同展に関していくつか記してきたが本稿でこちらもファイナルとなろうか。
画像はギャラリー湯山で開催されてきた企画展の記録集。毎回展示毎に印刷制作されており、和室テーブル上に一堂に呈示されている。


2016年開催の「前山忠の視界」展の表紙の作品写真に特に目を見張っていた。2016年だと他仕事が猛烈に忙しかったときでこの展覧会を観れていないのだが、それがとても惜しまれるほどこの「床の間」の作品に興味を魅かれる。土壁にある“既設の”富士山みたいなモヨウをも取り込み、床の間全体を作品にしたと思われる。味わいのある影もよく、写真ではなく実地で見たかったという感想を持つ。
この床の間の土壁でいえば、 何も展示しないそのままの状態でも絶妙な偶然のモヨウが面白く、その点を昨年の展覧会で何か書いてたかなと思ったら、 blogには巳巳展の感想の最後に「座敷の『床の間』の土壁にはもっと存在感のある“モヨウ”がある」と一行触れた程度で、記してたのは後から編集した冊子のほうだった。
「(FINAL展に関し)いくつか記してきた」と先に書いていたからと記事のindexを以下。
また10年前2013年に開催された「舟見倹二の世界展 at ギャラリー湯山」のリンクも貼っておく。和室の戸襖は(建物の変形により)近年ずっと取り外されたままになっていたが、初期にあったユニークなデザインの戸襖がが写り込んでいることで貴重かもしれない。
ギャラリー湯山「FINAL」展 記事index
2023-09-26 企画展FINAL/展覧会案内
2023-10-20 展覧会の概要と予測
2023-10-24 会場に掲示されていた挨拶文
2023-10-27 6年前の情報紙特集記事「ギャラリー湯山 現在の座標」
2023-10-30 ギャラリー湯山の風景
余談/2023-10-25 海風と800m(向かう道中の車中BGM)
ギャラリー湯山 外観 (玄関側)
※この画像は昨年7月7日の記事からの転載