
背景の右側に描かれているのは、取り壊しが云々されている旧長岡現代美術館の建物で、特徴あるデザインの手すりや存在感のあるコンクリート柱とともに、斎藤義重氏制作のレリーフの一端も記されている。先日、作者の野田さんと会った際、「さりげなく描かれたそうした背景も街の記憶というか、記録としての意味がまたあるよね」といった話をした。この旧長岡現代美術館が解体されることを想定して話したのだけれど、他の作品(「はなや」だったかな)でたまたま背景に入れた古い木造家屋は、スケッチしてまだ日もそう経ってないのに「取り壊されて更地になってしまった」と野田さん。なんだ、もうすでにそうなってるのかといったところ。
● 野田英世スケッチ作品は来年1月末日まで 長岡小嶋屋CoCoLo長岡店に飾っています
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