたずんでいるという感じがしています。
いい展示空間になっているとその全体写真を載せたいところですが、在廊してずっと眺めていたら、以前も書いた「これらの作品は写真での呈示がとても難しい」ことが今回の展示ではまた気にかかり、少し躊躇してます。写真は撮れても単に幾何学的デザインとか構成面の印象に終始し作品のなんたるかを結局伝えてないのではないか、という思いです。
このあたりは気が変わるかもしれませんが、とりあえず第1クールでは、そんな理由から写真は全貌がわかるものではなく断片的なものを載せるようにしてみました。さりげなく入れた文字情報などとあわせ想像(imagine)してもらえないものかしら、と考えたりしてます。
第2クールの作家在廊は金曜日が午後2時(頃)以降となります。土曜・日曜は基本在廊してますが午後1時~5時が確実でしょうか。一番上の画像は"小部屋"(いわゆる第二展示室)の作品です。
