
昨日は長岡市立劇場での「くるみ割り人形全幕公演」に。
長岡に拠点を置く「地域にバレエ・ダンスアートを育てる会(旧称:ダンスアート上演実行委員会)」と「Kダンスアカデミー」の、ともに設立15周年を記念しての公演で、東京フィルハーモニー交響楽団の生演奏という豪華版。
設立15周年記念公演と銘打っていますが自分のことに直すと、私自身は10年前の中越地震がきっかけで同会の公演に関わるようになり、ブログラムの編集やデザイン等に以来ずっと携っているから今回ちょうど10周年。そんなことも感慨深いところで、舞台を楽しんできたというわけです。ということで画像は、昨日会場で販売されたプログラム(公演カタログ)に一覧で記載した、同会のこれまで活動と公演のまとめページを。

今回の公演は前評判もすこぶるよく、試しにここ数日のアクセス解析を見てみたら、この公演を検索して当blogに来られたかたもかなり多いようだ。なので今回制作したプログラムに関して裏話的なことをひとつ書いておきますと、バレエ公演カタログですので私自身の“直筆の画”みたいなものは載らないのが常なのですが、今回、印刷入稿直前の最後ギリギリのところで一箇所だけ加えています。
と言っても「絵」ではなく、会の前代表のかむろ真鶴さんの「あとがき」的なメッセージで締めた最後のページの、文章を囲むグニャグニャの線がそれ。「きちんとした直線ではなく、なにかやわらかい線で囲んでほしい」との要望に、素材集探してくるより自分で書いちゃえと、手元にあったペンで即興で書いたものです。絵ではなく絵みたいな線というわけですね。描画時間は3秒。
もちろん下書きなどするわけがないし、練習もしないから、一発描きです。描くときは、3秒間といってもそれなりに(かなり)緊張して臨みますが、傍目にはただ無造作にサっと書いているとしか見えないはずだから、蛭子さんが言っていた「緊張しながら、いかに力を抜いて描けるか」という極意そのままといったところでしょうか。
このグニャグニャした線はblogにはあえて載せませんが、当のかむろさんからも気に入ってもらいました。また描いたときは別に意識してませんでしたが、結果的には個人的10周年の記念に自分の足跡(直筆)もプログラムにちょっと含められたということで、なかなか気に入っているところです。「裏話」といいつつ、あまりに裏すぎる話ではありますが。
さて下の画像は、公演中の写真は撮れないので帰り際に撮った長岡市立劇場外観と、地域にバレエ・ダンスアートを育てる会のblogからの借り物の、公演前舞台風景。


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