

さて、この「エックスの文字をキー」ということでいえば、高校生のときに熱心に読んでいた推理小説のシリーズ、エラリー・クイーン「Xの悲劇」があり、それを思い出す。
詩人・田村隆一が訳した角川文庫版が好きだった。昔から妙なところに凝る癖があったようで、わざわざ他社の訳本を見てその訳し方を比較し、「さすが詩人、訳が格好よい」なんてその頃言っていた記憶まである。 カバーデザインのエックスも雰囲気があってお気に入りだった。
でも、いまアマゾンを見てみたら、この田村隆一版は廃版のようすで、いつしか訳者も替わっている。田村版は全巻(といってもドルリーレーンのシリーズは4冊だけど)手元にあるからこれは希少価値が増すかいなと思ってみたものの、新しいカバーデザインのなんとも安っぽい変わりかたを見ると、なんだか残念。
エックス展Ⅳ art show ~若きクリエイターたちの自由表現~
●第一会場(新潟市美術館ギャラリー):7月13日(土)~15日(月・祝)
9:30~18:00(ただし初日は13時スタート、最終日は16時終了)
●第二会場(小羊画廊) :7月11日(木)~15日(月・祝)
11:00~18:00(日曜は17時終了、最終日は16時終了)
- 関連記事
-
- 7月になりました (2013/07/01)
- エックスをキーにしたデザイン (2013/06/27)
- 宮本寿恵子・さいとうようこ展と10周年のギャラリー (2013/06/26)