
「納戸に設えられた『Landscape』。高窓の外で風にそよぐ木々の気配との対比が見事」との感想をいただいた…と10日ほど前に書いていた。開催中の「巳巳展×外山文彦展」での、外山文彦展に関する記述である。
それはSNS上の簡潔な一言であったが、その後、それを記したkimura氏は自身で運営されているサイトに長文のレビューを書かれたので(氏の了承をえたうえで)リンクを貼ることにした。
「日本の佇まい」というサイトの、「雑記帳」というコーナー
http://tatazumai.c.ooco.jp/zakki/z.html
の中で、2022.06.14:「ギャラリー湯山~巳巳展×外山文彦展」、2022.6.07:「ギャラリー湯山~中門造り考」 と、2項書かれています。
サイト名の日本の佇まいとか、表題の“中門造り考”とでピンとくるかたもいるかもしれませんが、氏は建築のお仕事をされており、2020年に終刊を迎えた長岡の地域情報紙「月刊マイスキップ」では長岡にかつてあった建築物の話題等で連載や特集記事の執筆をされていました。
ですので上記レビューは建築に関わるかたの視点となり、例えば今回の「巳巳展×外山文彦展」では2作家がどう古民家にアプローチするのかという差異が企画上の見所にはなるわけですが、そこをまず建物の「外部建具」の2作家の扱い方(の違い)から論じています。その視点は新鮮で、さすが建築のかただと思った次第です。
画像は本日の在廊中(というより、ギャラリーに着いた直後にすぐ)撮影した、氏が言及した「(外部建具の殆どが開け放たれていて)一般的な美術館のような外部から隔離され機械空調で制御された密室では得られぬ鑑賞空間」の外山文彦展。座敷のほうのゾーン。
ギャラリー湯山「巳巳展×外山文彦展」 土曜・日曜の限定にて6月26日(日)まで。
展覧会website;https://atelier-zen.jp/mimitoya.html
● 過去記事:カテゴリー “ギャラリー湯山「巳巳展×外山文彦展」”
[最終日までの作家在廊予定]