たぶん、朝食の味噌汁やらおかずやらの塩味が珍しくそろって効いていたから、塩辛さが無意識に口に溜まり、その反動だったんじゃないかと後から思ったが、三谷幸喜の脚本にもたしかそんな話があったことを思い出した。

古畑任三郎の初期バージョン、笑福亭鶴瓶が犯人の回。辛いものを食べたらそれが辛すぎて甘いものが欲しくなり、甘いものを食べたら食べたで甘過ぎて辛いものが欲しくなり…という田村正和が演じたギャグであったが、推理ドラマの本筋とは関係ないところで笑いをとっているのかと思いきや、それがしっかりエンディングの伏線になっていたから脚本の妙だった。
その回自体、推理的には細かく見るとなにか欠陥があるらしく、本格的ミステリーマニアの意見はまた違うらしいが、コミカルさの生かし方も好きでわたし的にはいい作品だと感じていた。携帯電話もまだ普及されてない時代の作品、犯行に使われたワープロやfaxが重要な意味を持つが、いまとは機能が相当に劣るシロモノだから、いま見れば???となるかもだけど。
さて、銀座の長岡小嶋屋の展示入替があるから、週明け早々の月曜は東京出張である。 当初は1泊(あるいは奮発して2泊くらい)して、森美術館の会田誠の最終日に間にあわせ、ついでにそれらなどなど観てこようという計画を目論んでもいたが、時間の確保がどうにも難しくなって断念。あえなく日帰り強行軍である。
下は昨日撮影した寺島のコメリと原信。なんだか生活臭がなくパース図のような雰囲気もあるけど、リアル写真である。

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