TVドラマはほとんどまったく見ないのだが年に一度くらい何かの拍子にはまってしまうものがある、なんて、「33分探偵」にハマっていたころに書いていたことを思い出した。
最近ひょんなことから、フジテレビ系の日曜夜ドラマチックサンデー、「dinner」にハマってしまっているからだ。
ふだんテレビはまったくと言っていいほど視ないのになぜ「何かの拍子」が出るかというと今回は、辛口でならすある料理評論家が別の評論家(カリスマブロガー)の批判(批評)をしていたことがきっかけ。テレビドラマそのものはイタリアンレストランを舞台にした群像劇で、その第3話では、レストランに袖の下を要求する真野響子演ずるカリスマ評論家が出てきてそれがモチーフとなっているのだけど、それは(特徴的な服装から)実在するそのカリスマブロガー〇○さんがモデルではないかという指摘と評論家批判がなされていた。
評論家というのは文字通り「評論する」立場であるのだけど、逆に自らの論を通じて「評論される」立場でもあるわけで、指摘するブログを読みながらそうした「評論家論」の観点からも興味深く思ったわけである。で、その第3話がデイリーモーションで見れるというので↓
http://www.dailymotion.com/video/xx2nkj_yyyy-3_shortfilms?search_algo=2#.USIFYh19CSp
ちょっと試しに観てみたら、ところどころコミカルな味が生きつつ伏線のしっかり効いた脚本、キャストの面白さなどで見事にはまってしまった次第。芸能界に詳しくなくてこれまでよく知らなかったが、主演女優でレストランの若い支配人役を演ずる倉科カナさん、なかなかうまいですね。
真野響子が演ずるカリスマ評論家であるが、それにしても、冒頭の登場で真っ赤な洋服を着て出てくるあたり、制作側は相当な確信犯に思うのだけどどうなのだろう。
飲食店を舞台にしたドラマというのはもともと好きで、子どもの頃、やはり洋食店を舞台にした「ちょっとマイウェイ」という番組をよく見ていた。
桃井かおりが主演でそれはよく覚えているものの、他は、「かつて見ていた(はず)」ということだけが記憶に強く残り、具体的な内容はほとんど忘れてしまっている。相当な昔だし子供の頃だから当たり前か。ただ、音楽は荒木一郎が担当していて、そちらのほうは割と覚えているから面白いところ。挿入歌としてひたすら頻繁に流されていた「ラジコンブルース」が特に好きだったのだが、それはいまだソラで歌えるほど。
ちなみに同曲にはアップテンポのものとスローテンポのものとツーバージョンあり、私が好きなのはけだるく歌うスローバージョンのほう。と言われても、今では意味もなさないだろうけど。
ちょっとマイウェイ
http://www.youtube.com/watch?v=N_RdWWOiC6U
「dineer」のほうに話を戻すと、昨日の日曜日は第6話(?)が放映されていたので観たのだけど、これはちょっと脚本が甘すぎる感じ。前回も前々回もよく出来てたから、余計にそう思うのかも。話としてはまぁ楽しめたからいいのだけどね。