エックス展vol.12、昨日終了しました。
会期中は会場に詰めていたのでその分日々の時間は押されるわけでして、日常業務はやはりタイトになっておりました。blogは展覧会の広報だと思って日々アップしてましたが、押されたものへの対応は今週するので、展覧会は終わったと言ってもタイトさはまだまだ続きそうです。エックス展でのこれまでに載せていない画像もいくつかアップしたく思っていますが、ですのですぐというのも難しく、近日ということになりそうです。
そんななかで挙げたのは、 先日「カメが展覧会を見ていた」と小野澤さんの作品(の一部)を載せましたがそれに対しての「カメは見られていた」(誰に?杉崎那朗さん制作の鉄彫刻の女性像「夜の湖畔」に)という図。意味はあんまりありません。
さて昨夜が(第1シーズンの)最終回だったフランスのテレビドラマ「アストリッドとラファエル-文書係の事件録」。録画していた、「五線譜の暗号」と題された最終回を見ました。前週の第9回「消えた遺体」も出来がすこぶるいいと思っていたけれど、さすが最終回とあっては力も一段と入るのか、それ以上の秀逸ぶり。冒頭数秒すぐ発生し、犯人の顔もそこで呈示される殺人事件はやはりトリッキーだったけれど、全体の構造をシンプルにしている分、アストリッドとラファエルの互いの、お互いに対しての心理描写というのか人物描写がよく巧妙な伏線も映えます。映像も綺麗で、例えば物語最後のほう、殺害された(アストリッドの)後見人の遺体安置室にアストリッドがひとり向かう1シーンで、木の枠越しに見るところはフェルメールの絵画を思わせるようでした。
最終回と言えば、以前書いていた連続テレビ小説「ちむどんどん」がエックス展の終盤に最終回を迎えていた。会期中は朝の時間特に忙しくてテレビを見るなんて感覚はないものの、連続テレビ小説を見る習慣はまったくなかったのに見始めたこともあってか、時計代わりにとりあえずテレビをつけっ放し。最終回なのに妹が原因不明大病の入院シーンが続き、残り時間わずかなのによくわからない展開してるなと思ってたら、1~2分後には何十年か経ったようで気付いたときには全員白髪頭になっていた。妹が死ぬかもしれないときになぜか海に行っているシーンが横目に見えていたから、浜辺で玉手箱でも拾って開けちゃったんかいねと昼の再放送を録画予約入れた。
録画みなおすとフランスドラマとの密度の異なりは置いておいても、原因不明の病気は原因不明で全快(体が弱い設定だったはずが風邪さえもひかない)しているし、タクシーの無銭乗車はしてたしで、別な意味での“さすが”の最終回、最後まで一貫するかのような流石ちむどんどん品質でありました。
(2022.10.03 pm19:30)
●2022.10.05追記 バッハとカート・コバーン