2012年を回顧する、なんてテーマで書こうとするならこんな年の瀬ギリギリでなく、新聞各紙みたいに早くから計画的にやるべきなのだけど、まぁ今年最後ということで今年スタートした企画からひとつ回顧的に。

今年4月から銀座の長岡小嶋屋でも「蕎麦×アート」と題した店内展示を始めましたが、ちょうど昨年の今ごろは、どのようにするとよいか長岡小嶋屋の店舗開発担当氏と打ち合わせを重ねていた頃。当初はもう少し後からスタートさせる計画でアイディアやプランを出して検討を続けていたのですが、春先の内装リニューアルと同時にスポットライトなどの設備も新設してもらうことが決まり、そのリニューアルオープンにあわせてのスタートとなったわけです。
この1年、
信田俊郎展、
柴山明子展、
島倉哲郎展と3つの展覧会を続け、おおよそのかたちも作れたのではないかと思います。来年度の展示スケジュールもすでに決定しています。
コンセプトとしては、「新潟の食と蕎麦」が売りの店だから「新潟に関わる作家」の作品で店内を彩ろうというもの。小品7点ほどのささやかな展示ではありますが、美味しい蕎麦とともにアートなひとときも気軽に楽しんでもらえればと、画廊や美術館とはまた違う「アートの楽しみ方・活かし方」のひとつの提案でもあります。
■ 同店の展示予定は新年1月3日までが島倉哲郎展、1月4日から
吉川弘展となります。