先月14日に「柴山明子+外山文彦展(at TAKASAKI)」が展示終了し、そのあとに追記をしようと予告もしてたのにカツサンドの話しか書けてなく、11月になった。
書こうとした内容とはぜんぜん違うけれど、そういえばといま思ったのは、同展の在廊中「柴山さんとはどうやって知り合ったか」なる質問があったこと。「(だいぶ以前にあった)長野県の小布施でのお寺のアート展に柴山さんも出展していて、そこで出会った」と応えていて、それが何年前だったかはすぐ出てこなくてウヤムヤな言い方をしていたが、記録見直し2008年のこととわかった。キリよく15年前である。
2008年4月18日19日開催の「第5回 境内アート 玄照寺」。
柴山さんは長野県の作家から話を聞いての個人参加。 一方アトリエZenとしての参加は、新潟在住作家・佐藤郷子さんから「ユニット作って一緒に出展しよう」と誘いを受けたもので、彼女が当時「bun bun」なるシリーズ作品を展開していたからそれとあわせるかたちで、出展ブース名は「アトリエZen+bunbun」プロジェクト。何人かの作品を借り受けての参加である。
このときのアトリエZen+bunbun projectのフライヤーを、情報紙の編集をしていたYさんが作ってくれたのだがフライヤー自体は現存してなく、記録用に当日の展示光景と共にカラーコピーしていた1枚が残っているのみである。カラーコピーの具合で写真に撮っても少々見辛いが、思い出しついでに下に貼ってみることにした。このときの出展は、
笠原もなか[木]/ごんだらあやこ[ワイヤー]/ササキアイコ[銅]/佐藤秀治[石]/佐藤郷子[bunbunシート、鈴]/外山文彦[鉄板] (※[ ]内は作品の素材名)
の6名であった。

このとき情報紙のコラムに載せようと、この出展のことを書いている。
長岡発の地域情報紙だという建て前から長野県のことをそのまま書くわけにもいかないと、故・羽賀善蔵氏が始めた長岡「一枚文学の会」に掛け合わせ、意図的にユルユルに(字数数えながら面白がって)書いたのだけど、校正ゲラまで出ていながら土壇場の編集事情で掲載とりやめとなっている。その幻の原稿を、こちらも思い出しついでに下に。
「ミニ」アート日和 art-47(幻) 月刊マイスキップ 2008年4月号掲載用として執筆
しばらく連載を休んでいたが、先月は突然復活登場。実は書く予定にはなかったが、編集時の誌面割りのなかで見つけた小さな空きをこれ幸いと、急遽“ミニ版”をこしらえた。スペースは、せいぜい原稿用紙1枚の400字。1枚きっかりで書くという「一枚文学の会」が長岡にあるが、それみたいだ。
さて。先月予告もしたが、今月は長野・小布施町でのお寺のアート展に出展する。ここでは場とコラボレートする現地制作作品の予定で、だからどんな作品になるか本人もわからないまま。当日は会場のどこかにいるはずなので、偶然出かけたかたはどうぞお声がけ下さい。
そういえば「一枚文学の会」には、知人の美術家Sさんが最近入会し、ホームページで見つけた同会の「のうてん鬼ジャーナル」も読んでみた。短い文章は密度が高い。本稿の密度のなさとはえらい違いで、うっかり「それみたいだ」と書いてしまったが後の祭り。しかし、字数だけはきっかりこれで400字。