ギャラリー湯山/巳巳展×外山文彦展 作家在廊情報
[6月15日更新]
最後2週の在館予定
巳巳…6月18日(土)・19日(日)、25日(土)・26日(日) いずれも在廊。
※ただし2週とも土曜日は午後にギャラリーに到着です。日曜はほぼ終日在廊
外山文彦…6月18日(土)は午後0時から、19日(日)は午後2時から在廊予定。
6月25日(土)は終日在廊。26日(日)もほぼ終日在廊予定ですが開館直後の10:00~11:00は不在の公算も高いです。
遠方からの作家来館には不慮の事故渋滞といった交通事情等もありますので、あくまで予定ということでお受け取り下さい。事前の問い合わせ等ありましたら下記に連絡ください。
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● カテゴリー「
巳巳展×外山文彦展-2022」
ギャラリー湯山「巳巳展×外山文彦展」の会場に居ると質問を受けることも多いが、割と聞かれることのあるひとつに「この2作家の組み合わせはどうして生まれたか」がある。
会場内に掲示し
webにも掲載している「展覧会の挨拶文」には展示の趣旨として「築110年の“古民家”ギャラリーに対し2作家がそれぞれ異なる視点から向き合うこと。スペースが持つここにしかない特性を企画展としてより浮き彫りにさせる」と書いたが、組み合わせ云々といったことは背景を軽く触れる程度で特に詳しくは記していない。観られたかたが企画の成り立ちに興味を覚えるのも、無理からぬことかもしれない。
経緯を記しておくと、そもそもは、ギャラリー湯山の運営委員代表でギャラリー企画を統括する前山さんから外山文彦個展を企画開催したいと打診を受けていたことが発端。だいぶ前に打診されつつすぐ実現せず延び延びになっていたが、二年前に「2022年春に」開催することが決まった。
だから当初は「ギャラリー湯山企画展NO.26 外山文彦展」。しかしその前提で会場下見にと行ってつぶさに見ていたところ、1階と2階との微妙な雰囲気の差異に別軸の展示を上階に置くのが面白いと企画者視点での発想が出た。正確には、巳巳さんがかつて作った立体作品「ぬかづけされた資本論」がこの2階スペースに対し直感的に頭に浮かび、同ギャラリー初となるW個展のイメージが生まれたのである。そこから展開させた計画案を作家および前山さんに説明、快諾をいただき、「異なる視点でアプローチする2人の個展の同時開催」企画となった。なのでDMには「企画協力アトリエZen」の文言を入れさせてもらうに至っている。
巳巳さんの作品はまごうことなき現代美術であること。現代美術というなかでもその手法が外山作品とは対極のように違うこと。新潟ではあまり見ることのない作風であり新潟でぜひ紹介したいと思っていたこと。それらが背景にある。
この2作家について会場掲示挨拶文には以下のように書いた。
「興味深い共通項はあるが、2016年の「地下光学展」(東京・Dungeon)を除けば一緒に活動した形跡はない」
それ以上でも以下でもなく、2人は特に友達付き合いをしているふうでもない。展覧会とは直接は関係しないその点も、面白くは思う。巳巳さんとどう出会ったかについてはちょっと
したストーリーがあるにはあって、会場では質問に応じて答えているがここでは割愛。下の画像2枚は2階巳巳展から。

ギャラリー湯山「巳巳展×外山文彦展」 土曜・日曜の限定にて6月26日(日)まで。
展覧会website;
https://atelier-zen.jp/mimitoya.html
● 過去記事:
カテゴリー “ギャラリー湯山「巳巳展×外山文彦展」”
2022.05.10
2階巳巳展「杢兵衛の部屋」 作家コメント
2022.05.18
歴史/空間、聖と静 - 展覧会広報チラシ (巳巳さん制作)
2022.05.26
1階2階 会場風景 作品内容
2022.06.07
来場者の感想より 外山文彦展-高窓からの気配