
信号待ちで停まった車中から、なにやらポスターが貼られているのに気がついた。画像だとよく見えないが「悠久祭」と書かれている。今日明日と、長岡大学の大学祭のよう。
彫刻家・霜鳥健二さんの「1.6ミリ」と題した個展に行った。一昨日の話。
タイトル通り1.6ミリの薄鋼板が素材。鉄彫刻とすると異例な薄さで、鉄は固いというイメージを反転させた、ある意味グニャグニャとしているもの。でもそうでありながら「鋭さ」もそこに同居し、その絶妙なバランスで成り立つグニャグニャ感はやけに美しい。「鋭い感性は柔軟な思考が必要」であることを、「ギラギラ光るナイフは柔らかくグニャグニャしてなくてはならない」と表現した故・五十嵐祥一さんの言葉を思い出した。

右は、来月から笹川眼科院内展示スペースに飾る予定の島倉哲郎さんの作品。いまも現役で活動する長岡在住の画家だが、今回はあえて1960年~70年代に描いた風景画作品を飾ることにした。新しくした額装が出来あがってきて、(なんちゃって撮影ではあるが)写真におさめてみたので掲げてみた。
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