
昨日は(前日に予告の通り)朝イチで長岡小嶋屋CoCoLo長岡店店内作品の展示入れ替えをおこない、そのあとはすぐ燕市に移動、開催中の「弥彦・野外アート展の作家展」会場に。
長岡小嶋屋のほうは本日5日が年に数回しかないCoCoLo休館日ということもあり画像掲載は後に廻し、まずは「弥彦・野外アート展の作家展」の画像を。上は民家ギャラリーで開催されている同展の、2階の和室の光景。
窓にはめ込む障子戸を作品化し、自然光が透過するさまを狙った佐藤郷子作品に焦点をあてている。“白(の障子)とそこに入り込む自然光”はカメラ的には難しい被写体で、だから露出を変え周囲が暗く写り込むようにしてその部分を撮っている。 この部屋には他4作家の作品が展示され画像のような“暗さ”にはまったくないから、その意味ではこの写真は「真」を写してないとなるけれど、でも作品がどう視えたかという観点だと見方は変わる。 「眼で見るものと写真とは違う」からで、それは最近よく言う(書く)ことで、先月制作した冊子にも嘗て書いたものから引用した注釈を入れていた。
「写真映りが悪い」作品だとは作家自身も言い、更には「一期一会の体験」という言い方をしていた。ここは、その時その場にしかない体感型のアートと捉えるべきだろうか。
下の画像、左側の大きな立体は笠原賢悟作品で、右の壁面は外山文彦作品。
笠原作品は少し特殊な形態で、「LOOK!」と書かれた下の部分を覗き込むスタイルになる。 上部には外山作品が反射で写り込むが、作品をそう阻害することなくむしろコラボレーションを愉しんでいるかのようで、氏も「いい感じ」だとSNSに書かれていた。

こちらは、2019年迄20年に渡り(ビエンナーレとして10回)開催されてきた「弥彦・野外アート展」の資料展示の部屋。2階の洋間の一部屋が宛がわれている。

