2022年回顧シリーズの最後として、その「05」。
アトリエZenの企画展。本年は3つ、それぞれ簡潔に記しました。
エックス展 vol.12
2022年9月24日~10月2日/会場:長岡市美術センター
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エックス展 vol.12 website
参加作家/
ibohashi(イラストレーション)、小野澤七星(絵画)、品田朋香(絵画)、杉崎那朗(彫刻)、鈴木千歳(版画)、角屋幸(書)、高木秀俊(立体)、田中あかり(絵画)、 田中詩穂(身体表現)、塚田晶子(立体)、土屋政志(ドローイング)、鶴水亜里沙(切り絵)、頓所康則(イラストレーション)、永田紗和子(写真による表現)、新田紘平(現代アート)、nezi(イラストレーション)、馬場隆志(写真)、藤原琳(写真)、南山陽子(陶土による立体作品)、望月千暁(油彩画)
●会期中イベント/
パフォーマンス:田中詩穂
エックス展 vol.12

角屋幸個展 様様-samazama-
会期:2022年1月15日~1月25日/
会場:maison de たびのそら屋(長岡市)
角屋幸個展 記事indexページ
●出展作品の1点を秋に、抹茶茶房「夏目庵」(見附市)へ同店の6周年記念として飾りました
https://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-6523.html
巳巳(mimi) 展×外山文彦展
2022年4月29日~6月26日/会場:ギャラリー湯山(新潟県十日町市、松之山)
ギャラリー湯山企画展(no.26)として開催
巳巳(mimi) 展×外山文彦展 website
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東京在住
現代美術家巳巳氏を招いての、古民家空間をも駆使したW個展企画 [
企画趣旨]

巳巳展

外山文彦展
巳巳展/郷土の歴史、民俗学的な観点からアプローチし展開する巳巳は、この地域にかつて頻発していた地すべりを作品テーマに設定した。2階の3部屋全体を「杢兵衛の部屋」と題し、昔、地すべりを鎮めようと自ら人柱になったという村人・杢兵衛の伝説をモチーフに、インスタレーション作品を構築。 [
作品“杢兵衛の部屋” 作家コメント]
外山文彦展/古民家建築に既存の“もの”を作品要素に組み込み、囲炉裏、床の間の存在自体を作品化するほか、インスタレーション、絵画、レリーフで構成。作品の素材は鉄板、建材ボード、和紙、麻布など。
ラ・ボントーンの店内展示作品を本日入れ替えてきた。2023年は
中川采花さんの「果実たち」と題した写真作品でスタートすることにしており、今日30日の同店年内最終営業日(の夕方近く)に入れ替えに行ったわけだ。展示期間は新年初売りに合わせ1月4日~と案内しているので、展示風景のアップはフライングせず来年にとします。上に貼った案内は中川さん自身による制作です。
さて、その年毎に私の企画に関連した「(その年を)回顧する記事」を年末に書くのが恒例になっているが、今年は開始が遅れに遅れて、まぁそれも恒例という気もするが、
今週26日にようやくスタートしている。今朝はその第4回の
「弥彦・野外アート展の作家展」についてだったが、記す際、意外と失念していることもあったりするからとblogにどんなこと書いてたかとパラパラとバックナンバー見ていたら、
NHKの連続テレビ小説なる朝のドラマを見る習慣はないとわざわざ書いてみたり、なんだかテレビドラマについてやたらと書いてたなと改めて気付いた。今年は久々に嵌ったドラマがあり、それゆえということもあろうか。そのフランスのテレビドラマ「アストリッドとラファエル-文書係の事件録」についてこまごまと書いてたからと、メモとしてindexを。
2022.08.23
ステレオタイプからはできる限り遠く
2022.09.26
休館日とフランス人の正座
2022.10.03
五線譜の暗号、“流石”すぎる最終回二つ
2022.10.05
バッハとカート・コバーン
NHKの同番組のサイトに
広報用のインタビュー動画がある。主人公のアストリッドを演じたサラ・モーテンセンへのインタビューを見ると、アストリッドを演じるうえで「自閉スペクトラム症の人や関係者に対して誠実に表現する」ことを大切にしていると語っていて、印象に深い。脚本家の「『自閉症の天才』といったステレオタイプからはできる限り遠いものにしたい」という考えと合わせ、キメが細やかだと思う。
blog「年末回顧記事」のほうはあとひとつ項目が残っていて、それは最後、明日の大晦日にアップする予定です。
新年三が日はblogをお休みいたします。
(2022
12.30 pm20:00)
弥彦総合文化会館前の110段もの階段広場を活用しての「弥彦・野外アート展」は、2001年からビエンナーレで開催され
2019年の「ファイナル・ステージ」をもち終了となったが、同展には私も企画側として割と初期の頃から参画していた。今年燕市のgallery SAIで同展の資料展示も含めての「弥彦・野外アート展の作家展」が開催されたので、2022年“回顧”のひとつとして挙げておきたい。
会場の
gallery SAIは、同野外展を牽引し代表および事務局長を務めた彫刻家・霜鳥健二氏が今年(民家をDIYでリフォームして)開設した民家ギャラリー。開廊初年度の企画展として(
氏自身の個展にひきつづくかたちで)二番目に開催されている。
展覧会終了後に記事のindexページを作っているのでそちらへのリンクを下に。画像は
オープン記念展「霜鳥健二展」に訪れた際に撮ったギャラリー入口部分の光景。
outdoors-indoors 「弥彦・野外アート展の作家展」2022年8月26日~9月11日/gallery SAI
記事index:
https://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-6534.html

記事内容を細かく分けカテゴリーを細分化していくとキリがないので最近は避けているが、そのなかで今年はこのblogの“カテゴリー”に
「佐藤秀治氏のレビュー」という項目を新たに追加した。私が氏の評論に深く接したのは2000年代以降になるが、長岡でも新しい美術の動きが目立ち始めていくなかでの氏の批評活動や執筆活動に敬意を表してのことである。
今年アップしたのは以下2稿。年内にもうひとつはと考えていたが、時間的にちょっと無理そうで、それらは来年になりそうだ。
[
佐藤秀治氏のレビュー/記事index]
2022.11.03
蔵ISM・クライズム~蔵の中での現代アート●2004年9月14日 新潟日報文化欄に掲載
2022.11.27
蔵・展―5人の手法●2003年9月1日 新潟日報文化欄に掲載
2004年の蔵ISM・クライズム展のレビューには「近年では広義の現代美術が市民権を獲得しつつある中…」とあり、「獲得している」では決してなくて「しつつある」という、いま読み返すと約20年前当時の状況が思い起こされる。
大地の芸術祭が始まったのは2000年で、同芸術祭のスタート当初は「(広義のであっても)現代美術が市民権を得ていた」とは必ずしも(それどころか地域によっては“まったく”)言えなかったという、いまの大学生くらいの年代だと「えっ?そうなの?」と思うような歴史の流れみたいなものも見える。
さて画像は氏の、評論に関してではなく“作家活動”に関してのもの、その作品をひとつセレクトした。今から15年前、2007年11月30日~12月2日に長岡市のギャラリー・イーズで開催された
佐藤秀治展「“「視る」ことのエンパワーメント・SE” でのインスタレーションである。一番下の画像は作品現場制作中の一枚で、写っているのが佐藤秀治氏。


2022年Zen企画回顧の「02」です。
今年は外山文彦個展の記録冊子を作成しています。
外山文彦 個展2022- ギャラリー湯山企画展No.26「巳巳展×外山文彦展」W個展企画に於ける記録 -
A5版オフセット印刷、オールカラー20ページ/無線綴じ製本/
頒布価格500円
発行:アトリエZen、発行日:2022年8月26日
●内容等ご案内:
https://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-6514.html
上記リンク先に「文章の収録に力を置いた」と記していましたので、いま文字数を試しに測ってみたら全部で16,400字を超えていました。400字詰原稿用紙換算だと41枚超えで、よく書いたものと思えています。「あとがきにかえて」と文題を付けて書き下ろした“あとがき”は、後からblog上に全文掲載しています。
https://atelierzen.blog.fc2.com/blog-entry-6611.html
また、掲載した画像の数は、
印刷に廻す直前に差し替えた表紙の“ギャラリー夜の外観写真”を含め40点。外観夜景は、このギャラリーは(都市部とは違って)立地上も夜に訪問することはまず無いので、貴重と思って入れ込んだ次第です。blogのほうには4月24日に別の1枚を
「作品展示作業初日(の夜)」として早々にアップしており、採用した表紙写真は載せてないです。
当初「霊媒探偵・城塚翡翠」として始まったテレビドラマは途中で「invert城塚翡翠倒叙集」にと変わり、昨日はその最終回。もはやワクワクして一刻も早く見たいという感覚は失っていて、録画したものをようやく視聴。
「信用ならない目撃者」と題された回。先週が“前編”で、その初っ端、探偵社社長が依頼者に対して嘘の報告をしそこから展開させる一連のシーンは、まんま刑事コロンボ「指輪の爪あと」と同じで、その後出てきた、目撃者に対して犯人がアクションをとりその証言をあやふやにさせるなんてのは、同じく刑事コロンボ「ホリスター将軍のコレクション」を彷彿させていた。
だからまさか、昨日の後編の最後の謎解き部分までもがコロンボで、「5時30分の目撃者」と同じとなるとは思わなかった。目撃者は(酔っぱらってたりで)結局目撃者ではなく、目撃者をそのとき目撃した犯人自身が真の目撃者であったという逆接のオチである。ここまであからさまだと勿論作者的には意図してコロンボを組み合わせていると思うけれど、でも私にはオマージュという感じはあまり受けず、模倣とか剽窃とか引用とかの言葉もあるが古畑任三郎ティストがちりばめられていることも含め、もしも綺麗に言うのだったらコラージュとでもなるのだろうか。
面白くなることを期待しつつしばらくは見ようとは思う…と初回放送時に書いていた。たしかに最終話は、「倒叙式」ミステリーだと言ってきたことを逆手にとるような仕掛け(叙述トリック)だったり見応えとしてはあったのだろうけれど、ミステリードラマとしてのその期待は初回から高まることなくそのまま終わったというところか。まぁ翡翠(清原果耶)と真(小芝風花)のコンビはコミカルな味もよく出ていたし面白くあったから、よしとしている。
最後に真が「いつか、あんたのことを教えてよ」と、謎に包まれるような翡翠に対し言ったけれど、
わたし的にはそう言っている千和崎真も謎で終わったよなと思っていた。どちらかというなら気にかかるのは千和崎真のほう。かつて優秀な探偵だったとか何だとか、他者が匂わすかたちで断片的には出ていたけれど。
さて画像はそんなこととは全く関係なく、窓ガラスの水滴。
年末恒例の「今年のアトリエZen企画の回顧」をやろうと思い、はて昨年はどのようにまとめていたかと見てみたら初回から番外編としていて、第一回に「
いきなり番外編でmaxときから」なんて表題をつけていた。
それに倣うわけでもないけれど、今年も私の企画した展覧会ではないものから。
7月以降群馬によく行っていて、なんだかんだ書いていたからと群馬でのindexを最初に記そうと思う。
群馬が続いた理由は、
前にも少し書いているが、群馬県中之条町の
中之条ビエンナーレへの出展をはじめ中之条町に縁が深く同地に知人友人の多い現代美術作家巳巳さんとの企画を
今年ギャラリー湯山でおこなったことがやはり大きい。その
ギャラリー湯山の展覧会には中之条ビエンナーレからの作家ファンや関係者が多数来場されたほか同地の展覧会情報ももたらされ、簡潔に言えば刺激を受けて足を運んだわけである。画像は温泉郷クラフトシアター、飯沢康輔展会場での巳巳さんの演奏パフォーマンス風景。
群馬探訪 index
●中之条/押入れ百貨展
2022.07.25
押入れ百貨展
2022.07.31
作品“しかばね百貨店”への追記
2022.08.03
ギャラリーと美術館巡り散歩記憶の部分 (押し入れ百貨展の会場写真1枚)
余談:
2022.07.27 会場付近を散策中の光景
●中之条(四万温泉)/温泉郷クラフトシアター 2022
2022.08.01
ルルド“屋上”での「音響詩/巳巳」、あるいは屋上ではない屋上について
2022.08.04
巳巳による音響詩 Sound Poetry Performed by MiMi(ユーチューブへのリンク)
余談:
2022.08.18 三色の分割 (さんさんばし)
●中之条/拝啓、うつり住みまして
2022.11.20
「拝啓、うつり住みまして」展とターコイズブルーの湖面
2022.12.09
ダンボールが変容するプロセス/飯沢康輔作品から
余談:
2022.11.22 四万温泉
●高崎/
2022.12.13
伊藤昌美作品集-ある風景-
余談:
2022.12.18 街の風景(山のかたちではなく雲に)
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