日曜日の01に引き続き、2020年アトリエZen回顧その02である。



2020年のトピックスにはやはり「旧長岡現代美術館の建物の解体除却工事」を挙げておきたい。同ビルについては昨年までも何かと取り上げてはいたが、今年は2月に「今日の旧長岡現代美術館」というカテゴリーをblogに新しく設け、以降、時々立ち寄っては「今日の」(取り壊しの)状況を撮り、アップしていたからだ。アトリエZenの企画というわけではまったくないが、私自身かなりの興味を持って記録していたから年末回顧に入れた。
● 今日の旧長岡現代美術館:
https://atelierzen.blog.fc2.com/blog-category-51.html
これは貴重な記録だと便りにしたためてきた知人が複数おられた。撮ったものを全部公開しているわけでは勿論なく、忙しかったりするとアップまで出来ずに割愛したものもあるけれど、後からバックナンバー見ながら、面白く振り返っている。
別件で10年前の写真データに必要なものが出てきて今週ハードディスク内をあたってたら、10年前2010年に撮影した旧長岡現代美術館が出てきた。それを一番上に掲げてみたが、それ以降10年間、というよりもむしろ1964年開館時以降の半世紀といったほうがいいのか、ほぼ変わらなかった点に改めて注意を向けておきたい。日本で初めて「現代」と冠した美術館が一地方都市に60年代に出来たことは当時の社会状況からも稀有な例といえるが、同時にそれが(早々と閉館したあとも)半世紀に渡りほぼ当時のままかたちを遺し続けたということも更に稀有な例である。下段の2枚は今年撮影のもの(再掲)となる。