10月1日から
ギャラリー空華(群馬県高崎市)で開催する「柴山明子+外山文彦展」に関し。
この作家組み合わせは2013年に横浜でおこなっていて、そのときの、8年前となるDMが2人とも現在の作風との違いがあって(個人的にとても面白くて)ここは対比してみようかなと以下掲げてみる。担当したデザイナーはそれぞれ異なるのだが、いずれも左に外山作品、右に柴山作品の配置。背景に白と黒、一方は薄い2色のブルーというように、2色をひいて作品を際立たせるのも共通している。

2015年 art Truth/横浜

2023年 ギャラリー空華/高崎
2013年(横浜・art Truth)展のDMでは、宛名面に2作家の紹介として
「
墨と顔彩を使い 記憶の世界を柔かなタッチで描く柴山明子と
麻布を使い 素材自体のもつ色を生かして絵画表現を展開する外山文彦」
と入れている。当時柴山作品は墨を使った作品が中心だったが、現在は自由に画材を使い、アクリル絵具での絵画やコラージュなどもおこなっている。
外山作品の現在は和紙を使ってのミクストメディア(絵画)となっているが、この文面に「麻布を使い素材自体のもつ…」とある
CANVASシリーズも今回2点ほど合わせて展示する。CANVASシリーズの展示は画廊企画ゆえの画廊オーナーからのリクエストが発端にあるけれど、近年(2019年以降)同シリーズの新作がなくなったら私の思う以上に周囲から「また観たい」という声が届くことも背景にというか、動機のなかにはある。

昨日は新潟市。秋葉区文化会館ホールでの
舞踊公演「始まりの響き、終わりの祈り」を観てから、この日が最終日のアートギャラリー万代島「
霜鳥健二展 HAOTO」と、上大川前通りのノ縞屋での「
伊藤希代子展 Moment to Moment」にと廻る。
この日は会場外観をそれぞれ撮ろうと思っていて、上から順番に。
霜鳥健二展会場は万代島ビル2階(朱鷺メッセ)にあるが、この日の朱鷺メッセでは「なにわ男子」のコンサートが開かれていて、周辺は凄まじい混雑ぶりだった。コンサート会場用のエントランスには入りきらず同じフロアにあるギャラリーの前の通路も(ギャラリー入口前をさすがに避けながら)若い女性が密集。そもそも駐車場に停めるのさえかなりの困難さで、後から朱鷺メッセのwebsite見たら、事前に「(この日は)
万代島駐車場及び周辺道路の混雑が予想される」と記されていた。大きな駐車場があっても大きなイベントがあるかもしれないから、日曜祝日に(特に遠方から)行くときは混雑予想の事前確認は必要という感想。ノ縞屋のDM地図には「路地くぐる」なる一風変わった文言があり、3枚目の画像は、通りからのその「くぐる」ところ。くぐった先にある伊藤希代子展は9月11日(月)まで。
余談的に書いておけば、朝出かける前は施設(画廊)を真正面から狙うような、いわゆる直球な、画廊は展示の雰囲気も伝わるような会場外観をと思っていたのだが、3つとも(混雑だとかそれぞれ別の理由があって)あまりストレートではなくなった。偶然の一致ではある。