今年はマイスキップが20周年だとかいろいろあった年だったが、他に企画「10周年」というのがあり、
長岡小嶋屋CoCoLo長岡店での店内展示“蕎麦×アート”が4月に10周年を迎えている。ということで2020年回顧の05は、長岡小嶋屋での展示企画。
10周年ということでの特別なイベントはしていないが、この機会に10年間の展示履歴をまとめたく、今年blog上に一覧表で記載した。
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10年の“蕎麦×アート” 展示履歴-01
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10年の“蕎麦×アート” 展示履歴-02
長岡小嶋屋でのこの10年ということでは、履歴内にもリンクを貼っているが
「銀座店」でも同様の企画をおこなったことが挙げられるだろうか。また、今年で言えば、CoCoLo長岡店のほかにも、
本店の、通常は宴会用に使われている2階スペースに絵画3点を飾っている。こちらは通年ではなく3か月間の実施で、展示期間中に
マイスキップの連載コラムの中で触れ紹介した。 (4月号にて)
写真は過去記事からの再掲で、上段左がCoCoLo長岡店、右が6年前の銀座ニューメルサ店。下が本店2階・和室大広間の床の間。

2020年回顧-04。
先の03の記事に引き続き、地域情報紙マイスキップ関連、企画特集面の私の担当記事が今年2稿あるのでそちらについて。
その2稿は1月号と2月号。現代美術家・前山忠氏にインタビューし“雪でのアート”についてまとめた
「雪アートに挑む美術家に聞く/雪の魅力、アートの視点」を1月号に、
「私的カメラ散策日記02/大雪長岡の街を巡る」とした写真エッセイ的なものを2月号に書き、共通テーマとして“雪を考える視点”と置いた。


↑ 1月号 企画特集「雪アートに挑む美術家に聞く/雪の魅力、アートの視点」

↑ 2月号 企画特集「私的カメラ散策日記02/大雪長岡の街を巡る」
2月号の私的カメラ散策日記は数年前(企画面の枠が空いていたときを狙って)書いた
「タバコ屋を巡る」に続く2回目で、私的なカメラを“公”的な雰囲気もある当紙の特集に書くに訳を入れたくなり、かつ、今年2月は雪が皆無だった(のに“大雪の写真を載せる”)ことにも言い訳が必要で、まえがきにはそうした執筆理由を書いた。そのまえがき部分を転載する。
1月号の「雪の魅力、アートの視点」のほうはそうしたことを
既にblogに転載済みだから、執筆動機なり概要は過去ログを参照ください。
私的カメラ散策日記02 大雪長岡の街を巡る
大雪長岡の街を巡るという表題にした。のっけから編集事情の話で恐縮だが、月刊紙の常で原稿の締切と発行月とはタイムラグが大きくあるもので、本稿を書いているのは昨年の12月25日。二週間以上前に初雪は降ったけれどその積雪はすでに影もなく、けれど本号が配布されるころは例年のとおり雪も積もってるだろうとそのタイトルで書き始めている。が、大雪かどうかは見当もつかず、だから掲載した雪の写真は今現在のものではなく、ちょうど二年前、2018年2月の長岡の風景である。
この年のこの月、異常なほどの一気の降雪だった。自分自身のエネルギーもすっかり雪に消費されていたけれど、ウエブ上に記していた日記(ブログ)に雪の光景を写真に撮ってよく載せていた。降雪風景をただ撮るだけでなく、視点を変え「変換」を試みたり「雪そのもの」の姿を狙ったりなど、後から見直すと無意識にも雪をいろいろと撮っていた月だった。
そこで手前味噌ながらそれらを本稿で紹介することとしたい。先月の新春号本欄では「雪」を取り上げ、雪アートに挑む現代美術家・前山忠さんにインタビューし雪をどう捉えるかを考える観点での特集をおこなったが、今号はその「雪を多角的に捉える」特集の第2弾と位置づけた次第である。
(月刊My-Skip2月号企画特集/ まえがき部分を転載)
2020年回顧-03として。
03は地域情報紙マイスキップ(フリーペーパー)についてである。現在発行している12月号を最後に、その創刊20周年達成を持っての休刊となった。“休刊”というのは微妙な言い回しだけれど、同じ形態、紙媒体としての月刊発行と考えるならば、“終刊”と捉えてよいだろうと思う。
以下、連載していたコラム「アート日和」の本年分の記事indexを。タイトルのみである。10月号の「
作品記録集の制作」とか展名だけの6月号とか直截的でこだわりの見えない月もあるけれど、タイトルは基本的に気にして、制作Wさんに自分で毎回指定していた。
また企画特集面の私の担当記事が今年は2稿あり、そちらは
次のエントリー記事にしたいと思う。
マイスキップ連載コラム「アート日和」 2020年
1月号:
〔記事広告への記事枠提供のため休載〕
2月号:vol.75 モエダンなるキーワード
3月号:vol.76 雪の現代美術館
4月号:vol.78 今日の旧長岡現代美術館
5月号:vol.79 それは言わない約束でしょ?
6月号:vol.80 どうぶつアート展
7月号:vol.81 垂れ幕で見た建物史
8月号:vol.82 企画者と作家の異なる立場
9月号:vol.83 何かの縁で個展つながり
10月号:vol.84 作品記録集の制作
11月号:vol.85 マイスキップを振り返って
12月号:vol.86 最終回とは言わないけれど
3月号~5月号では3回連続で旧長岡現代美術館の写真を載せている。何かしら載せられたのはよかったが、今年の建物除却工事のタイミングには、自身で持っているコラム内や
blogに書くだけではなく紙面特集として何か違うかたちで大きな記事にまとめればよかっただろうと思えている。
ちょっと取り掛かっていた「40年前の長岡駅近辺の画廊の状況」についてもしかりである。
11月号に載せた「マイスキップを振り返って」は、長期に関わっていたから「振り返る」といっても振り返り出せばキリがなく、内容を絞ったもの。
10年に渡って続けていた「長岡造形大生の活動や作品を紹介する連載」についてはだからそこでは触れられなかったが、最終12月号で回顧する枠を別にとった。毎回写真撮影を頼んでいた学生や関係者への謝意のほか、どういう意図で連載を始めどう進めてきたかといったことを最後に記しておきたかったのである。